製造現場からの要求や取引先の打合せなどで3次元CADの重要性が高まる中、3次元CADを活用した設計が不可避となりつつある。しかし、現実は3次元CADの導入がうまく進まず、依然として2次元CADを継続使用している設計現場は少なくない。富士機械工業もこうした状況に陥っていた企業の1つだ。しかし、同社は「3次元CAD導入プロジェクト」の発足をきっかけに、さまざまな障壁を乗り越えて見事3次元CAD環境の構築を成功させた。同プロジェクトを成功に導く大きなカギとなったのは、導入推進チームがこだわった「実際に3次元CADを使用する設計者の実情に寄り添う姿勢」に尽きる。本稿では、2次元CADでの運用を長年にわたって続けていた設計現場に3次元CAD環境を構築するまでの同社の奮戦を紹介する。
[ 2019年3月制作 ]
業種: | 産業機械 |
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製品: | FUJITSU Manufacturing Industry Solution iCAD SX |
所在地 | 広島県東広島市八本松飯田二丁目7番1号 |
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設立 | 1951(昭和26)年7月11日 |
資本金 | 4億5,000万円 |
従業員数 | 268人(2018年9月現在) |
事業内容 | グラビア印刷機・金属印刷機・ラミネーター・コーター等、各種産業用機械装置の製造・販売 |
ホームページ | 富士機械工業株式会社様 ホームページ |
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