ひとつめは、今回発表されたETERNUS DX S3 series はすべてのモデルで、最新の高性能CPUを搭載しているのだ。例えば、ミッドレンジクラスの DX600 S3は従来機種の4コアから10コアにも増えてるんだ。
10コア!? そんなに増えたんですか?
そうなんだ。DX440 S2のCPUは4コア搭載、DX600 S3のCPUは10コア搭載と、単純にコア数だけを比較してもこんなに違うのだ。
DX440 S2では、あらかじめコア毎に実行可能なタスクを割り当てている。最初からできる仕事が決まっているので、例えば手が空いているコア0がフル活動しているコア1の仕事を取って代わることはできないのだ。
それって、コア0がサボっているからCPU全体の性能も上がらないんじゃないですか?
サボっているかは別として、まぁそんなところだな。あるコアが100%の稼働率でも、あるコアが50%の稼働率だったりすることもあって、これではCPU全体の最大性能を発揮できていないのだ。
なるほど、見えないところでそんなことが…。あ!それじゃあ、最新のDX S3では改善されたってことなんですか?
ふふふふ。そのとおり。最新機種では、マルチコアCPUの性能を最大限引き出せるよう、制御プログラムを最適化することによって、SMP(Symmetric Multiprocessing:対称型マルチプロセッシング)技術を取り入れ、すべてのコアで全ての仕事を実行できるようになったんだ。
掲載日:2013年11月27日
卓越したスケーラビリティと高性能・高信頼テクノロジーをベースに大規模なストレージ統合を実現するハイブリッドストレージシステム
ETERNUS DX ハイブリッドストレージシステム