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ICタグでの蔵書管理システムや読書記録帳などを導入
図書館利用者数増大で新しい島づくりの拠点へ

宮古島市立図書館様 外観の写真

宮古島市立図書館 導入事例


沖縄本島から南西約290kmに位置する宮古島市は2019年8月、図書館と公民館を併設した「宮古島市未来創造センター」 を開設しました。新館のオープンに合わせて、宮古島市立図書館様(以下、同図書館)は従来の図書館システムを刷新し、 クラウド型公共図書館業務サービス「FUJITSU 文教ソリューション WebiLis」を導入。来館者数が3.7倍に増えました。

[ 2020年1月31日掲載 ]

【導入事例概要】
業種: 文教
ソリューション: FUJITSU 文教ソリューション WebiLis
FUJITSU 文教ソリューション iLiscomp
【課題と効果】
1 市域が広くて図書館利用が難しい子供たちが多く、学校図書館とのより緊密な連携が求められていた 学校図書システムとの連携で、学校図書館から市立図書館の蔵書検索と貸し出し依頼を可能にした
2 市民の読書意欲を高め、市立図書館の利用者数を増やす取り組みが必要だった 「読書記録通帳機」の導入により、子どもたちだけでなく大人の読書意欲も高めた
3 貸出業務や蔵書点検など、事務的な面にかかる作業負荷が大きかった 自動貸出機やICタグの導入によって、少ない人数でも事務作業を効率的に回せるようになった

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導入の背景

新しい島づくりのための生涯学習拠点として利用者が使いやすい図書館を目指す

「宮古島市未来創造センター」は、宮古島のテーブルサンゴをイメージしたデザインを採用しています。サンゴに熱帯魚が集まるように、いろいろな人が集う場にしたいという思いが込められています。宮古島市未来創造センター長の古堅宗和氏は「図書館と公民館が一つの施設となり、来館者の使い勝手がさらに良くなると期待しています。様々な世代の方に気軽に利用してもらえる施設を目指しています」と語ります。同図書館の館長の上地誠賢氏も「このセンターは、新しい島づくりのための生涯学習拠点です」と説明します。

宮古島市には元々、平良図書館と城辺図書館の2つの施設がありました。2005年の市町村合併に伴いサービス対象人口が増加し、利用者の多様なニーズに応えることが難しくなっていました。同図書館の庶務係長の奥平知恵美氏は「従来の図書館システムはハードウェアが老朽化しており、保守業務の負荷がかかっていました」と以前の課題を説明します。

宮古島市 未来創造センター センター長 古堅 宗和 氏の写真古堅 宗和
宮古島市 未来創造センター センター長

宮古島市立図書館 館長 上地 誠賢 氏の写真上地 誠賢
宮古島市立図書館 館長

また、「蔵書の点検や検索、貸出や返却などを効率化できる仕組みや、無断持ち出しによる紛失防止などの対策も必要でした」と振り返ります。さらに、台風の多い宮古島では停電によるシステム停止も懸念されます。停電すると貸出や返却などの業務に支障をきたすこともあり、事業継続計画(BCP)も求められていました。こうした課題を解消するため、同図書館では、新館への移転を契機に、古い図書館システムの刷新を検討しました。

導入の経緯

学校図書館との連携性が一番の決め手
事務量の軽減に大きな期待

同図書館では、さまざまなシステムを検討する中で、富士通マーケティングが提案するクラウド型公共図書館サービス「WebiLis」とIC図書館ソリューション「iLiscomp」を組み合わせたシステムを選定しました。奥平氏は「選定の大きな決め手となったのは、既に稼働している学校図書館システムとの連携ができることでした」と説明します。

6つの島からなる宮古島市では、同図書館から遠い地域に暮らす子どもたちが多く、通ってくることが困難でした。「そうした子どもたちが、学校図書館システムとの相互連携で自分たちの学校の図書館から市立図書館にアクセスできれば、もっと市立図書館を使ってもらえるようになります」(奥平氏)。

宮古島の小中学校28校では、学校図書館システムとして富士通の「LS@SCHOOL」を利用しています。「WebiLisと組み合わせることで図書館間の横断検索や、学校図書館と市立図書館での相互貸借が実現できるという点は大きな魅力でした」(奥平氏)

宮古島市立図書館 館長補佐 渡久山 博和 氏の写真渡久山 博和
宮古島市立図書館 館長補佐

宮古島市立図書館 庶務係長 奥平 知恵美 氏の写真奥平 知恵美
宮古島市立図書館 庶務係長

また、沖縄県内では初めてとなる読書記録通帳機「LibReCo(リブレコ)」を導入すれば、「読んだ本が記録されることで、利用者の読書意欲向上にもつながると期待できました」(奥平氏)。

さらに、ICタグを使った自動貸出機(3台)やセキュリティゲートの設置と、蔵書点検システム「YOMMON」(内田洋行製)の導入で、「持ち出しによる不明本を減らせるというメリットも魅力でした」(奥平氏)。あわせて、貸出業務の負荷軽減や蔵書点検の効率化も期待でき、「富士通マーケティングが提案した『WebiLis』と『iLiscomp』を組み合わせた図書館システムへの刷新に踏み切りました」(奥平氏)。

導入の効果

新規登録者が前年同月比で13倍、来館者数・貸出冊数も大幅に増加

新システムが稼働して間もない同図書館ですが、早くもさまざまな効果が現れているようです。上地氏は「開館した2019年8月は、前年同月と比べると来館者数が3.7倍、貸出冊数が2倍になりました。宮古島市の総合計画として年間30万冊の貸出冊数を目標としていますが、近いうちに達成できると期待しています」と語ります。また、同図書館の館長補佐の渡久山博和氏は「2019年8月の利用者の新規登録者数と再発行者数の合計が1600人を超え、前年同月に比べて13倍に跳ね上がりました」と説明します。

公共図書館と学校図書館との横断検索と相互貸借が可能となったことの効果にも今後、期待しています。同図書館ではこれまで、学校から「こういう資料はありませんか?」という問い合わせ対応や団体貸付の手続きなど、事務作業が多くありました。学校からの横断検索が可能になったことで「事務量が減っていくと期待しています」(奥平氏)。

LibReCoの導入も予想以上の効果です。「子どもの利用が中心になると考えていましたが、実際には大人の利用者にも好評で驚いています」(奥平氏)。一人当たりの貸出数も今まで5冊だった人が10冊になるなど読書する意欲を促進し、読書する習慣を定着させることにも役立っているようです。

奥平氏は「利用者が自動貸出機に慣れてくれば、事務作業がさらに効率化できます。効率化で生み出された時間を使い蔵書点検などを実施すれば、結果的に利用者へのサービス向上につながります」と語ります。

さらに「クラウド型図書館システムにしたことで、停電などでシステムが停止した場合でも、業務を継続できる体制を整備できました」と万全な対応を強調します。

今後の展望

宮古島の人だけでなく島外の人にも気軽に利用して欲しい

同図書館では今後、新図書館システムをはじめICTをどのように活用していこうと考えているのでしょうか。上地氏は「図書館と公民館が併設されているので、公民館の催しに訪れた人が図書館に立ち寄ったり、逆に図書館に来た人が公民館の展示を見に行ったりすれば、より多くの人に利用していただけると期待しています」と説明します。

また、奥平氏は「インターネットを使えば、どこからでも図書館のサイトにアクセスできます。島外の人にも宮古島がどんな島で、どんな本があるのかを知ってもらうためにも活用していただきたい」と語ります。

一方、渡久山氏は「各学校を巡回する移動図書館を楽しみにしている子どもたちも多い」と話します。「将来的にはこの移動図書館を活かし、学校図書館と相互協力して本の運送を効率よく行うことも検討しています」(渡久山氏)。

センター長の古堅氏は、「今が完成形というわけではなく、理想に向けて、継続的に改善していきます。ぜひ今後の姿に期待してください」と語ります。新しい島づくりのための生涯学習拠点というコンセプトを実現するため、同センターではこれからもさまざまな取り組みを続けていく方針です。

(お話を伺った皆様)
宮古島市 未来創造センター センター長 古堅 宗和 氏
宮古島市立図書館 館長 上地 誠賢 氏
宮古島市立図書館 館長補佐 渡久山 博和 氏
宮古島市立図書館 庶務係長 奥平 知恵美 氏

【宮古島市立図書館様 概要】
所在地 〒906-0007 沖縄県宮古島市平良東仲宗根807
総蔵書数 約15万6000冊
ホームページ 宮古島市 ホームページOpen a new window

【導入事例(PDF版)】

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