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基幹業務システムの稼働時間を3時間伸長し受注力を拡大
売上目標達成に向けて経営基盤を強化

オーエスジー株式会社様 導入事例

オーエスジー株式会社様 導入事例


タップやエンドミルなどの製品で世界シェアトップのオーエスジー。2020年に売上1500億円という目標達成に向けて経営基盤を強化している。同社はERP(基幹業務システム)の基盤に、富士通とオラクル社が共同で提案した「Oracle Exadata」を導入した。その結果、バッチ時間を1/3に短縮することができ、オンライン時間の3時間伸長、受注力の拡大を実現した。さらに、経営データの日ごとの収集・分析によるグローバル経営のスピードアップ、重点顧客の選定などによるサービスレベル向上も実現した。

[ 2016年12月8日掲載 ]

【課題と効果】
1 ERPの稼働時間を伸長して受注力を拡大したい arrow2-c バッチの時間を1/3に短縮し、ERP稼働時間を3時間伸長
2 グローバルでの経営判断をよりスピーディーに行いたい arrow2-c 各拠点のデータを日ごとで収集・分析し迅速に経営判断
3 重点顧客へのサービスレベルを向上したい arrow2-c 重点顧客の選定や効果の判断などでサービスレベル向上

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導入の背景

2020年に売上1500億円を目指して受注力拡大などの経営課題に取り組む

オーエスジーは切削工具などの製造販売を事業の柱とする総合工具メーカーである。主力製品のタップ、エンドミル、転造工具は世界シェアトップを誇る。同社の神谷伸顕氏は「当社は投資対効果の最大化を常に意識して、システム導入・更改に取り組んでいます。中期経営計画で目標に掲げた2020年売上1500億円の達成にICTで貢献します」と話す。
同社は2013年、中期経営計画達成に向けた3つの経営戦略を定めた。1つ目が「受注力の拡大」である。同社の竹下恵介氏は「ERP非稼働の時間帯における受注機会損失が、受注力拡大の障壁となっていました。その解決としてERP稼働時間の伸長に取り組みました」と語る。
ERP稼働時間が減る大きな要因が夜間バッチとバックアップだ。同社の藤本和也氏は「従来は夜間バッチとバックアップに約9時間要していました。そのため、オンラインの開放時間が減り、受注入力時間が限られ、機会損失に直結していました」と振り返る。
経営戦略の2つ目である「アジアをはじめとするグローバル展開」については、経営データ収集・分析がICTの課題であった。同社の阿部宏二氏は「従来は各グローバル拠点からの経営データ収集に時間がかかり、月ごとにしか経営データを分析できず、迅速な意思決定の足かせになっていました。しかも、マスタが未統一のため、製品/拠点別原価など詳細な経営分析ができませんでした」と明かす。
経営データ収集・分析の課題は、経営戦略の3つ目である「重点顧客へのサービスレベル向上」にも共通する。同社の吉林修氏は、「製品別のエンドユーザー/業界を分類できず、重点顧客の選定や効果を適切に判断できませんでした」と述べる。これらの経営課題解決のため、マスタ統合基盤である「GLOVIA Enterprise GS」による「データの鮮度/精度の向上」と「経営データ分析の標準化」にも取り組んだ。

オーエスジー株式会社 神谷 伸顕 氏の写真神谷 伸顕
オーエスジー株式会社
IT戦略部 部長

オーエスジー株式会社 竹下 恵介 氏の写真竹下 恵介
オーエスジー株式会社
IT戦略部 次長

導入のポイント

オラクル社の「Oracle Exadata」の性能や富士通のサポートサービスを評価

オーエスジー株式会社 藤本 和也 氏の写真
藤本 和也
オーエスジー株式会社
IT戦略部 開発グループリーダー(課長)

オーエスジー株式会社 阿部 宏二 氏の写真
阿部 宏二
オーエスジー株式会社
IT戦略部 開発グループ
開発チームリーダー(係長)

2013年、同社は基幹業務システムの「Oracle E-Business Suite」(以下、EBS)のサーバ保守切れを控え、リプレースを検討。IAサーバとFlashストレージの組み合わせなど、各ベンダーの提案を比較検討した結果、富士通とオラクル社が共同で提案した「Oracle Exadata」(以下、Exadata)を採用した。「受注力を拡大し、かつ、経営データの精度・鮮度向上および分析標準化に必要なパフォーマンスを得るには、Exadataが最適と判断しました」(竹下氏)。
加えて、「富士通が提供するExadata向けファーストラインサポートサービスもポイントでした」と藤本氏は話す。同サービスは富士通のサポートセンターが窓口となり、トラブル復旧支援などに24時間365日で対応。また、全国約850カ所のサービス拠点から、サービスエンジニアが訪問修理を行う。
富士通の提案力も高く評価した。「サーバリプレースだけにとどまらず、他社データセンターからの移行などもあわせたコスト最適化も含め、受注力拡大とデータ精度・鮮度向上を果たせる将来のインフラ基盤として提案してくれました」と阿部氏は話す。さらに、「富士通営業はいつもICT投資対効果の最大化を念頭に、オーエスジーの立場での“バランス力”の高い提案をしてくれます」と神谷氏も続ける。
さらに、「富士通はコミュニケーションを密に取れ、安心してプロジェクトを進められます。メインフレーム時代からの付き合いなので、技術やサポート体制などにも大きな信頼を置いています」と吉林氏が採用を後押しした理由を語る。

システム概要

データセンターやネットワークは「オール富士通」で運用保守も最適化

2014年5月からプロジェクトを開始し、2015年1月に本番稼働した。「カスタマイズ箇所の洗い出しなど、EBSのバージョンアップに苦労しました。Exadata導入が大きなトラブルもなくスムーズに行えたため、EBSのバージョンアップにより時間と資源を集中でき、目標期間内に完了できました」(阿部氏)。
ハウジング先も東京の他社データセンターから、富士通エフ・アイ・ピーの中部データセンターに移行。ネットワークも富士通に任せ、窓口の一本化などで運用保守も最適化した。
また、これを契機に、受注力拡大をはじめとする経営課題解決のためのシステム全体最適化にも着手した。グローバルでのマスタ統合基盤の整備も、富士通の支援を受けつつ、自社で実施した。

【システム概要図】

【システム概要図】

導入効果と今後の展望

ERP稼働を3時間伸長して受注力拡大
グローバルの経営データを日ごとに分析

オーエスジーはExadataの導入で受注力の拡大を果たした。竹下氏は「月末締めが3.4倍、原価計算が2.6倍など、パフォーマンスを大幅に向上でき、夜間バッチとバックアップを従来の約9時間から約3時間に短縮できました。その結果、ERPのオンライン開放時間を3時間延長でき、受注力を拡大できました」と強調する。
その上、運用や拡張性の面でもメリットが得られている。「バッチ終了からオンライン開始までの時間は従来1時間しかありませんでした。ですがExadata導入で対応時間が増えたため、余裕を持ったシステム運用が可能になりました」と阿部氏は話す。また、「チューニング次第でさらなるパフォーマンス向上も望めるので、将来の受注増にも今のまま対応できます」と吉林氏も効果を語る。
バッチとともに、オンラインレスポンスも性能が向上した。「受注時の検索が従来の300秒から30秒に短縮したなど大幅に向上し、業務効率化も図れました」(藤本氏)。

オーエスジー株式会社 吉林 修 氏の写真
吉林 修
オーエスジー株式会社
IT戦略部 開発グループ
インフラチームリーダー(係長)

さらに、マスタ統合による標準化をあわせ、各グローバル拠点から精度・鮮度の高い経営データを収集・分析できるようになった。「以前は月ごとであった経営データ分析が毎日行えるようになりました。経営層が迅速な経営判断に役立てられ、アジアをはじめとするグローバル展開を加速できます」(神谷氏)。
同じくデータ精度・鮮度向上などによって、「重点顧客の選定や効果を適切に判断できるようになり、重点顧客へのサービスレベルを向上できました」と藤本氏は成果を述べる。
さらに竹下氏は、「他システムのオラクルデータベースをExadataに一部統合し、既存ライセンスをより有効に活用することが可能になりました」とシステム全体で投資対効果を最大化できた点を述べる。
当初の2016年売上1000億円という目標は2014年度で達成したが、今回の受注力拡大などにより、「これからもICT投資対効果をより高め、2020年売上1500億円達成に貢献していきます」と神谷氏は語る。今後は60以上あるERPの外部システムの更改、グローバル拠点とのスムーズなデータ連携、プライベートクラウドなどのシステム最適化に加え、AIなどの新技術の活用など、ICTのさらなる有効活用によるビジネス強化を富士通とともに推進し、世界のものづくり産業を地球規模で支え続けていく。

集合写真

(写真左から)オーエスジー株式会社 吉林 修 氏、藤本 和也 氏、阿部 宏二 氏、神谷 伸顕 氏、竹下 恵介 氏、富士通株式会社 御辺 晃司

【オーエスジー株式会社様 会社概要】
本社所在地 愛知県豊川市本野ケ原三丁目22番地
設立 1938年3月26日
資本金 104億400万円
代表取締役社長 石川 則男
従業員数 連結 5,569名/単独 1,639名(2015年11月30日現在)
事業概要 タップやドリルをはじめとする切削工具・転造工具・測定工具・工作機械・機械部品の製造販売、工具の輸入販売
オーエスジー株式会社様 ロゴマーク
ホームページ オーエスジー株式会社 ホームページOpen a new window

【導入事例(PDF版)】


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