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ファームウェア層の仮想化 Oracle VM Server for SPARC


関連製品:SPARC M10-1, M10-4, M10-4S
SPARC M12-1, M12-2, M12-2S


Oracle VM Server for SPARCは、SPARC M12およびSPARC M10が提供する仮想化技術の一つです。サーバのファームウェア層で複数の仮想ハードウェア環境(ドメイン)を構築し、それぞれのドメイン上で独立したOSを動作させることができます。各ドメインには、CPU、メモリ、I/O等を柔軟に割り当てることができるため、ハードウェアリソースを有効活用したサーバ集約を実現します。

独立したOracle Solaris環境の実現

ドメイン毎にそれぞれOracle Solaris(Oracle Solaris 10、Oracle Solaris 11)やアプリケーション等のインストールを行い、各ドメインを1つの独立したシステムとして扱うことができます。注1
ドメインはOSレベルで独立しているので、あるゲストドメインでシステム異常等のトラブルが発生しても、他のドメインに影響を及ぼすことはありません。

また、パッチの適用やバックアップ等もドメイン毎に行うことができるので、サーバ集約後も従来の管理手順を変更することなく、運用管理を行うことができます。

(注1)Solaris 8、9は、Oracle Solaris Legacy Containersを用いてOracle Solaris 10環境上に構築してください。

仮想I/O環境の構築

Oracle VM Server for SPARCは、仮想I/Oデバイスを各ドメインに割り当てることができる「仮想サービス」を提供しています。これにより、物理NIC(Network Interface Card)や物理ディスクを活用し、複数のドメイン上で仮想I/O環境を構築することができます。

Oracle VM Server for SPARCのドメイン構成と仮想サービス

制御ドメイン Oracle VMの管理(ドメインの作成やリソースの割り当てなど)を行うドメイン
サービスドメイン 仮想ディスクや仮想スイッチなどの仮想サービスを提供するドメイン
I/Oルートドメイン
(I/Oドメイン)
物理I/Oデバイス(PCIカードやディスクなど)に直接アクセスできるドメイン
ゲストドメイン 仮想サービスを利用し、業務アプリケーションを動作させるドメイン

ライブマイグレーション機能による業務継続中のサーバメンテナンス

Oracle VM Server for SPARCはライブマイグレーション機能をサポートしており、ゲストドメインを稼働させた状態で別のサーバに移動させることができます。
ライブマイグレーション実行後、移行元サーバを停止させハードウェア保守を行うことで、業務を継続させたままサーバメンテナンスを実現できます。
また、ゲストドメインに割り当てるリソース(CPUやメモリなど)が不足した場合に、リソースが余っているサーバを活用し、リソース不足を解消することができます。

Oracle VM Server for SPARC によるライブマイグレーション

標準機能として無償提供

Oracle VM Server for SPARCはSPARC M12およびSPARC M10の標準機能であり、無償で使うことができます。
PCサーバでは、仮想OSや仮想化ソフトウェアのライセンス、さらにはサポート費用が別途必要になります。そのため、集約する仮想OS数が増えるほど、仮想化のコストも増加してしまいます。
Oracle VM Server for SPARCを採用するSPARC M12およびSPARC M10では、仮想OS数をいくら増やしても、追加費用は発生せず、仮想化集約による導入・運用コストを確実に削減できます。

集約する仮想OS数に伴うコスト比較