富士通の取り組み

富士通は、ITIL®の黎明期より、その策定と普及に貢献して来ました。

さらに、お客様により良い製品とサービスを提供するために、積極的にITIL®を自らの活動の中に取り入れています。

富士通は、ITサービスマネジメント分野において事実上の世界標準となったITIL®のフレームワークと、多くのお客様をご支援することで培って来た経験とノウハウを融合して、ITサービスマネジメントの企画から、設計、開発、運用、改善に至る、ライフサイクル全般に渡って、お客様を強力に支援します。

ITIL®へのグローバルな取り組み

富士通では、ITIL®発祥の地である英国の子会社のFujitsu Servicesのその道のエキスパートたちが、ITIL®の黎明期より ITIL®書籍の出版 (注1)や普及に協力してきました。

また、2006年にはitSMF UKにより、Fujitsu ServicesのプロジェクトがProject of the Yearに選出されるなど、その実践面でも高く評価されています。

日本においても、英国での経験も生かしつつ、いち早くこのITIL®をアウトソーシングサービスに適用するとともに、 日本でのITサービスマネジメントの実践の先頭を切り、またその普及にも率先して貢献しています。 2003年のITIL®の普及のための国際的団体であるitSMF Japanの立ち上げにおいては、主導的な役割を果たしてNPO法人としての設立を実現させました。

以降、理事会社としてコンファレンスやセミナーの実施、分科会への参画、ITIL®の試験や書籍の日本語化の支援(注1)など幅広く推進活動を行っています。

解説

注1: 日本語V3コア書籍 全5冊、2011版 全5冊を始め、20冊のITIL®オフィシャル書籍の翻訳レビュー、V3 Service Transition を始め 6冊の英語ITIL®書籍の執筆レビューに参加しました。

標準化への取り組み

富士通は、企画から運用・保守に至るまで、作業標準化に徹底して取り組んでいます。標準プロセス体系であるSDEM®を基本に、「運用・保守作業体系(作業項目、運用シナリオなど)」や運用関連のツール/ノウハウを整備した「SDEM®実践標準(運用・保守編:ITSMOP)」を提供しています。

これらは、ITIL®に基づいているとともに富士通の長年蓄積された運用・保守ノウハウが反映されており、富士通のサービスの要の役割を果たしています。

標準プロセス体系(SDEM®)

SDEM®は、富士通の企画、開発、運用・保守、品質保証活動の基本的な考え方を示した標準プロセス体系であり、すべてのステークホルダーの共通認識を形成するための地図です。企画から運用・保守にいたる各工程で必要な作業項目が記述されており、作業の漏れを防ぎ、かつ効率的にプロジェクト運営を実現することが可能となります。

SDEM®の運用・保守プロセスは、ITIL®、PMBOK、IPA-SECなど最新の国際標準、デファクト標準、業界動向へ対応しています。

SDEM®実践標準(運用・保守編:ITSMOP)

富士通では、システム障害撲滅のための課題を、これまで蓄積して来た様々な運用事例や経験を基に分析・整理する中で、現場で使える作業の包括的な整理が不足していると考え、ITIL®のプロセスをより現場に近い言葉で整理・体系化し、運用・保守作業全体を網羅する現場実践モデルとして運用・保守作業体系を整備しました。

運用・保守作業体系は、お客様とITシステムの運用・保守業務について語るためのツールであり、お客様のITシステム運用の品質向上に役立つものです。

SDEM®実践標準(運用・保守編:ITSMOP)は、この運用・保守作業体系を中核に、運用・保守作業の可視化や、運用改善などに参考となるノウハウを整備したものです。

資格取得への取り組み

富士通グループでは、お客様の日々の業務を支えるITサービスマネジメントに携わる人材のスキル向上に力を入れています。

ITIL®資格体系

ITIL®V2とITIL®V3の資格体系を、以下に示します。

初級レベルは、ITIL®V2もITIL®V3もファウンデーションです。 中級レベルは、ITIL®V2では、プラクティショナでしたが、ITIL®V3では、インタ-メディエイトと呼ばれ、個別科目単位毎に認定されます。 上級レベルは、ITIL®V2では、サービスマネージャでしたが、ITIL®V3では、エキスパートと呼ばれます。

ITIL®V2では、2日間6時間に及ぶ論文試験合格が必要な非常に難易度の高い資格でしたが、ITIL®V3では、 認定のために、多数の中級レベル科目の単位修得と試験への合格が必要となっています。さらにITIL®V3では、最上位資格としてマスターが設けられました。

富士通の取り組み

富士通グループでは、ITサービスマネジメント技術者の基礎スキル向上を目指して、ITIL®V2の時代から、 ファウンデーション、プラクティショナ、サービスマネージャの資格取得を積極的に推進してきました。 その結果、富士通グループ全体では、関連する技術者の大部分を網羅する数千人規模の資格保有者を有し、業界でも最高レベルの水準であると自負しています。

また、新しいITIL®V3への展開にも、いち早く取り組み、エキスパート資格についても、 日本語による試験が実施される以前の2008年10月より早期エキスパート取得者達による社内外へのITIL®V3普及を積極的に行っています。

ITIL®に関するお問い合わせ

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