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IC図書館システムの導入で業務効率を改善。職員が市民のみなさんと接する機会を増やし、図書館サービスを向上

茨木市立図書館様 外観の写真

茨木市立図書館 様 導入事例


茨木市立図書館様は、中央図書館と4分館、8室の図書館分室、および移動図書館があり、同規模の自治体の公共図書館の中でトップレベルの貸出冊数を誇っています。同館は、利用者の利便性向上とフロアサービスの充実を目的にICタグに対応した富士通の図書館システムを導入。自動貸出機により利用者自身がカウンターに並ぶことなく簡単に貸出手続きができるようにするとともに、新たに案内係を配置するなど図書館サービス全体のさらなる向上を図っています。

[ 2016年11月15日掲載 ]

【導入事例概要】

業種 文教
ソリューション FUJITSU 文教ソリューション iLisfiera V3
FUJITSU 文教ソリューション iLiscomp V3
FUJITSU 文教ソリューション Ufinity for Public

茨木市教育委員会 教育総務部次長 兼 中央図書館長
川上 成人 氏

「総合的な評価で富士通さんを選びました。安定稼働のためには当館とベンダーとの間で信頼関係の構築が欠かせません。サポートも含めて、富士通さんの総合力は稼働後の安心につながるものでした。また図書館と一緒に業務改善に取り組む富士通のフィールド・イノベーションが提案に入っていた点もポイントとなりました」

【課題と効果】

1 市民と接する読書案内など職員にしかできない業務に時間をかけ、フロアサービスの充実を図りたい ICタグを活用することで、貸出業務を効率化するとともに蔵書点検など管理業務の負荷を軽減。人員と時間の有効活用により案内係を配置するなどフロアサービスを向上
2 図書館を利用する方の利便性を向上したい 利用者自身が自動貸出機を使って簡単かつ速やかに本の貸出手続きを完了。カウンターに並ぶ必要もなく、読書傾向などのプライバシー保護の課題も解消
3 ホームページを刷新し情報発信力や予約機能を強化したい ホームページを見やすいデザインに変更し、子ども向けのページや最近のできごとを紹介するコーナーを設置。絞り込み検索、My本棚などの機能を利用することで、Webからの図書の予約の割合が予約全体の70%近くまでアップ

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導入の背景

市民のみなさんの声を聴いて出来上がる図書館の本棚

大阪府北部に位置する茨木市は、人口約28万人の都市でありながら豊かな自然や古くからの歴史が息づくまちです。同市は、第5次茨木市総合計画(2015年度~2024年度)のスローガン「ほっといばらき もっと、ずっと」を設定し、活力とつながりの2つの「ほっと」な視点で、「もっと」多くの人々に「ずっと」住み続けてもらえるまちづくりを目指しています。

茨木市教育委員会 教育総務部次長 兼 中央図書館長 川上 成人 氏の写真川上 成人
茨木市教育委員会
教育総務部次長 兼 中央図書館長

同市のスローガンを実現するうえで、教育と文化の面で重要な役割を担っているのが茨木市立図書館様です。茨木市教育委員会 教育総務部次長 兼 中央図書館長の川上成人氏は「茨木市立図書館は、中央図書館をはじめ5つの図書館、8つの分室、移動図書館が連携し、市民の求める資料や情報を積極的に収集し提供しています。蔵書冊数約120万、貸出点数約368万は、全国の同規模の自治体の中でトップクラスです。いかに市民のニーズを把握し蔵書構成に活かしていくか。市民のみなさんの声によって図書館の本棚が出来上がっていくことがとても大切です」と話します。

読書案内などのフロアサービスや市民の相談に応じるレファレンスサービスは、市民の声を聞くための貴重な機会となります。一方で蔵書冊数や貸出冊数が多いため管理業務の負荷が高くなり、本来業務に集中できる時間を創り出すのが難しいというのが課題でした。時間の創出ではICTの活用が重要な鍵となります。「人がするべきこととシステム化が必要なことをしっかりと見極めてサービスの充実に努めていく。その中でいかにICTを活用していくか。“システムありき”ではなく“市民に役立つかどうか”といった市民視点が大切です」と川上氏は続けます。
ICTの活用においても「市民が中心」の考え方を大切にする同館は、利用者の利便性向上とサービス充実のための時間を創出するべくICタグの活用に着目しました。

導入の経緯

ICタグ対応の新図書館システムの採用で重視したのは総合力

従来の図書館システムでは、本の貸出を行うときに図書館の職員が本に貼ってあるバーコードを1冊ずつ読み取っていました。そのため、職員が窓口の対応に多くの時間をとられ、市民のみなさんと接する機会が限られていました。そこで同館はICタグを活用した図書館システム導入を見据え、2014年度に1年間かけて約120万冊の全蔵書にICタグを貼付する作業を実施。またICタグを活用している近隣の図書館を視察し運用の工夫を学ぶなど準備を重ねました。
そして2015年5月、ICタグに対応した新図書館システムの選定を開始。選定のポイントについて川上氏は次のように話します。
「価格競争だけでは当館のニーズや思いに応えてくれるシステムを採用するのは難しい側面があります。今回、複数のベンダーに提案してもらうプロポーザル方式でシステムを選定しました。ICタグ対応に関する実績はもとより、当館のことをきちんと理解しているか、導入後の運用や業務改善までも見据えているかなど、当館のパートナーとしての視点を重視しました」。
2015年6月にパートナーとして富士通を選択された理由について川上氏は、「総合的な評価で富士通さんを選びました。安定稼働のためには当館とベンダーとの間で信頼関係の構築が欠かせません。サポートも含めて、富士通さんの総合力は稼働後の安心につながるものでした。また図書館と一緒に業務改善に取り組む富士通のフィールド・イノベーション()が提案に入っていた点もポイントとなりました」と話します。

茨木市立図書館様 1階書架の写真図書館1階の書架の様子

導入のポイント

見やすく、情報発信力のあるホームページに刷新

ICタグに対応した新図書館システムの構成は、富士通の公共図書館システム「iLisfiera」とIC図書館ソリューション「iLiscomp」を中核に、ホームページ作成の支援や横断検索から相互貸借までをワンストップで実現する「Ufinity for Public」を採用しています。

茨木市教育委員会 教育総務部中央図書館 主幹 兼 資料係長 濱口 友希 氏の写真濱口 友希
茨木市教育委員会
教育総務部中央図書館
主幹 兼 資料係長

ホームページの刷新について、茨木市教育委員会 教育総務部中央図書館 主幹 兼 資料係長の濱口友希氏は「デザインやイメージカラーなど当館の要望に対しいろいろとご提案をいただきました。『あなたの本棚、ここにあります』というキャッチフレーズもみんなで悩みながらつくりました。子ども向けのページや最近のできごとを紹介するコーナーも人気があります」と話します。
既存の図書館システムからの移行は、図書館が休館となる年末年始に行いました。「富士通さんのサポートのもとテストを何回か行い、先に問題点を修正しておくことで、移行は計画通りスムーズに行えました。また従来システムは様々なカスタマイズにより複雑になっていたため、新システムでは基本的に標準機能を利用し業務の標準化を図っています」と濱口氏は続けます。

導入の効果と今後の展望

予約、貸出における利便性が大幅に向上、人員と時間の有効活用も実現

2016年1月8日、ICタグを活用した新システムは本稼働し安定稼働を続けています。新システムにより図書館の本の流れは大きく変わりました。

中央図書館に設置された自動貸出機の写真中央図書館に設置された自動貸出機

濱口氏は、「中央図書館をはじめ5つの図書館に自動貸出機を設置しています。利用者が借りたい本を貸出機の上に置いて、利用カードをかざすとレシートが出てきて手続きは完了します。導入当初こそ職員がそばにいてサポートしていましたが、1回体験していただくとその簡単さや、カウンターに並ぶ必要がないといった利便性、プライバシー保護などのメリットから、老若男女を問わず多くの方にご利用いただいています。本を予約した場合、中央図書館では館内の予約棚から予約した本をご自身で受け取りができます」と話します。システム導入を機に一度に借りることができる冊数を8冊から20冊に拡大されたこともあり、貸出冊数も昨年の同時期と比べて約15%増えています。
自動貸出機による貸出業務の効率化に加え、蔵書点検の作業面での効果にも大きく期待しています。「蔵書点検時、今までは高い場所や低い場所にある本のバーコードを読み取る作業が大変でした。これからは本を取り出すことなく一気に複数冊のICタグを読み取ることができるため、点検作業の負荷が大幅に軽減されると思います」(濱口氏)。業務の効率化により人員や時間の有効活用が図れることは大きなメリットです。本が見つからない方をサポートする案内係の配置や、本との新たな出会いの場となる特集コーナーの充実など、職員にしかできない業務に時間をかけることができるようになりました。
図書館のホームページからの予約も利用しやすくなりました。濱口氏は「予約かごや絞り込み検索、お気に入り資料のリスト(最大500冊)を作成できるMy本棚などWebサービスの利便性も大きく向上しました。現在、図書の予約の70%近くがWebからの予約となっています」と話します。
川上氏は今後の展望について、「富士通さんのフィールド・イノベーションを活用し、第三者の目を通じて事実の可視化や課題の抽出を行い、職員の意識改革につなげていきたいと考えています。図書館は市民の基本的人権である『知る自由』を保障する機関のひとつです。富士通さんには、『市民が中心』の当館のパートナーとしてご尽力いただきたいと思います」と富士通への期待を話します。
富士通はこれからも総合力と先進技術、フィールド・イノベーション活動などを駆使し、市民の視点に立ってサービス向上に取り組む茨木市立図書館様を支援していきます。

中央図書館の入口近くにある予約受取コーナーの写真中央図書館の入口近くにある予約受取コーナー

【茨木市立図書館様 概要】

所在地 〒567-0028 大阪府茨木市畑田町1番51号(中央図書館)
蔵書数 1,224,110冊 (2015年度)
ホームページ 茨木市立図書館 ホームページOpen a new window

【導入事例(PDF版)】

用語解説

注:フィールド・イノベーション
人、プロセス、ICTを総合的に捉え、事実の可視化と現場の人たちの知恵による改善を継続していくために富士通のフィールド・イノベータ(FIer:エフアイヤー)がお客様と一緒に取り組む活動。

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