時計装置

製品概要

本装置は、テレホンJJYサービス（独立行政法人情報通信研究機構が提供する高精度の時刻データ供給システム）が配信する日本標準時を時刻ソースにして、ネットワーク経由で標準時刻を配信する装置です。
NTP標準プロトコルに対応しており本装置が時刻サーバ（リファレンスサーバ）となり配信します。

特長

• 日本標準時の時刻データ供給システム テレホンJJYサービスを利用
  テレホンJJYサービス（独立行政法人情報通信研究機構が提供する高精度の時刻データ供給システム）の日本標準時を時刻ソースとしています。構内回線（内線）からの発信も可能です。
• NTPサーバとなり標準時刻を配信
  本装置自身がNTPサーバとなります。NTP標準プロトコルに対応していますのでSolaris標準のNTPコマンドにより時刻同期を行うことができます。

動作環境

動作OS	Oracle Solaris 10

仕様

項目		仕様
型名		F9110C-SE
時刻取得	方法	情報通信研究機構のテレホンJJYサービスに電話回線で接続して、高精度の時刻情報を受信し時刻を合わせます。
	補正頻度	メニュー形式でダイヤル間隔を選択 (24H/12H/8H/6H/4H/3H/2H/1H) デフォルト: 24H
時刻精度		最大±20ms
表示部		蛍光表示管(VFD) 24桁2行、状態、IPアドレス、時刻、エラーステータスを表示します。
外部インタフェース		10BASE-T/100BASE-TX (RJ45) x 2ポート モデム接続用RS232C x 1ポート
ネットワークプロトコル		UDP/IP、TCP/IP、ICMP
時刻情報プロトコル		NTPv3、NTPv4、Time Protocol、Daytime Ptorocol
主電源切断中の動作	方法	リチウム電池により内部時計をバックアップ
	期間	約30,000時間（主電源切断時間の積算）
	精度	平均週差 70ms
	制限	前面パネルの表示なし。サーバは時刻情報の取得不可。
その他		うるう秒：自動設定
		サマータイム対応：設定可能
		日本国内専用

設置諸元

項目		諸元
		時計装置本体	添付モデム
外形寸法	幅	182mm	130mm
	奥行	260mm	175mm
	高さ	42mm	33mm
ラック搭載ピッチ数		1U
質量		2.5kg	500g
消費電力量		26W	6W
発熱量		94kJ/h	22kJ/h
入力電源条件	電圧	AC100V	AC100V
	相	単相	単相
	周波数	50Hz/60Hz	50Hz/60Hz
電源コンセント形状		平行2P アース付き	平行2P
周囲環境条件	温度 (稼動中)	0～40℃
	温度 (休止中)	0～50℃
	湿度 (稼動中)	20～80％RH
	湿度 (休止中)	8～80％RH
電波規制		VCCI Class A	VCCI Class B
回線接続条件		-	JATE技術基準に適合