城西川越中学校・城西大学付属川越高等学校(以下、城西川越)では2015年9月に本格的なICTを活用した教育の取り組みを開始しました。校内にICT教室を2室設置して、各教科の授業に電子黒板やタブレットを積極的に活用するなど、2020年の大学入試改革をにらんだアクティブ・ラーニングを実践しています。
[ 2016年04月14日掲載 ]
業種: | 文教 |
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ソリューション: | FUJITSU Tablet ARROWS Tab Q584/H![]() FUJITSU 文教ソリューション K-12 学習情報活用 知恵たま ![]() FUJITSU 文教ソリューション K-12 協働学習支援 マーナビケーション ![]() FUJITSU Server PRIMERGY TX1330 M1 |
豊かな人間教育を行い、国際人に必要な素養を育む | ![]() |
ICTを活用したアクティブ・ラーニングを実践 |
「思考力」「判断力」「表現力」を評価する入試改革に
対応する力を養う |
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生徒の学習意欲と能動的に学ぶ姿勢の向上 |
本事例に関するお問い合わせ
城西川越は、県内で有数の私立進学校です。生徒が将来、自主・自立していくための人間教育こそが重要という教育方針を掲げる同校が、今本腰を入れて取り組んでいるのがICTを活用した教育です。
田部井 勇二氏
城西川越中学校・
城西大学付属川越高等学校
校長
「情報が溢れるネット社会の現在、教育の現場にいる私たちには、最新の情報を率先して取り入れることが求められています。生徒に正しい情報を伝えるためにも、ICTを活用した教育には真っ先に取り組んでいかなければなりません」と語るのは、同校の田部井勇二校長です。
しかし、ICTを実際の教育現場に取り入れるのは容易なことではありません。そのような中で、新たな教育を強化していくきっかけを作ったのは、2020年に控えた大学入試改革。「思考力」「判断力」「表現力」を中心に評価する新しいテストの導入が決まり、それらの力を総合的に磨くアクティブ・ラーニングが求められるようになったためです。
「アクティブ・ラーニングは、能動的に学ぼうという姿勢を生徒に身につけさせることが重要。そのためにはICTを活用することが近道だと考えました」
城西川越がICTを活用した教育の環境づくりに着手するに際し、その先頭に立ったのは、国語科の金井圭介教諭です。学校のホームページ管理・保護者との連絡ツール「城西川越ネット」も担当しており、教職員の中では最もICTに精通された先生です。
「最初は、他校の取り組みを調査するところから始め、本校にとってどんなICTを活用した教育がふさわしいか、大学入試改革をにらんだアクティブ・ラーニングではどんなICTが効果的かを教職員の間で議論を重ねました」
アプリケーションを選定するに当たり、重要視したのは、すべての先生が使えるシンプルな操作性です。実際にタブレットを用いて、英語と数学のカリキュラムに合わせ、先生方に模擬授業を受けてもらいました。その中で授業イメージができ、ICTに不慣れな先生も使いやすい「知恵たま」が選ばれました。「知恵たま」は、授業準備から授業展開を簡単に行え、使っているうちに教員が作成したデジタル教材を共有できるため、授業研究や、教材作成の効率化にも役立ちます。また生徒の意見を一覧表示し、協働学習に役立つ「マーナビケーション」も選択されました。
金井 圭介氏
城西川越中学校・
城西大学付属川越高等学校
教諭
タブレット機種については、「検討時は別のOSを考えていましたが、生徒たちには、社会で通用する力をつけてもらいたいと考え、汎用性の高いWindowsを採用しました。富士通の『ARROWS Tab Q584/H』は、防水・防塵・耐薬品機能を持ち、校内どこでも使える利便性が選定につながりました」
そして、富士通のパートナー企業である富士電機ITソリューション(株)専門スタッフが担当する「ICT支援員」の存在も見逃せないポイントでした。ICT支援員は、授業や教材準備などを手伝う役割を果たし、特にICTの専門家がいない学校では、非常に心強い存在となっています。
金井先生は、「富士通はハードやソフト単体ではなく、総合的な提案で私たちが目指すICTを活用した教育の姿を一緒になって描いてくれました」と話します。
薄羽 貴統氏
城西川越中学校・
城西大学付属川越高等学校
教諭
本格的なICTを活用した教育を始動させたのは2015年9月。中学の授業から先行して活用が始まりました。
最も積極的に活用しているのが、英語の授業です。タブレットを活用することでネイティブのリアルな英語に触れたり、生徒の発表を録画したりすることができるため、生徒の学習意欲向上につながります。ICT推進委員副委員長の薄羽貴統先生は「ICTを活用した教育はまだ教科によって活用度合いにバラつきはありますが、英語の授業に関してはアクティブ・ラーニングの観点で確実に効果があると感じています。「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能のトレーニングはもちろん、英検対策にも成果があるものと期待しています」
中学の授業から始まった城西川越のICTを活用した教育は今後、高校の授業にも徐々に広げていく予定です。「知恵たま」に溜まっていく学習履歴は、今後城西川越の特色でもある中高一貫教育で生徒の成長を可視化していきます。
田部井校長は「本校のICTを活用した教育は“ICTが日常に溶け込む風景”を目標にしています。将来的にはすべての教室でも実施できる環境を整えていきたいと思っています」と今後の期待を語っています。
左から 薄羽 貴統氏、田部井 勇二氏、金井 圭介氏
所在地 | 〒350-0822 埼玉県川越市山田東町1042 |
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代表者 | 城西川越中学校・城西大学付属川越高等学校 学校長 田部井勇二 |
概要 | 埼玉県川越市にある私立の中高一貫制男子校。豊かな人間性の涵養(かんよう)を建学の精神として1972年に開校しました。校是は「報恩感謝」。近年は国際教育と理数科強化に力を入れ、県内有数の進学実績を誇っています。 |
ホームページ | 城西川越中学校・城西大学付属川越高等学校 ホームページ![]() |
教育現場のニーズを形にしたタブレット
「FUJITSU Tablet ARROWS Tab Q506/ME」
近年、教育の現場にタブレットを導入し、授業で活用する学校が増加しています。そんな中で求められるのが、どのような学習環境でも子どもにとって使いやすく、故障の心配を最小限に抑えた“真に教育現場に最適なタブレット”です。スクールタブレット「ARROWS Tab Q506/ME」は、これまで長年にわたって教育機関の課題にICTでサポートし続けた富士通だからこそ実現できるさまざまな魅力が凝縮されたタブレットです。
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Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Intel Atom、Intel Atom Inside、Intel Core、Core Inside、Intel vPro、vPro Inside、Celeron、Celeron Inside、Itanium、Itanium Inside、Pentium、Pentium Inside、Xeon、Xeon Phi、Xeon Inside、Ultrabook は、アメリカ合衆国および/またはその他の国における Intel Corporation の商標です。
本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。
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