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  6. 富山県情報システム共同利用推進協議会様 ‐ MICJET MISALIO住民情報ソリューション ‐

富山県6市町村での住民情報システムの共同利用型クラウドを導入。情報関連経費3割削減、住民サービスの向上、業務の効率化を実現

富山県情報システム共同利用推進協議会様
MICJET MISALIO 住民情報ソリューション導入事例
射水市様、滑川市様、入善町様、上市町様、朝日町様、舟橋村様

全国的に自治体の財政状況が厳しくなる中、頻発する法改正対応で増大するコストを圧縮するとともに、住民サービスにつながる情報システムの導入が求められています。これら課題への取り組みとして、またマイナンバー制度を見据え、富山県の射水市様、滑川市様、入善町様、上市町様、朝日町様、舟橋村様の6市町村では、住民情報システムのクラウド共同利用を決断。富士通のパートナー企業であるインテックが構築・運用するMICJET MISALIO(CIVION-7th総合行政情報システム)を利用開始されました。
富山県初の自治体クラウド共同利用を実施されている富山県情報システム共同利用推進協議会事務局様を訪問し、その経緯や、共同利用による導入ノウハウなどをお伺いしました。

[ 2016年4月1日掲載 ]

【導入事例概要】
業種 地方自治体
ソリューション 住民情報ソリューション
製品 MICJET MISALIO 住民情報ソリューション

県内市町村の自治体クラウド導入に向けて、その可能性や効果検討を進めていた富山県と県内市町村では、住民基本台帳制度の改正時に情報関連経費が増大したことから、将来のマイナンバー制度への対応を視野に、共同利用型自治体クラウド導入の気運が高まりました。そこで、システム更新の時期が近い6市町村が参加表明し、6市町村と県の情報政策課・市町村支援課からなる推進組織を設置。調達のための仕様書策定から検討、決定、構築までを共同で行い、2014年2月に公募型プロポーザルにて選定したMICJET MISALIO住民情報ソリューションを2015年4月1日に3町村、同年7月1日に3市町と、2段階に分けて稼働開始されています。この結果、情報関連経費が約3割削減されたほか、業務の効率化や耐災害性の確保を実現。また削減したコストで新たにコンビニ収納、コンビニ交付を実施し、住民サービス向上を図っています。さらに、共同利用の各団体間で業務に関するコミュニケーションが活発になるといった効果も生まれています。

尚、本事業は地方公共団体情報システム機構(J-LIS)から「平成26年度自治体クラウド・モデル団体支援事業」として選定されています。

【課題と効果】
1 マイナンバー制度など今後発生する制度改正への対応コストやシステム運用コストを削減し、住民サービス向上に充てたい

定常的な法改正はパッケージ標準で提供するMICJET MISALIO住民情報ソリューションの共同利用型クラウドを導入し、情報関連経費を約3割削減できた。また、削減したコストで新たな住民サービスとしてコンビニ収納とコンビニ交付を実施できた
2 業務改革に取り組むとともに最新のシステムを導入し、業務の効率化を推進したい

業務への適合度が高いMICJET MISALIO住民情報ソリューションを採用。最新の情報システム導入により、報告資料作成のシステム化や、税申告書のデータ連携など業務の効率化が図れた

システム導入の経緯

マイナンバー制度への対応が、今回のシステム共同利用の大きなきっかけになったとお伺いしました

射水市 総務課 主査 近岡 良祐 氏の写真

射水市 総務課
主査 近岡 良祐 氏

富山県では、自治体クラウドの推進が総合計画に取り入れられ、2010年から「富山県電子自治体の整備に関する研究会」にて自治体クラウドの調査を開始して以降、県外の自治体などからクラウド利用によるシステム構築の成功例を聞いたり、ベンダーから情報を取り寄せてメンバーで共有したりと、自治体クラウド導入の可能性や効果を検討してきました。

そんな中、2012年の住基法改正対応によるシステム改修コストと職員負荷が増大したことから、今後控えているマイナンバー制度対応を考えると、市町村単位ではなく、共同でシステム構築した方がコスト削減と業務の効率化が図られるのではないかという気運が高まりました。そこで2013年5月「富山県共同利用型自治体クラウド会議」を設置し、共同化計画を策定、システム更新時期が近い6市町村の共同利用参加が決定しました。そして同年10月に本会議の下に、この6市町村による「富山県情報システム共同利用推進協議会」(以下、協議会)を設置し、調達から運営までの協議を進めることになりました。

新システムの構築にあたって課題や目的とされたのは、どんなことでしょうか

滑川市 企画政策課 主任 麻柄 浩太 氏の写真

滑川市 企画政策課
主任 麻柄 浩太 氏

まず上げられるのは、情報関連経費の削減です。そのため基本的には、パッケージシステムをノンカスタマイズで導入することを目指しました。ノンカスタマイズにより業務の標準化を進めるとともにこれを機会に業務改革に取り組み、業務の効率化を図っていこうとも考えました。

また、データセンター利用による耐災害性の向上も目的としました。庁舎の耐震対策が進んでいない自治体では、それも参加理由のひとつになりました。さらに、コンビニ収納やコンビニ交付など、新たな住民サービスの拡充もあります。既存システムでは、コストがかかるため見送っていた自治体もありました。

6市町村の共同による調達では、どのような点に留意されましたか

論議を重ねた中で最も留意したのは、入札に多くのベンダーが参加していただくため、公平性に配慮した調達の仕様書づくりです。具体的には、外部システム連係のようにブラックボックス化しているものを調達の対象外としました。同様に、市町村ごとに行っている帳票出力などのアウトソーシングといった仕様の統一が難しいもの、上下水道のように仕様が統一できない一部システムも対象外としました。

新システム選定の理由

「MICJET MISALIO 住民情報ソリューション」を選定された理由をお聞かせください

入善町 企画財政課 主事 谷澤 俊介 氏の写真

入善町 企画財政課
主事 谷澤 俊介 氏

全国的に導入実績があり、機能が洗練されていると感じました。業務の効率化が今回の大きな目的のひとつですので、業務機能の適合率が高いパッケージであるかも重視しました。

ノンカスタマイズが基本方針ではありますが、MISALIOは人口規模30万程度の中都市から村役場など人口規模の少ない団体の事務運用にも利用できるシステムとしてパラメーター機能が豊富であり、6市町村でどうしても標準化が難しいような運用にも対応できる柔軟性があると判断しました。そのほか、画面レイアウトが統一され操作性が良いこと、履歴管理画面など便利な機能があることなども評価しました。また、富士通のシステムは富山県内でも導入している市町村が複数あることから、「安心感がある」「操作画面などになじみがある」という声も聞かれました。

富士通パートナーのインテックに対しては、どのような印象をお持ちでしたか

各ベンダーからの提案を、技術や費用の総合評価点、プレゼンテーションや実技などの技術点に分けて採点したところ、インテックのプランが総合的に多くのポイントを獲得しました。また、インテックは富山県の多くの市町村で、システム構築から運用サポートまでの実績があり、そのSE力やサポート力のほか、各市町村の業務に精通している点も評価しました。

新システムの導入プロセス

6市町村共同での構築は、どのように進めたのでしょうか。工夫された点をお聞かせください

上市町 企画課 課長代理 田中 幸志 氏の写真

上市町 企画課
課長代理 田中 幸志 氏

2014年4月から、MISALIO導入にあたってのフィット&ギャップ分析をスタートし、2015年1月からテスト運用を開始。稼働までの負荷を分散させるために、2015年4月1日に入善町、朝日町、舟橋村で、同年7月1日に滑川市、射水市、上市町でと、2回に分けて稼働を開始しています。

検討にあたっては当協議会を中心としたボトムアップで、構築から利用開始までのコンセンサスづくりを行い、各市町村の首長や副首長、議会に向けて、導入の手法やその効果について説明を重ねました。説明会は何回かにわたりましたが、新システム構築に対する理解が広範囲に得られ、結果的にはスムーズな導入につながったと思います。

さらに、導入作業を短期間で効率よく進めるために、参加市町村による会議を集中的に行いました。フィット&ギャップの会議だけでも19部会でのべ194回開催していますが、滑川市様に場所を提供していただくことで、集中的かつ短期間で討議を進めることができました。

カスタマイズ抑制、業務の標準化は各市町村でばらつきが出ませんでしたか

朝日町 企画政策室 主事 松田 健吾 氏の写真

朝日町 企画政策室
主事 松田 健吾 氏

今回の構築は原則ノンカスタマイズで行うこと、共同で使えるシステムとするため安易なカスタマイズは行わないことを、それぞれの市町村において庁内説明会を開催し、業務担当者に周知徹底しました。カスタマイズ可否の判断に「住民サービスレベルの保持」と規定し、コスト削減の意識を高めていきました。

カスタマイズがどうしても必要とされた場合は、比較一覧表を作成し、その必要性を業務システム部会で協議しました。さらに、カスタマイズ費用は要望を出した市町村の負担とすることで、その財政担当部門や首長も巻き込んだ議論としました。

さらに、協議会を通して各市町村の業務担当者間でのコミュニケーションが活発になり、「よそでやっていることなら、うちでもできる」という意識が出てきて、それも業務の標準化推進につながりました。

こうした取り組みの結果、25の業務でカスタマイズ要望は31項目あったのですが、最終的に実施は17項目に抑えることができました。

システムの構築にあたっては、インテックからはどのような対応やサポートがありましたか

インテックの提案により、要件定義時に各市町村の業務の違いを洗い出し、システム構築の際に運用方法で対応できるようにしていただきました。適用の難しい業務は代替案も提案していただきました。導入時、各市町村の主管課への研修などをきめ細かく行っていただいたことも、スムーズな稼働開始につながったと思います。

導入効果

今回の導入によって当初の課題は解決されましたか

舟橋村 総務課 主事 加藤 穣 氏 の写真

舟橋村 総務課
主事 加藤 穣 氏

MISALIOの基本性能や使い勝手が良いこと、さらにインテックの適切なサポートもあり、問題なく稼働開始できました。操作等の問い合わせ対応など運用保守もクラウドセンターに集約したので、各市町村のシステム担当への問い合わせはほとんどありません。

課題であった情報関連経費については、クラウド化と共同利用により約3割の削減を実現しています。どの市町村も同様で、この結果には首長も納得しています。

そしてもう一つの課題であった業務の効率化についても実現できています。一例ですが、eLTAX申告書のデータ連携ができるようになり、申告入力事務の処理スピードが向上しました。また国への報告資料作成がシステム化され、こちらも事務効率が向上しました。

さらに、堅ろうなデータセンターと縮退環境の設置により、回線障害など万一のトラブルが発生しても、主だった業務はその環境で継続でき、証明書発行なども行えます。加えて外部ネットワークの二重化により、耐災害性も確保しています。またコンビニ収納やコンビニ交付の連携機能がMISALIOに標準で実装されているので、過大な費用をかけることなくサービス展開が可能となりました。

そして今回のシステムデータ移行においては、インテックに協力いただき、固定資産税と児童手当の2業務について、中間標準レイアウト仕様を利用しましたが、実際利用してみたことで中間標準レイアウト仕様を活用するうえでの課題や対応方法を確認することができました。

このほか、協議会を通じてコミュニケーションが活発になり、法改正やシステム改修の際の悩みや課題をほかの市町村の担当者と共有しながら対策を考えることができるようになったことも業務を進めるうえでの大きなプラスになっています。

今後の展望

この共同利用システムに関して、今後の展望をお聞かせください

事務局(富山県 情報政策課 主幹) 稲場 実 氏の写真

事務局(富山県 情報政策課 主幹)
稲場 実 氏

マイナンバー制度に対しても、十分に対応できるシステムが構築できたと思っています。このシステムであれば、過大な手間や費用をかけることなく対応できると確信しています。また、構築中から法改正や制度改訂に関する最新情報や様々な提案を富士通やインテックからいただきましたが、そうした情報提供に関しても期待しています。

このほか、庁舎建て替えを予定している市では、総合窓口の支援システムなど機能拡張への要望もあります。引き続きサポートをお願いしたいと思います。

富山県には15市町村ありますが、42万人規模の富山市を除く14市町村でこのシステムを共同利用できれば理想的だと思っています。そうなれば法改正などがあっても全市町村で一斉に対応できますし、共同利用の規模が大きくなれば、さらなる経費削減や機能向上も期待でき、結果的に富山県全体の住民サービス向上につながります。この共同利用システムは、それだけの可能性を秘めているといえます。

前列左より 朝日町 松田氏、上市町 田中氏、入善町 谷澤氏 の写真/後列左より 株式会社インテック 柴、舟橋村 加藤氏、滑川市 麻柄氏、射水市 近岡氏、富山県 稲場氏 の写真

前列左より 朝日町 松田氏、上市町 田中氏、入善町 谷澤氏
後列左より 株式会社インテック 柴、舟橋村 加藤氏、滑川市 麻柄氏、射水市 近岡氏、富山県 稲場氏

【射水市様 概要】
所在地 富山県射水市戸破1511番地
代表者 射水市長 夏野 元志
人口 94,301人(2016 年1月1日現在)
世帯数 34,004世帯(2016年1月1日現在)
職員数 960名(2015年4月1日現在)
ホームページ http://www.city.imizu.toyama.jp/Open a new window
射水市のご紹介
新湊大橋と隣接する海王丸パーク

富山県のほぼ中央、豊富な水量を誇る神通川・庄川の間に広がる射水平野に位置します。その地名は、水の湧出をあらわす言葉「イ」「ミズ」が発祥と考えられています。日本海側最大級の斜張橋である新湊大橋は市のシンボルとなっているほか、港湾・高速道路・鉄道等による物流拠点としても存在感を発揮しています。

【滑川市様 概要】
所在地 富山県滑川市寺家町104
代表者 滑川市長 上田 昌孝
人口 33,489人(2016年1月1日現在)
世帯数 12,004世帯(2016年1月1日現在)
職員数 212名(2015年4月1日現在)
ホームページ http://www.city.namerikawa.toyama.jp/Open a new window
滑川市のご紹介
ほたるいか海上観光

富山県中央部よりやや北東、富山湾に面した田園都市です。沖合は世界的にも有名なホタルイカの群遊海面として特別天然記念物に指定されており、4月から5月上旬の深夜に行われるほたるいか海上観光は、全国的な人気があります。また、市内には先端技術を持つ優れた企業の立地が相次ぐなど、工業都市としての一面もあわせ持ちます。

【入善町様 概要】
所在地 富山県下新川郡入善町入膳3255
代表者 入善町長 笹島 春人
人口 25,712人(2016年1月1日現在)
世帯数 8,894世帯(2016年1月1日現在)
職員数 234名(2015年4月1日現在)
ホームページ https://www.town.nyuzen.toyama.jp/Open a new window
入善町のご紹介
黒部川がかたちづくった扇状地(海から)

富山県の北東部、立山連峰から流れる黒部川がかたちづくった扇状地に広がる自然豊かな街です。町内には国史跡「じょうべのま遺跡」があり、各種調査から奈良時代末期から平安時代にかけての遺跡であると推定されています。肥沃な扇状地を活かしたチューリップ栽培のほか、入善ジャンボ西瓜といった特産品が人気となっています。

【上市町様 概要】
所在地 富山県中新川郡上市町法音寺1番地
代表者 上市町長 伊東 尚志
人口 21,523人(2016 年1月1日現在)
世帯数 7,918世帯(2016年1月1日現在)
職員数 389名(2015年4月1日現在)
ホームページ http://www.town.kamiichi.toyama.jp/Open a new window
上市町のご紹介
雪化粧の北アルプス

富山県東部、東南に長く延びた地形で、町の東南部は標高2,999mの剱岳を主峰とする北アルプスの山々に連なる自然豊かな町です。剱岳は古くから山岳信仰で知られ、その道筋であったこの地域に多くの人が集まるようになりました。北アルプスからの清冽な水と、それに育てられた野菜や米は、特産品として親しまれています。

【朝日町様 概要】
所在地 富山県下新川郡朝日町道下1133
代表者 朝日町長 笹原 靖直
人口 12,796人(2016年1月1日現在)
世帯数 4,919世帯(2016年1月1日現在)
職員数 329名(2015年4月1日現在)
ホームページ http://www.town.asahi.toyama.jp/Open a new window
朝日町のご紹介
ヒスイ海岸

富山県の東端、新潟県に接する町です。この一帯には縄文中期の不動堂遺跡、約1,500年前の宮崎浜山玉つくり遺跡があり、多くの人が集まり文化や技術を形成してきたと考えられています。日本海に面した海岸線は、ヒスイの原石が海岸に打ち上げられることから「ヒスイ海岸」と呼ばれ、「日本の渚・百選」に選定されています。

【舟橋村様 概要】
所在地 富山県中新川郡舟橋村仏生寺55
代表者 舟橋村長 金森 勝雄
人口 3,025人(2016年1月1日現在)
世帯数 1,004世帯(2016年1月1日現在)
職員数 31名(2015年4月1日現在)
ホームページ http://www.vill.funahashi.toyama.jp/Open a new window
舟橋村のご紹介
実りの秋の田園風景

面積は3.47km2で、「日本一小さな村」をキャッチフレーズとしています。富山平野のほぼ中央に位置し、豊かな自然と整備された田園エリアです。富山市中心部へ電車で約15分という立地からベッドタウンとして人口・世帯数ともに大幅に増加。2010年の国勢調査では、15歳未満の人口割合では日本一を記録しています。

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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