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データベースの一元化と多彩な機能により来館者サービスの向上と管理業務の効率化を実現

大分県立美術館様 外観の写真

大分県立美術館様 コレクション展示室の写真

大分県立美術館様 導入事例


37年間の歴史を持つ「大分県立芸術会館」を引き継ぎながら、2015年4月、全く新しいミュージアムに生まれ変わった大分県立美術館。“五感のミュージアム”“出会いのミュージアム”をコンセプトに掲げ、来館者に親しまれる美術館を目指しています。約5,000点にのぼる大分に縁の深い絵画や彫刻、工芸品などを収蔵し、多彩なコレクション展示などを通じてその魅力を広く国内外に発信しています。これら作品・展示情報の管理や、利用者が作品情報にアクセスしやすくするために、『FUJITSU文教ソリューション Musetheque V4』を導入。利用者サービスの向上と学芸員などの管理業務の効率化を実現させています。

[ 2016年6月15日掲載 ]




【導入事例概要】
業種 公共美術館
ソリューション FUJITSU 文教ソリューション Musetheque V4
【課題と効果】
1 管理用と公開用のシステムの統合による利便性向上 2つのシステムをシームレスに連携したことで大幅な業務効率化を実現。登録できる画像(ファイル)の容量や数にも制限がなく一元管理が可能に
2 美術館が持つ多くの作品情報や関連情報を利用者に十分伝えること インターネットや館内のタブレット端末による検索システムの提供により多彩な検索とタイムリーな情報提供が可能に
3 国内・海外の来館者に展示作品を深く理解するための仕組みを作ること 4ヶ国語(日英中韓)に対応した音声ガイドを提供し多くの外国人来館者もサポート。コンテンツはデータベースとシームレスに連携し容易に作成可能

【期待したポイント】
利用者が作品情報によりアクセスしてもらいやすくするためには、データベースの再構築による使いやすさ、検索性能の向上が不可欠であると同時に、情報のアクセスに対する高度なセキュリティ対応も重要。信頼性の高い富士通のソリューションに期待。

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導入の背景と経緯

作品情報にアクセスしやすくするデータベースや検索システム導入の必要性

2015年4月にオープンした、大分県立美術館。世界的建築家の坂 茂(ばん・しげる)氏の、ガラス張りと2層吹き抜けによるオープンな設計が特徴的です。

大分県立美術館 館長 新見 隆 氏の写真
新見 隆
大分県立美術館 館長

「斬新で素晴らしい建物となりました。大分県知事も言っていますが、このダイナミックで開かれた空間は、県民など利用者の皆さんに、ぜひ自宅の“居間”の感覚で毎日でも気軽に利用していただきたいと願っています」と館長の新見隆氏は語ります。

同美術館のコンセプトは“五感のミュージアム”と“出会いのミュージアム”。これらの主旨について、新見氏は次のように説明します。「“五感のミュージアム”とは、様々な視点や感覚を通じて、感性や創造性に訴え、訪れる人が五感で楽しむことができる美術館を目指すというものです。空間を楽しむ、座ってコーヒーを飲む、すばらしい絵とか作品に出会う、あるいは、未知の人に出会う、そういう体全体を使ったいろいろな楽しみ方をしていただきたいと思っています。

“出会いのミュージアム”とは、大分と世界、古典と現代、美術と音楽など、さまざまな“出会い”をテーマにした企画展をとおして、新たな発見や刺激を受けることができる美術館を目指すという考え方です。美術館は一般的に敷居が高いと思われがちですが、気軽に新しい出会いを楽しんでいただきたいと思っています」

大分県立美術館 学芸調査グループ 主任学芸員 吉田 浩太郎 氏の写真
吉田 浩太郎
大分県立美術館
学芸調査グループ 主任学芸員

そういった美術館を目指すなかで大きな課題となったのが、「データベース」でした。学芸調査グループ主任学芸員の吉田浩太郎氏は次のように説明します。「大分県立芸術会館もデータベースを持っていましたが、管理用とホームページ公開用が別々のもので互換性もなく、非常に使いづらい状態でした。これをまず改善する必要性がありました」
以前のデータベースは、1つの作品につき画像が1点しか登録できないという制約もあり、業務に支障を来していたようです。新しい美術館に刷新するとともに、作品の情報を管理するデータベースや検索システムを新たに導入することが決まりました。

導入のポイント

美術館の特性や課題に合わせ、スタッフと一緒に最適なシステムづくりを手がける

まず、システムベンダーを富士通に選定。その理由を、新見氏は次のように説明します。

「情報化社会の中で、富士通さんはこれまで様々なシステムを提供してきていますし、いろんなかたちで国民の皆さんにも親しまれています。そういった信頼をおける会社としてお願いしました」

タブレット端末による作品情報検索システムの写真

数多くの作品を持つ美術館として、それらの作品情報にいかにアクセスしやすくするかという観点でシステムを検討。美術館に来て展示作品を鑑賞するだけでなく、自宅に居ながらにして見たい作品を検索し、学んだり楽しんだりできるようにしたいとの考えがありました。

「そのためには、まずはしっかりしたデータベースが不可欠です。富士通さんならば、当美術館の特性や課題に合わせ、スタッフと一緒に最適なシステムづくりを手がけてくれると確信していました」と新見氏は話します。

検討した結果、導入するシステムは次の4つとなりました。
① 全作品の情報や画像を蓄積・管理するデータベース
② 一般の利用者がそのデータベースを簡単に検索できるシステム
③ タブレット端末などのモバイルデバイスを使って子どもが作品に親しめる教育普及のためのシステム
④ 展示中の作品情報を4ヶ国の言語と音声で案内できる音声ガイドのシステム

「これらを同時に実現させることができるのに加え、検索速度の速さ、正確さ、使いやすさ、セキュリティ面で優れているのが富士通さんの『文教ソリューション Musetheque V4』でした」と吉田氏は話します。

セキュリティ面では特に、資料・画像単位の公開指定や職員ID毎に情報アクセス権限(更新・削除・ダウンロード等)が設定できる点を評価しました。

導入効果と今後の展開

データベース刷新と音声ガイドの導入で利便性は格段に向上

大分県立美術館 企画広報課 主任 石川 華代 氏の写真
石川 華代
大分県立美術館
企画広報課 主任

『Musetheque V4』の導入で、まず「来館者の方が『情報コーナーやホームページで作品や図書の情報が調べやすくなりました』と言ってくださるようになりました」と企画広報課主任の石川華代氏は顔をほころばせます。
作品の画像だけでなく、作家や素材・技法などの紐付いた情報にも簡単にアクセスできるようになり、データベースの利便性は格段に向上しました。「いま展示中の作品だけを検索することもできるので、来る前に見たい作品があるかどうかを調べてコレクション展示室に行くか行かないかを決めたり、行く前に下調べをして、実際の展示作品を見て理解を深める、といった使い方ができるようになりました」

「システムの使い勝手の向上やいろいろな編集ができることで、データベースは単なる冷たい情報の集積ではなく、非常に大きな可能性があると思います」と新見氏は期待します。
その一例として、多くの言語に対応した展示作品の音声ガイド用コンテンツは展示会のたびにつくり直す必要がなく、データベース内にある展示作品情報とシームレスに連携することで効率化を実現。学芸員などスタッフの手間がかからないことが好評です。

作品情報データベースシステム(Musetheque V4)の写真

音声ガイドのシステムの写真

「国内だけでなく中国や韓国、英語圏などからのお客様も少なくありません。スタッフの語学力では対応に限界がありますから、こうした仕組みで作品の魅力を海外からのお客様にも知っていただけるのは大変便利ですね」と石川氏は話します。

『Musetheque V4』は、美術館スタッフの業務の効率化にも役立っています。吉田氏は次のように説明します。「画像管理がとても便利になりました。1作品につき何点でも画像を登録できる上に、印刷用の何十メガという重い画像データも登録できますから。それだけでなく、大分県立芸術会館時代の図録や紀要も一元的に登録管理できるようになったのはありがたいです。とにかく、作品について何か調べたい時は、このシステムにアクセスすればよくなったことによる効率化は、とても大きいです」

大分県立美術館様 ホール、ミュージアムショップの写真

“五感のミュージアム”を標榜する大分県立美術館。今後のビジョンとして、新見氏は次のように期待感を寄せています。

「これからの美術館の将来を考えますと、単にここに来る それもすばらしいし絶対来ていただきたいのですが、それ以外の形で美術館が家庭の中に遊びに行く、あるいは街場の中に出て行く、歩きながらでも電車に乗りながらでも美術館自体を体験することもできると思います。色々な所にテクノロジーによって美術館が出て行くことができる、それを美術館と富士通さんの協力でぜひやっていければと思っています」

大分県立美術館様 外観の写真

【大分県立美術館(OPAM:Oita Prefectural Art Museum)様 概要】
所在地 大分県大分市寿町2番1号
館長 新見 隆
敷地面積 13,518平方メートル
作品点数 約5,000点(2016年3月現在)
ホームページ 大分県立美術館(OPAM)ホームページ新規ウィンドウが開きます

【導入事例(PDF版)】

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