国立研究開発法人 国立環境研究所 様
「エコチル調査」の重要な資産を安全に守り、子どもが健やかに成長できる環境づくりに貢献
「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」は、全国の10万組の子どもとそのご両親を対象とし、大規模かつ長期に渡る疫学調査であり、国際的にも注目されています。環境要因が子どもたちの成長・発達に与える影響を解明するための重要な調査データは、個人情報が含まれており、データ管理にはセキュリティの確保が求められています。セキュアで高信頼なクラウド基盤サービスを利用することで万全な業務環境を構築しつつ、コストの削減を実現しています。
- 課題10万組の子ども・両親の個人情報を含んだ調査データの漏洩防止
- 効果政府評価制度登録の高セキュリティなクラウド基盤サービスによる安全なデータ管理
- 課題調査事業を止めない万全な環境整備とコスト削減の両立が必要
- 効果高信頼なクラウド基盤サービスによる稼働率維持とコストの削減
エコチル調査
- 環境省が2010年度から実施している、大規模な疫学調査のことです。
- 赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時から定期的に健康状態を確認し、環境要因が子どもたちの成長・発達にどのような影響を与えるのかを明らかにし、子どもたちが健やかに成長できる環境、安心して子育てができる環境の実現を目指していきます。
背景
調査参加者のデータを守ることが調査事業継続の肝
調査期間を通じて、約10万組の調査参加者(子ども・親)の追跡調査データを安全かつ適切に管理し、調査事業の安全な継続が必要とされる。
万全な業務(システム)環境を構築しつつ、コスト削減が必要
追跡調査データを蓄積する基盤として信頼性の高いシステム環境を構築しつつ、長期間の調査においてシステム維持コストの削減が必要とされる。
ポイント
クラウドの導入により、安全なデータ管理、業務継続とコストの削減を両立
高セキュリティなクラウド基盤サービスによる安全なデータ管理
導入したクラウド基盤サービスは政府評価制度ISMAPに登録されており、安全なハードウェア・ソフトウェアを提供するためのサプライチェーンを明確化している。データの海外流出を抑止するための、海外法の影響を受けない国産の環境を提供する。さらにクラウド基盤に特化したセキュリティ専門チーム「富士通クラウドCERT」によりセキュリティ脅威からの保護を実現する。
高信頼なクラウド基盤サービスによる稼働率維持とコストの削減
導入したクラウド基盤サービスは国内最高水準の国内データセンターに設置することで耐災害性、耐障害性を向上、かつ各コンポーネントの冗長化により稼働率99.9%以上を保障する。当保障を1拠点で実現し維持コストを削減する。
効果
高セキュリティなクラウド基盤サービスによる安全なデータ管理
政府評価制度に登録された高セキュリティなクラウド基盤サービスにより、海外法の影響を含む種々の脅威から調査参加者データを保護する。
高信頼なクラウド基盤サービスによる稼働率維持とコストの削減
追跡調査データを蓄積する基盤として信頼性の高いシステム環境を構築し稼働率を維持しつつ、維持コストの削減を実現している。
[2022年11月7日掲載]
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