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Japan

2014年度 私の視点

経済研究所
主任研究員 湯川 抗

ICT産業は、現在でも最も注目すべき成長産業だと考えています。今後既存のICT企業が行ってきたビジネスとは全く異なる分野でICTを活用したビジネスが活発になることが予想されています。特にハードウエアとソフトウエア、リアルとバーチャルが共に融合していく世界は、あらゆる産業に変化をもたらす可能性があります。様々な企業がこれまでと異なる形でICTを自社の製品やサービスに活用することを迫られると思われます。そして、こうした世界に対応するため、企業はこれまで以上に、他社とのアライアンスやパートナーシップを検討することになるでしょう。特に大企業は、これまで以上にベンチャー企業のイノベーションを活用することが重要になるのではないでしょうか。2014年度も、新たなICTの活用方法と、大企業とベンチャーの協業が拓く未来に注目しています。