2017年12月27日
株式会社富士通総研
このたび、富士通総研では、グローバルな資源セキュリティ問題等に関する政府・企業・金融機関向けのアドバイザリー業務を行うロンドンを拠点とするアース・セキュリティ・グループが発行した「アース・セキュリティ・レポート2017:ビジネス外交と成長のための持続可能な開発目標(The Earth Security Report 2017: Sustainable Development Goals for Business Diplomacy and Growth)」のエグゼクティブ・サマリー日本語訳版の作成に携わりました。
2030年をゴールとした国連の持続可能な開発目標(SDGs)は、開発とビジネスの双方にとって新たな政治的枠組みであり、SDGsの17目標は次の10年の持続可能な成長のために早急に取り組まなければならない責務を示しています。このアース・セキュリティ・レポート2017は、グローバル企業がリスクをうまく乗り切り、社会にインパクトを及ぼす機会を導くための青写真を提供するものです。持続可能な開発のためのビジネス外交(business diplomacy)とは、社会問題や環境問題の取り組みと成長を両立する政策を改善するために、企業がインパクトを及ぼす活発な取り組みを意味します。
本レポートでは、企業や投資家の持続可能な成長にとって重要となる課題や指標、行動を明確にするための実践的な方法を提案しています。具体的には、民間セクターにとって重要な39の側面からなるカントリーリスクを整理したアース・セキュリティ・インデックスを用いて、5つの産業分野と地域を取り上げて、着目点と取り組むべき優先課題を提示しています。本レポートが、民間セクターが持続的成長に関係するSDGsをビジネスに組み込み、政府との協働を検討する際の一助となれば幸いです。
下記からダウンロードできます。
株式会社富士通総研 経済研究所 (担当:生田)
電話:03-5401-8392(直通)