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小中学校全65校の図書館をシステム化し公共図書館と連携 子どもたちであふれる小学校図書館など、児童生徒の読書意欲が向上

千葉県市原市教育委員会様 庁舎外観の写真

千葉県市原市教育委員会様 導入事例


市原市教育委員会様は、手書きで行っていた貸出手続きや、手作業で管理していた小中学校の図書館業務を一気にシステム化。同時に公共図書館と連携させることで図書館の利用率向上を図りました。バーコードリーダによる貸出手続き自動化の効果は顕著。子どもたちの読書意欲は、予想以上の高まりを見せています。

[ 2014年10月14日掲載 ]

【導入事例概要】
業種:地方自治体
ソリューション:FUJITSU 文教ソリューション K-12 図書館 LB@SCHOOL
規模:市立小中学校全65校の学校図書館
構築期間:7か月

市原市教育委員会 学校教育部 指導課 指導主事
伊藤 究 氏

「児童・生徒画面に工夫、配慮がなされている点も評価しました。小学校低学年向けから中学生向けまで、様々なイラストが用意されています。さらに、読書のモチベーションアップを図る読書履歴表示や、子どもたちに発行する賞状が用意されているところにも、きめ細かい配慮を感じました」

【課題と効果】
1小中学生の図書館利用を促進し、読書機会を増やしたいバーコードリーダによる貸出手続きの自動化で児童生徒の図書館への興味関心が高まり、図書館の利用率が向上した
2図書の登録や蔵書点検などバックヤードの作業を容易にしたいインターネット上で購入図書の選書、登録が可能になり、司書教諭の業務負荷が大幅に軽減した
3公共図書館と学校図書館を連携し、小中学生の図書館利用環境をより向上させたい図書館同士をネットワークで連携させることで、調べ学習などの授業に必要な資料図書の準備作業が容易になった

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導入の背景

市内全65校の小中学校図書館を一気にシステム化

市原市では、子ども一人ひとりが自ら読書の楽しさ、素晴らしさを発見し、いつでもどこでも読書ができる環境の整備に取り組み、「市原市子ども読書活動推進計画」を策定、推進しています。この取り組みのひとつとして、市の公共図書館と市内全65校の学校図書館をネットワーク化し、公共図書館と各校を連携させた活用を検討していました。その目的は、子どもたちの読書環境を向上させて図書館の利用率を上げ、読書を推進することでした。もちろん、手作業で行われていた学校図書館の貸出業務、管理業務の効率化も目的のひとつです。しかし、全小中学校をネットワーク化するには、コスト面などがハードルになっていたといいます。

市原市 情報管理課 情報化推進係 主事 安藤 善文 氏の写真
安藤 善文
市原市 情報管理課 情報化推進係 主事

2012年、市情報管理課は、市全体の情報システムの最適利用を図る詳細な調査を行ったうえで教育委員会の指導課、市中央図書館などと検討を重ね実現に動きます。市原市情報管理課情報化推進係主事の安藤善文氏はこう述べています。「2010年に校内LANの整備を経て、2013年には校務支援用PCの教職員1人1台の配付が決定する中で、公共図書館の業務システムがリプレースの時期を迎えていました。そこで改めて学校図書館のシステム化を検討しました。その結果、校内LANおよび校務支援用PCを有効活用しつつ、公共図書館および学校図書館が一体化したシステムをASP方式で調達すれば、コスト面のハードルを越えて、学校図書館の電子化と公共図書館と学校間のシステム連携が実現可能なことが分かりました」。

導入のポイント

セキュリティや連携性とともに、児童・生徒向け配慮を評価

システム選定はプロポーザル方式で行われました。重視された要件は、セキュリティと運用コスト。新システムはインターネット経由でベンダーが提供するサービスを利用する仕組みとし、市はサーバ機器などの資産を保有しない。公共図書館の業務システムとシームレスな連携を図る、PCの経験が浅い司書教諭やボランティアの図書指導員でも容易に扱える操作性などです。市原市教育委員会学校教育部指導課指導主事の伊藤究氏は、LB@SCHOOLを採用した理由をこう述べています。「LB@SCHOOLは、図書委員の子どもたちが操作する入り口と、教職員が操作する入り口が明確に分かれており、個人情報の取り扱いに関して安心できたことが大きかったです。また、児童・生徒画面に工夫、配慮がなされている点も評価しました。小学校低学年向けから中学校の生徒向けまで、いくつもの絵柄が用意され、季節によっても変えられるのです。さらに、読書のモチベーションアップにつながる読書履歴表示や、一定冊数の図書を読んだ子どもたちに発行する賞状が用意されているところにも、きめ細かい配慮を感じました」。

市原市教育委員会 学校教育部 指導課 指導主事 伊藤 究 氏の写真
伊藤 究
市原市教育委員会 学校教育部 指導課 指導主事

市原市立中央図書館 奉仕係 主任 松本 哲郎 氏の写真
松本 哲郎
市原市立中央図書館 奉仕係 主任

市原市立中央図書館奉仕係主任の松本哲郎氏は、連携性についてこう述べています。「他のベンダーでは、自社製のシステム間であっても容易に連携できないシステムもありました。その中で富士通のLB@SCHOOLは、公共図書館用業務システムとの連携性において高く評価されました」。

スムーズに運んだ蔵書の初期登録と操作説明

システム構築は2013年7月からスタートし、2014年2月には運用可能な状況になりました。構築作業の中で最も人手を要するのは、各校の蔵書をシステムに登録する作業です。1冊1冊にバーコードラベルを貼付し、ISBNコードをバーコードリーダで読み取って関連付けする作業は、2013年の夏季休暇を利用して行われました。「65校を13系統に分け、計画的に進めました。各校に数台のバーコードリーダを持ち込み、教職員と図書指導員が総出で1冊ずつ登録する作業は、約1週間で完了。各系統で学校の順番を決め、次々に作業を進めていき、夏季休暇中にすべての小中学校の蔵書登録を終えました」(伊藤氏)。

その後、2014年4月のシステム本稼働に向けて始まった操作説明会では、PCの操作経験の浅い人、ベテランの読書指導員の方々にレベルを合わせる方針で実施。「操作説明会は功を奏し、4月の本稼働以降、ベテランの読書指導員も含めほとんどの方に使っていただいていると聞いています」(伊藤氏)。

千葉県市原市教育委員会様のシステム概要図です。サーバを庁外のセンターに設置するASP方式で市内全65校の学校図書館と市立図書館とのシステム連携を低コストで実現した結果、横断検索や相互貸借が可能になり、学校図書館の利用環境が向上しました。

導入効果と今後の展開

授業間の15分休みに200人以上の子どもたちであふれる小学校図書館

LB@SCHOOLを稼働後、教育委員会には各校から「児童・生徒の図書館への興味関心が高まった」「貸出冊数が増えた」「図書委員の意欲が高まった」という声が寄せられています。実際に小学校へ足を運び、図書館を利用する子どもたちの様子を目の当たりにした伊藤氏は、「まさに図書館が子どもたちであふれかえっているという表現が合っています。授業間の15分休みでしたが、チャイムの2分後には図書館入口の図書カードコーナーに行列ができ始めていました。次々と図書を選んで貸出カウンターに進む子どもたちで、バーコードリーダの前にも行列。図書を教室に持ち帰ろうとする子もいれば、そのまま読み始める子もいて、チャイムから4分後には図書館はもう、子どもたちで満杯状態。200人ほどが押し寄せていました」と語っています。

管理業務についても様々な導入効果が現れています。「各学校で行う年度初めの購入図書の登録作業が効率化されました。昨年度までは、購入リストを一覧表にし、FAXで発注していました。今では、インターネット上で選書して発注すれば図書が送られてきます。選書から発注、登録に至る作業負荷が大幅に軽減されました」(伊藤氏)。さらに、「返却期限を過ぎた図書の一覧表を簡単に出力でき、返却の催促がスピーディーになった」、また、調べ学習のための検索機能として「教科書の単元を検索画面からキーワードを選択していけば、参考になりそうな図書が検索できて便利だ」といった声も寄せられているそうです。

公共図書館と学校図書館の連携で調べ学習をサポート

図書館業務のうち最大のイベントともいえる蔵書点検作業。年末あるいは年度末にかけて、毎年、職員と図書委員が力を合わせて取り組むこの作業に、LB@SCHOOLが活躍してくれるだろうとの期待が高まっています。「書棚からすべての図書を取り出して並べ、1冊1冊手にとって台帳の記録と付き合わせて確認していく作業には、各校とも2週間程度かかっていました。しかしシステムの導入により作業の効率化を図ることになり2、3日に短縮できるのではないかと期待しています」(伊藤氏)。

また松本氏は、公共図書館と学校図書館の連携についてこう語っています。「今まで、調べ学習の授業で使う図書を用意する場合、学級担任を兼ねる司書教諭や読書指導員が、記憶などを頼りにリスト化していました。今後、連携が本格的に進めば、全小中学校と公共図書館にある図書を横断的に検索できますから、例えば新任の教諭であっても、ある単元に有用な図書をもれなく選び出すことができるようになるでしょう」。

富士通は、多くの自治体あるいは学校への導入実績をもとに、LB@SCHOOLを子どもたちの読書意欲・学習意欲を高める図書館業務システムへと進化させてまいります。

市原市立国分寺台東小学校の図書館の写真
市原市立国分寺台東小学校の図書館。入口には、図書委員おすすめの本が紹介されています。

【千葉県市原市教育委員会様 概要】
所在地〒290-8501 千葉県市原市国分寺台中央1-1-1
代表者教育長 白鳥 秀幸
ホームページ千葉県市原市教育委員会 ホームページ新規ウィンドウが開きます

【導入事例(PDF版)】

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