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  6. 前橋市様 ‐ SuperCALS 公共施設マネジメントSaaS ‐

400施設の詳細データを一元管理。施設縮減の住民説明と、個別計画策定に必要な情報基盤を整備、構築

前橋市役所庁舎外観

前橋市様 SuperCALS 公共施設マネジメントSaaS

公共施設の老朽化対策を求められる地方自治体にとって、いま最大の課題の1つが、施設の全体状況を詳細に把握し、長期的視点にたって更新・統廃合・長寿命化対策を講じることです。群馬県前橋市様は、大小400に上る公共施設の詳細情報を一元的、効率的に集約・管理するため、2016年4月、「SuperCALS 公共施設マネジメントSaaS」の運用を開始。導入の経緯、システム選定の理由、そして導入効果についてお話をお伺いしました。

[ 2017年4月24日掲載 ]

【導入事例概要】
業種 地方自治体
ソリューション 公共施設マネジメント
製品 SuperCALS 公共施設マネジメントSaaS

前橋市様は、2012年より公共資産活用プロジェクトチームを結成するなど、早くから公共施設の効率的運用に取り組んできました。2013年に「前橋市公共施設白書」を策定、公表した同市は、保有総量の削減、長寿命化の推進、効率的利活用の推進、の3つの基本方針を構築。この取り組みを効率的に推進するためのマネジメントシステムとして、「SuperCALS 公共施設マネジメントSaaS」を選定、導入しています。

【課題と効果・期待】
1 住民1人あたりの公共施設延床面積4.2平方メートルにものぼる、公共施設400施設のファシリティマネジメントの取り組みのために、公共施設の情報を一元管理したい

従来、公共施設の運営コストや利用に関する情報は各所管課が個別管理していたが、システム導入後は一元管理により全庁横断的に比較が可能となった
2 施設情報を一元管理し、長寿命化に向けた保守、点検を効率的に行いたい

システムに入力し蓄積した施設ごとの工事履歴、点検記録等を検索、抽出することで点検、保守、改修の最適タイミングのデータを得られるようになった
3 施設の概要やコスト、利用状況などのデータを見える化し、市民への情報提供に役立てたい

システムの標準機能で公共施設カルテ(白書)を作成。取り組みについて市民とともに考え、意見を取り入れていくための環境が整った

導入前の課題

システム導入以前、施設管理業務においてどのような課題がありましたか

本市が保有する公共施設は400施設以上あります。本市の場合、施設の7割を市営住宅と学校施設が占めていますが、残りの施設については、複数の所管により管理されており、保全の状況やコスト、利用度といった施設情報は、それぞれ所管課ごとに管理していたため、横断的な分析ができる環境が十分とはいえませんでした。

前橋市様は、早くから公共施設管理への意識が高く、課題解決にも取り組んでいると聞きます

前橋市 財務部 資産経営課 資産活用推進室 室長 齋藤 誠 氏の写真

前橋市 財務部 資産経営課
資産活用推進室 室長
齋藤 誠 氏

たしかに、取り組みとしては比較的早かったといえるでしょう。2012年に公共資産活用プロジェクトチームが発足し、行財政改革推進計画として「ファシリティマネジメントの推進」が位置づけられ、翌2013年には資産経営課が組織されました。同13年には「前橋市公共施設白書」を策定、公表し、前述した諸課題を顕在化させ、このままでは将来的に保守費用が膨らんでしまう、という意識が形成されたともいえます。またその後、2014年には「市有資産活用基本方針」を、2015年には「公共施設等総合管理計画」を策定し、公表しています。

システム導入の経緯と採用理由

専用の管理システムの導入に踏み切った理由についてお聞かせください

本市では資産利活用基本方針の中で3つの方向性を示しており、これらの方向性に沿って取り組みを進めていくための土台としてシステムの導入が必要と考えました。

前橋市 財務部 資産経営課 資産活用推進室 主任 石井 圭介 氏の写真

前橋市 財務部 資産経営課
資産活用推進室 主任
石井 圭介 氏

1つめは、保有する公共施設の総量を縮減し、施設規模の適正化を図ることです。本市が保有する住民1人あたりの公共施設の延べ床面積は4.2平方メートルで、総務省が全国の111市区町村を対象にまとめた平均3.2平方メートルと比較して多い状況にあります。こうした施設の総量縮減にあたっては、個々の施設について、評価分析した上で検討することが必要です。施設評価はデータによる評価のみで、施設の方向性を決めるものではありませんが定量的な視点は必要です。客観的な評価については、システムによってデータの集約から評価までを一括で行いたいと考えました。

2つめは、公共施設の長寿命化の推進です。これは建物を長期に使用することで財政負担の軽減を図るというものです。長寿命化には適切なタイミングでの保守・メンテナンスが欠かせませんが、本市が保有する施設の中には、小中学校のように複数棟の建物からなる施設もあり、棟数にしますと1000棟を超えます。それぞれの建物について、たとえば屋根をとってみても、スレート葺、防水シートなどの種類があり、それぞれ耐用年数は異なります。屋根以外にも、躯体や衛生給排水設備、電気設備など建物の寿命に影響する部位について、計画的な保全が必要ですから、全体を把握し、それらの状況を管理するのは膨大な作業です。多くの施設を抱える自治体の場合、保全計画や工事履歴の管理を簡単に行えることが必要だと考えました。

3つめは、施設の効率的利活用です。これは、施設に係る管理コストや利用者ニーズを把握し、より効率的な運営方法を検討するという方針です。それまで施設所管課ごとに把握していた施設データを一元化した上で、コストやニーズについて、横断的な比較や、様々な条件での比較が必要と考えました。

富士通の「SuperCALS 公共施設マネジメント」を採用した理由についてお聞かせください

公共施設管理のパッケージソフトは、地図情報系のベンダーや自治体コンサルティング系のベンダーからも提供されています。しかし当市としては、公共事業をはじめ、住民情報、内部情報など数多くの自治体向けパッケージシステムの開発を手がけ、それらを連携させ導入、運用している実績を評価し、富士通の「SuperCALS 公共施設マネジメント」を選択しました。

またSaaS型であるため、長期にわたって安定確実な運用を継続できる点、さらに自治体側の要望を積極的に取り入れエンハンスしていこうとの意欲を見て、成長型のバージョンアップを見込めるパッケージシステムであると評価したのです。

導入時の配慮

全庁横断的に機能するシステム導入・運用には各課の協力が必要ですね。導入時、どのような配慮が求められましたか

資産経営課だけが導入に関わるのではなく、特に多くの施設を抱える建築住宅課や教育施設課には、導入段階から機能説明の場を設け、システムのメリットを理解してもらうように努めました。施設ごとに発生する日々の工事データ入力は担当課が行うことになるからです。導入過程では当初多くの質問が出ましたが、富士通のメーリングリスト形式のQAサポートで、迅速に対応していただきました。

導入効果

2016年4月に運用を開始し、どのような導入効果がありますか

もっとも大きな導入効果は、システムの運用により、公共施設の長寿命化推進、公共施設保有総量の縮減、公共施設の効率的利用を推進するための情報基盤が整備されたことです。そして目に見える実績として挙げられるのが、2013年に公表した白書の更新版である「前橋市公共施設カルテ」を新システムの標準機能で作成し、市のホームページ上で公表することができたことです。同白書は、公共施設の現況を発信し、公共施設の更新問題や今後の利活用について市と市民および事業者が共に考えていくために作成したものです。対象とした約400施設について、それぞれの施設概要、利用実績、施設の収入、利用者負担額、建物管理経費、利用者1人あたりの利用コスト等の情報を整理して一元化し、施設ごとのカルテとして見える化した内容になっています。データ入力は、各施設の所管課のPCからシステムに入力してもらいました。システムを利用して作成したメリットは、今後、白書を毎年更新していくにあたり、データ入力の作業負荷が軽減される点です。

またシステムを運用して見えてきたメリットもあります。1つは、施設ごとの光熱費データを抽出し横並びにして比較する機能の活用です。例えば市内全ての小学校の水道代、あるいは電気代などを抽出比較すると、突出したデータを簡単に見つけられます。運用1年目なので、詳細な確認をしてみると、併設された給食調理場と光熱水費を共用していたためで異常値ではなかったなど、理由があるケースがほとんどでしたが、今後データを蓄積していくことで異常値だけを見つけられるでしょう。

もう1つのメリットは、所管課の管理作業の効率化です。例えばシステムでは、各施設のデータに工事履歴や点検記録などのデータを入力できるので、問い合わせを受けた時、簡単にデータの照会や確認ができるのです。こうした業務効率に直結する便利機能は、各所管課のシステム利用を推進する要素にもなっています。また予算要求時など、各種帳票出力機能により裏付けとなるデータを簡単に抽出し帳票化できる機能も使われています。

今後の展開

今後の展開についてお聞かせください

公共施設の現状データを詳細に把握できる基盤が整ったので、今後はファシリティマネジメントに関する実践的な取り組みをさらに進めていくことになります。具体的には、各施設を評価し、それぞれの方向性を決めていく作業を行うことになります。市民にとって身近な施設やインフラはQOL(Quality of Life)に関わることなので、単に相対的な分析のみによって施設の総量を減らすということではなく、行政サービスの維持向上を考慮しながら検討していくことが必要だと考えています。そのためにも市民に対し、施設の抱える課題などを分かりやすく示し、理解していただきながら検討を進めていくことが必要なのです。「SuperCALS 公共施設マネジメント」の機能をフルに活用することでこれらを実現できると考えています。

前列 左から、前橋市 石井氏、齋藤氏 / 後列 左から、前橋市 鈴木氏、坂部氏、御供氏

前列 左から、前橋市 石井氏、齋藤氏
後列 左から、前橋市 鈴木氏、坂部氏、御供氏

【前橋市様 概要】
所在地 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
代表者 前橋市長 山本 龍
人口 338,616人(2017年2月28日現在)
職員数 2,692人(2016年4月1日現在)
ホームページ http://www.city.maebashi.gunma.jpOpen a new window
前橋市のご紹介

赤城山

敷島公園ばら園

るなぱあく

前橋市は群馬県のほぼ中央部に位置し、東京の北西約100キロメートルの地点にあります。市北部には上毛三山の雄、赤城山がそびえ、市中央部から南部にかけては関東平野のなだらかな平坦地が広がっています。市を両断する形で流れているのは利根川で、前橋市街地はこの両岸に沿って開けています。見どころは、赤城山(上毛三山は赤城、榛名、妙義)のほか、約600種のバラ7,000株が植栽された敷島公園ばら園、春のチューリップから冬のパンジーまで季節ごとに模様替えするフラトピア大花壇(約6,000平方メートル)が話題のぐんまフラワーパーク。「にっぽんいち なつかしいゆうえんち」をコンセプトにする「るなぱあく」(前橋中央児童遊園 1954年開園の市立遊園地)も人気です。

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