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県民の暮らしやビジネスの課題解決を支援する図書館の活動をICTでサポート

鳥取県立図書館様 外観の写真

鳥取県立図書館様 導入事例


全国の図書館から大きな関心を集めている鳥取県立図書館様は、「県民に役立ち、地域に貢献する図書館」を目指し、関係機関・団体との協働によりビジネス支援サービスをはじめ様々なサービスを展開されています。県民の来館を待つのではなくセミナーなどに自ら出かけて図書館をアピールする“営業活動”と、情報の提供はもとより専門家を紹介するなど来館者の相談にきめ細かく対応するのが同館の特長です。富士通の公共図書館ソリューションは、県内全域に2日以内に同館の蔵書を届ける鳥取県立図書館ネットワークをはじめ、県民に役立つ図書館を追求する同館の活動を支えています。

[ 2016年10月13日掲載 ]

【導入事例概要】
業種: 文教
ソリューション: FUJITSU 文教ソリューションiLisfiera V3
FUJITSU 文教ソリューションUfinity for Public

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注目されるポイント

全国の図書館が注目する先進的な活動

日本の公共図書館の在り方を示唆する先進的な活動を評価する「Library of the Year」は2006年に始まり、その第1回「Library of the Year 2006」を受賞したのが鳥取県立図書館様です。その後も大学や雑誌社が全国の公共図書館を対象に実施した調査において全国第1位の評価を受けるなど、同館の活動や取り組みに日本中の公共図書館が大きな関心を寄せています。県内外からの視察も多く、2015年度は公共図書館、議会、教育委員会などあわせて60件、211名の方が訪れました。

鳥取県立図書館 副館長 河本 直正 氏の写真河本 直正 氏
鳥取県立図書館
副館長

副館長の河本直正氏は、同館が評価される理由について「2005年度に知の地域づくりを進めるため『鳥取県立図書館の目指す図書館像』を策定し積極的に活動してきました。県民の役に立つ図書館を目指し、関係機関・団体との協働によりビジネス支援サービスをはじめ様々なサービスを展開しています。また市町村図書館および学校図書館との連携による県全体の図書館サービスの活性化にも取り組んでいます」と話します。
2012年度に改訂した図書館像では、ミッションを実現するための3つの柱「仕事と暮らしに役立つ図書館」「人の成長・学びを支える図書館」「鳥取県の文化を育む図書館」のもと、ネットワーク、専門性、発信力の3つのキーワードを定めて活動されています。

利用者が来館するのを待つのではなく、職員全員が“営業活動”

図書館は本を貸し出すだけでなく情報を提供するという重要な役割を担っています。地場産業に関わる各種年鑑など書店にはない貴重な資料をもつ同館では、ビジネスに役立つ様々なデータベースも利用可能です。支援協力課課長の小林隆志氏は「図書館にある資料がビジネスに役立つというのは当たり前のことです。しかし、多くの人は図書館がビジネスに使えるとは思っていません」と話します。このイメージを変えるため、2004年に開始したビジネス支援サービスでは、来館者を待つだけでなく企業などが開催するセミナーや研修会に職員が出向き、「図書館にはこういう資料があってこう使えます」といった営業活動を実施しています。多いときで年間100回程度出向いていると話します。

こうした活動をきっかけに次年度の事業計画を立案するために同館の研修室を利用した勉強会を開催する企業が現れるなど、図書館のサービスが県民に知られてきており、小林氏は「調べたいことや困り事について職員にご相談いただければ、来館者の皆様の課題解決に向けた情報活用のお手伝いもしています。さらに専門家や専門機関のご紹介も行っています。図書館が開くビジネス相談会には、中小企業診断士や知財専門相談員などの専門家が対応しています」と続けます。

鳥取県立図書館 支援協力課 課長 小林 隆志 氏の写真小林 隆志 氏
鳥取県立図書館
支援協力課 課長

2006年には医療・健康サービス、法律情報サービスも始まり、子育て支援サービス、高齢者サービス、障がい者サービスなどサービスの拡充を図っています。また同館は学校図書館支援にも力を入れており、学校図書館支援センターの設置、学校図書館活用のための研修会への学校図書館支援員(兼教育委員会指導主事)の派遣、授業活用見本図書セットの貸出など学校図書館活用教育の推進を支援する様々な取り組みを行っています。

システム導入の背景と効果

全県民に県立図書館の蔵書を利用可能にする図書館ネットワークを構築

鳥取県立図書館 情報相談課長 野沢 敦 氏の写真野沢 敦 氏
鳥取県立図書館
情報相談課長

「県民に役立ち、地域に貢献する図書館」を目指す同館において、ICTの活用は欠かせません。情報相談課長の野沢敦氏は、「全県民が当館にある約100万冊の蔵書を利用できることはとても重要です。県内のどこからでもインターネットで検索が行え、市町村図書館や学校図書館、病院の図書室などを通じて当館に貸出の申し込みができ、2日以内に各図書館へ届けられます。図書館システムと物流ネットワークが連携した鳥取県立図書館ネットワークがあればこそ実現可能です」と話します。
市町村図書館との連携では、複数図書館における蔵書データの一括検索が行える横断検索や、書籍・資料の相互貸借と関連業務を管理する相互貸借といった機能が不可欠です。富士通の公共図書館ソリューションがパッケージ製品として基本的な要件を満たしていることに加え、同館ならではのニーズに応える富士通の技術力を、同館は高く評価しています。野沢氏は「当館ではすべての図書を地元の書店から購入することを基本としています。地域の活性化とともに、専門的な資料に対する知見を高めることで書店の付加価値向上に貢献することも狙いです。富士通さんには地元の書店から購入するのに必要な仕組みを構築していただきました(オンライン選書・選定会システム)」と話します。
2015年、同館は既存図書館システムをFUJITSU 文教ソリューション iLisfiera V3に更新。これまでの運用を変えることなく、利用者自身の好みに合わせたMyライブラリ(仮想本棚)の登録や、検索における出版社やNDC(日本十進分類法)、一般件名など絞り込みキーの充実など利用者サービスの向上を図っています。またFUJITSU 文教ソリューション Ufinity for Publicを合わせて採用し、横断検索サービスを提供しています。

鳥取県立図書館ネットワークのイメージ図です。

活動の成果と今後の展望

資料相談件数13,000件、成功事例がさらなる促進のポイント

2015年11月に開催された第17回図書館総合展において、同館を利用した鳥取市中心市街地活性化協議会の事例が「地方創生レファレンス大賞 文部科学大臣賞」を受賞しました。同館のレファレンス(資料相談)を利用されたもので、地域活性化の取り組みに図書館を有効に活用されたことが評価されたものです。2015年度の資料相談件数は13,000件に及んでおり、小林氏はサービス利用の促進を図っていくうえでこの成功事例は重要なポイントになると話し、こう続けます。

「当館では『図書館で夢を実現しました大賞』を創設し、図書館を利用した成功事例を募集し成果物として漫画を使ったチラシを作成しています。2015年度の大賞は家庭用生ごみ処理機を開発した地元の企業でした。ごみ減量に取り組む自治体の情報提供や広告の専門家のご紹介などレファレンスを行っている様子はメディアでも紹介されました」(小林氏)。

河本氏は今後の展望について「ビジネス支援サービスをはじめ各種サービスに終わりはありません。相談者の質問も高度になっており職員の対応力の向上は重要なテーマです。また困り事のある人と図書館の間の仲介者となる専門家とのネットワークづくりも大切です。ICTの面では電子書籍や電子図書館も視野にデジタル化の検討を始めています。富士通さんにはシステムの安定稼働はもとより、利用者の声を大切に利用者の満足度向上を図っていくための提案やサポートをお願いいたします」と富士通への期待を話します。

県民に寄り添ったサービスを展開する鳥取県立図書館様。情報提供を通じて県民や地域の課題を解決する新時代の公共図書館の活動を、これからも富士通は先進技術と総合力を駆使し支援していきます。

働く気持ち応援コーナーの展示風景の写真【働く気持ち応援コーナー】

【鳥取県立図書館様 概要】
所在地 〒680-0017 鳥取県鳥取市尚徳町101番地
代表者 鳥取県立図書館長 福本 慎一
蔵書数 1,095,432冊(2016年3月31日現在)
資料相談件数 12,765件(2015年度)
ホームページ 鳥取県立図書館 ホームページOpen a new window

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【導入事例(PDF版)】

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