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富士通社内の大規模Oracleデータベースを統合 UNIX基盤にSPARC M10、IA基盤にOracle Exadataを導入し サーバ台数1/11、運用管理費1/8を実現

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富士通株式会社 導入事例


富士通とオラクル社は20年以上にわたりパートナーシップを築いています。現在、富士通は社内の大規模Oracleデータベースの統合を進めています。富士通全体のトータルコスト削減やICTガバナンスの強化、利用者へのタイムリーなサービス提供などを目指していますが、社内実践で蓄積したノウハウをお客様のシステム構築に活用していくことも重要な目的です。
統合基盤には、UNIX基盤にSPARC M10、IA基盤にOracle Exadataを導入。サーバ台数の削減、Oracle Database 11gへのバージョンの統一により運用管理費の大幅な削減を図り、Oracle Active Data Guardの活用によりコストパフォーマンスに優れた災害対策を目指しています。

[ 2013年12月16日掲載 ]

【導入事例概要】
業種: ICTサービス業
ソリューション: Oracleデータベース統合
ハードウェア: UNIXサーバ SPARC M10-4S
データベース・マシン Oracle Exadata
ソフトウェア: データベース Oracle Database 11g
データベース災害対策 Oracle Active Data Guard

「今回、SPARC M10とOracle Exadataを採用し、サーバを集約したことでサーバ台数を1/11に削減。これにより運用管理費は1/8に削減、消費電力量も1/5、設置スペースも1/6に削減を実現しています。またOracle Database 11gへのバージョンの統一は保守性の向上はもとより運用管理費の削減にも図れます」

【目的と効果】
1 基幹業務システムのOracleデータベースの統合 arrow2-c SPARC M10のOracle VM Server for SPARCによる仮想化集約、Oracle Exadataの優れたパフォーマンスにより既存サーバ台数を1/11(255台→22台)に削減。Oracle Database 11gに統一し保守性の向上、運用管理費の削減を実現
2 コストパフォーマンスに優れたDRシステムの構築 arrow2-c UNIX基盤、IA基盤ともにOracle Active Data Guardの活用により、コストを抑制しながら遠隔地の拠点にデータベースのミラーを配置し高い可用性を実現
3 社内実践として大規模データベース統合のノウハウの蓄積 arrow2-c SPARC M10、Oracle Exadataを活用した大規模データベース統合に関するノウハウを蓄積してリファレンスモデルとして展開し、お客様の課題解決に貢献

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導入の背景

全体最適化の一環として大規模データベースを統合

富士通株式会社 中谷 俊一の写真
中谷 俊一
富士通株式会社
IT戦略本部
システム企画統括部インフラ企画部
部長

部分最適化された多くのシステムを全社共有のICTインフラとして最適化していくことは、増大する運用管理費の削減や、変化の激しいビジネス環境への対応、災害対策など、さまざまな経営課題の解決に欠かせません。製造業である富士通も全体最適に向けた取り組みを進めていますが、自社の経営課題の解決に加え、お客様のシステム導入を成功に導くためのノウハウを蓄積する社内実践としても力を入れています。
「富士通社内の全体最適に向けた取り組みは2009年から始まり、仮想基盤上にサーバの集約を進めています。富士通グループの各部門に対し、最適化されたICT基盤上で共通のサービスを提供することにより、経営の効率化、ビジネススピードの向上を目指しています」と、富士通株式会社 IT戦略本部 システム企画統括部インフラ企画部 部長 中谷俊一氏は話します。IT戦略本部は、富士通社内の基幹システムやネットワークの開発、導入、運用など社内ICTのすべてを担っている部門です。

Oracleデータベース統合の目的について「社内ICTインフラにおいて、Oracle Databaseは自社製データベースの次に比率が高く、販売管理、人事、購買など基幹業務を担っています。Oracleデータベースの統合は、共通基盤化により富士通全体で運用管理費の削減や可用性の向上、災害対策の強化を図るとともに、利用者に対して迅速かつ高品質なサービスを安定して提供することがねらいです。また社内実践で蓄積したノウハウはリファレンスモデルとして展開し、お客様のシステム構築に役立てていきます」(中谷氏)。

導入のポイント

UNIX基盤にSPARC M10、IA基盤にOracle Exadataを採用

今回、基盤はOracle Database 11gに統一し、基盤プラットフォームは社内のデータベース利用状況に合わせてUNIXサーバ基盤とIAサーバ基盤に分割し統合を行います。2つの基盤に共通した条件として、多種多様なシステムを段階的に集約するため、性能、拡張性、柔軟性、高い集約率、コスト削減のための移行性が求められました。

UNIXサーバ基盤におけるプラットフォームの選択ポイントについて「高性能、高信頼性、優れた拡張性はもとより、CPUコア アクティベーションやBuilding Block方式により統合計画に合わせて段階的にサーバリソースの拡張ができる柔軟性、Oracle VM Server for SPARCによる高い集約率など、大規模データベースの統合に必要な要素をすべて高いレベルでクリアできることからSPARC M10を選択しました。またOracle Solarisバイナリ互換による高い移行性もポイントとなりました」と、IT戦略本部 システム企画統括部インフラ企画部 マネージャー(インフラ企画担当)毛利武晴氏は話します。

富士通株式会社 岩木 教人の写真
岩木 教人
富士通株式会社
IT戦略本部
システム企画統括部インフラ企画部

一方、IAサーバ基盤のプラットフォームの選択ポイントについて「Oracle Databaseに最適化された垂直統合型のデータベース専用システムであることがOracle Exadataを採用した理由です。具体的には、性能のボトルネックになりやすいI/Oの効率化により大幅な高速化を実現していること、スモールスタートが可能であり、モデルのアップグレードにより計画に応じた拡張が容易なことなどを評価しました」と、IT戦略本部 システム企画統括部 インフラ企画部 岩木教人氏は話します。

システムの概要

Oracle Active Data Guardでコストを抑制しながら災害対策

UNIXサーバ基盤は、中核となるサーバにSPARC M10-4Sを採用し、Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)によるクラスタ構成で業務継続性の向上を図っています。またデータベースの災害対策としてOracle Active Data Guardを活用し遠隔地の拠点にデータベースのミラーを配置することで高い可用性を実現。Oracle Exadataを採用したIAサーバ基盤もOracle Active Data Guardを活用しています。

Oracle Active Data Guard採用の理由について「万一のときだけのために待機側にシステムを用意しているというのは効率的ではありません。本番側と待機側の間のデータベースの同期を図ることはもとより、待機側のシステムリソースの有効活用を可能にし、高可用性システムの運用に関わるコストの大幅な削減を実現するというメリットに注目しました」と岩木氏は話します。

富士通株式会社 システム構成図

導入の効果と今後の展望

サーバ台数の削減やOracle Database 11gへの統合により運用管理費を大幅に削減

富士通株式会社 毛利 武晴の写真
毛利 武晴
富士通株式会社
IT戦略本部
システム企画統括部インフラ企画部
マネージャー(インフラ企画担当)

UNIXサーバ基盤、IAサーバ基盤とも2013年10月より順次稼働。当初は検証も行いながら2014年度から本格運用を開始し、2016年度中のプロジェクト完了を目指します。

コスト面の効果について「今回、SPARC M10とOracle Exadataを採用し、サーバを集約したことでサーバ台数を1/11(255台→22台)に削減。これにより運用管理費は1/8に削減、消費電力量も1/5、設置スペースも1/6に削減を実現しています。またOracle Database 11gへのバージョンの統一は保守性の向上はもとより運用管理費の削減も図れます」と毛利氏は話します。

性能面の効果では、バッチ処理時間の短縮やOLTP(オンライントランザクション)におけるレスポンスの向上を実現しています。SPARC M10はSPARC64 Xの高性能や、プロセッサとメモリ間の距離を最小化したことによるメモリアクセスの高速化が技術的なポイントです。またOracle ExadataはI/Oの効率化などOracle Databaseに最適化されていることにより高い処理能力を生み出しています。

本格的な移行はこれからですが、「Oracle ExadataはもとよりSPARC M10も移行に関しては心配していません。Oracle Solarisのバイナリ互換による高い移行性によりスムーズに行えると考えています」(岩木氏)。
今後の展望について「Oracleデータベースの統合により共通基盤化が図れることで、富士通全体のコスト削減やICTガバナンス強化などの実現はもとより、利用者も共通基盤を活用することで高性能、高信頼性、可用性、DR(ディザスタリカバリー)などのメリットを享受できるという点も大きなメリットです。今後、社内実践で蓄積したノウハウをお客様の大規模データベース統合においてお役立ていただけるようにリファレンスモデルとしての展開を進めていきます」と中谷氏は話します。

これからも富士通とオラクルの強力なパートナーシップにより最先端のソリューションを提供し、お客様の経営課題の解決、企業の成長・発展に貢献していきます。

【会社概要】
所在地 (本店)〒211-8588 神奈川県川崎市中原区上小田中4-1-1
代表取締役社長 山本 正已
設立 1935年6月20日
従業員数 169,000名 (2013年3月末現在)
事業内容 通信システム、情報処理システムおよび電子デバイスの製造・販売ならびにこれらに関するサービスの提供
富士通株式会社 ロゴマーク
ホームページ 富士通株式会社 ホームページ

【導入事例(PDF版)】


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