柔軟かつビジュアルな
データ分析を実現するBIツール
「Qlik Sense」

データを分析し意思決定に役立てるBI(Business Intelligence)へのニーズが高まっています。しかし、従来のBIツールでは、複数のデータソースを統合して利活用するためには、分析観点をあらかじめ設計した上で、システムを作り込む必要がありました。そのため、分析観点を自由に変えたり、分析結果を素早くフィードバックしたりといったことが簡単にはできませんでした。これらの課題を解決するため、富士通はビジネスの現場でデータを利活用し、柔軟にデータの可視化・分析を行う次世代BI(ADV:Advanced Data Visualization)ツールとして「Qlik Sense」を提供しています。

セルフサービス型BIツール Qlik Sense

Qlik Senseは、シンプルかつ直感的な操作でデータを多彩な表現で可視化・分析するセルフサービス型BIツールです。ICTに詳しくないカジュアルユーザーでも簡単にデータを可視化し、多彩なビジュアル表現により多角的な観点での分析を実行できます。

Qlik Senseの特長

シンプルかつ直感的な操作で多彩なビジュアル表現を実現

Qlik Senseは、シンプルかつ直感的な操作により簡単にダッシュボードを作成し、柔軟性の高い多角的な観点での分析を可能にします。例えばグラフを作成する場合、グラフの種類、分析したい項目(メジャー)、分析したい切り口となる項目(軸)を選択してシートにドラッグ&ドロップすることで簡単に作成が可能です。複数のグラフを配置し、テキスト・画像・フィルタなどを追加して、意思決定に役立つダッシュボードを即座に作成できます。

シンプルな操作でビジュアルなダッシュボードを作成

作成したダッシュボードでは、グラフの項目などをクリックまたはドラッグ&ドロップで選択することで、データの絞り込み(フィルタリング)やドリルダウンを行えます。また、グラフ・表・リスト・帳票上で参照したいデータをクリックすると、関連する他のグラフなども連動して更新されて表示されます。その際、関連のある項目(白で表示)だけでなく、関連のない項目(グレーで表示)も併せて確認できるため、現場視点で隠れたデータから新たな気づきを得られます。

データを選択すると関連するグラフなども更新・表示

Qlik Senseでは、棒グラフ・円グラフ・折れ線グラフ・散布図・KPI(重要な業績の数値を表示)・ゲージ・コンボチャート・テーブル・マップ・ツリーマップなどのオブジェクトを利用して、多彩なビジュアル表現を実現できます。例えばエリア別の販売実績は、棒グラフだけでなくマップで可視化することで、直感的に把握できるようになります。また、コミュニティに公開されている豊富なエクステンションを使用することで表現方法を拡張できるため、業務に合うビジュアル表現でデータの特徴を直感的に捉えることができます。

多彩なビジュアル表現を可能にするオブジェクト

現場の視点に合わせて分析軸を柔軟かつ高速に切り替え

従来のBIツールでは分析軸を階層的に事前定義するため、分析軸の追加や変更に手間がかかり、分析の観点を容易に変更できないといったデメリットがありました。Qlik Senseでは、分析軸を容易に追加・変更し、分析の観点を柔軟に変更できるため、現場のユーザーは思考を止めずにデータを探索できます。例えば売上データを分析する際に、地域別・都道府県別・製品別・担当営業別などの分析軸を自由な順序で切り替えてデータの特徴を捉えることができます。さらに分析対象データに顧客マスタを追加するだけで、顧客別の分析軸でも売上データを分析することができるようになります。

Qlik Senseは、インメモリ技術により分析対象データの明細やUIの情報をすべてメモリに展開して処理を行うため、ハードディスクへのI/Oによる性能ボトルネックが発生せず、高速なレスポンスを実現しています。また、Qlik Technologies Inc.独自の連想技術により、データ間の関連についての情報量を維持しつつ物理的なデータ値の重複を排除し、データ量を大幅に削減しています。これらの技術により、高速にビッグデータを扱うことができます。

分析軸を容易に追加・変更し、観点を変えた分析が可能

複数のデータソースをシームレスに統合

データ分析では、形式の異なるデータを複数必要とする場合が多々あります。従来のBIツールでは、データ統合を行うために専用のETLツールを別途用意・連携する必要がありました。Qlik Senseはオールインワンのプラットフォームであるため、複数のデータソースをシームレスに統合し、データモデリングを行うことができます。

複数のデータソースをシームレスに統合

ローカルファイルをデータソースとして使用する場合は、フォルダからファイルをドラッグ&ドロップするだけでQlik Senseにデータセットが読み込まれます。データセットはバブルとして視覚的に表示され、同じ名前のデータ項目や同じデータ値を含むデータセットは自動的に連結されて表示されます。バブルをドラッグ&ドロップするだけで、データセットの関連を手動で変更することもできます。

データセットの関連付けを視覚的に行う

集中管理による確実なデータガバナンスの実現

Qlik Senseでは、Qlik Management Console(QMC)でデータやアプリケーションの利用権限や設定を集中管理します。ドキュメントファイル・オブジェクト・データなどの各レベルにおける利用権限をルールベースで一元的に設定し、データレベルでは行・列単位のきめ細かいアクセス制御を行うことで、確実なデータガバナンスを実現します。

また、Windows認証やヘッダー認証などの認証方式に対応しているため、既存の認証システムと連携してセキュリティの強化や運用管理の効率化を図ることもできます。

レベルごとにアクセスを制御

いつでも、どこでも、どのデバイスからでも分析を共有

Qlik Senseは、PCだけでなく、iPhone・Android・Windows Phoneなどのモバイルデバイスから、HTML5対応ブラウザを通して利用できます。HTML5・CSS・JavaScriptなどのオープンなWeb技術を採用しており、どのデバイスからでも同じダッシュボードを閲覧できます。
また、作成したダッシュボードを組織内で共有し、別のユーザーが画面に変更を加えることも可能です。分析から得た気づきや洞察を共有することで、適切な意思決定を促進します。

様々なデバイスからダッシュボードの作成や共有が可能

  • Qlik、Qlik Senseは、Qlik Technologies Inc.の商標または登録商標です。
  • その他各種製品名は、各社の製品名称、商標または登録商標です。
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