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海外生産拠点とのデータ一元化による「ものづくり」基盤を強化、グループ内SCMシステムの生販サイクル短縮にも対応

東北パイオニア株式会社様 導入事例


製品のライフサイクルはますます短くなり、「ものづくり」の現場では業務プロセス全体の最適化が求められている。また、大手企業では生産管理をグループ全体でシステム統合する動きが活発化し、生産拠点内でクローズしたシステムは改革が迫られている。東北パイオニアは、年間2億本を超えるスピーカーを世界各国で生産しているものづくりのグローバル企業である。2004年、市場ニーズの変化とグループ会社のSCM改革に対応すべく、glovia.comによる生産管理システムを構築した。

[ 2007年10月3日掲載 ]

導入事例概要
業種: 製造業
ハードウェア: glovia.comサーバ PRIMEPOWER 850, ストレージシステム ETERNUS3000 MODEL200, IDSMサーバ PRIMERGY N400
ソフトウェア: 組立製造業向け生産管理ERPシステム
glovia.com

「glovia.comは、グローバル生販データを自動的に取り込めるベースが組み込まれていました。加えて、日本型生産手法を取り入れている点も、日本発のものづくりを展開している我々には大きな魅力でした」

グループ内SCMシステムとのデータ連携短縮に対応して手作業を排除。生産管理システムのグローバル統合で生産計画立案のスピードアップ。データのリアルタイム連携が拠点間のスムーズなコミュニケーションを促進。

課題と効果
1 主要取引先の生販サイクル短縮に対応するための業務効率化が求められていた 生販データを自社の需給計画システムへ自動的に取り込み、毎回の手作業を排除した
2 市場ニーズに対応するタイムリーな生産管理体制の構築が急務となっていた データを本社に集約して全拠点からアクセスできるようにし、リアルタイム連携で各国工場への生産指示に要する時間を短縮した
3 システムが本社と海外工場で異なるため、各拠点との情報伝達に確実性を欠くことがあった 全社的なシステム統合により共通のEUCインターフェースを用意し、どの拠点からも同じ様式の同じデータを見ながら正確に情報交換できるようになった

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導入の背景

市場ニーズにタイムリーに対応する「ものづくり」基盤が急務に

東北パイオニアは、パイオニアグループの原点でもあるスピーカーを中心に、カーオーディオ関連のデバイスやパーツの設計・開発・生産を手がける「ものづくり」の企業だ。1997年には世界で初めて有機EL(エレクトロルミネッセンス)の量産技術開発に成功し、たちまち主力事業の1つにまで成長させるほか、外販向けに携帯電話用スピーカーの設計・生産を手がけるなど、新規分野にも積極参入している。

ものづくりの開拓者(パイオニア)精神は海外展開にも発揮され、1988年のメキシコ現地法人に始まり、各国に販売・生産拠点を持つ。その一方、東北・北海道地区では唯一となるVリーグチーム「パイオニアレッドウィングス」を運営、地元・山形県天童市への地域貢献にも注力している。

国内外での積極的な事業展開により、パイオニア以外からの注文も増加していく。glovia.com導入のきっかけとなったのは、1つに、そうした外販の携帯電話用スピーカーの需要増があった。従来製品とは異なるライフサイクルの短い製品の部品需要に対し、「業務プロセスを見直し、市場ニーズにタイムリーに応えていくべき」と考えたのだ。また同時期に、パイオニアがグローバルSCMシステムの改革を推進しており、グループ会社である東北パイオニアにおいても、パイオニアのSCMと連動した需給計画プロセスの確立が課題となっていた。

導入の経緯

自社の生産手法を生かしながら、需給立案の業務効率化を目指す定

船山 一男
東北パイオニア株式会社
事業統括部 情報物流システム部 情報システム課 課長

当初、スピーカー部門の需給計画立案プロセス改革を目的として、富士通にコンサルティングを依頼。社内にスピーカー部門の管理・購買・資材・製造担当から成るチームを結成し、入念な調査・分析を行った。その結果、メカトロニクス部門も対象としたシステム改革を目標に掲げ、必要とされる生産管理システムの絞り込みが行われた。

最終的なglovia.com選定の理由として、情報物流システム部 情報システム課 課長 船山一男 氏は、「glovia.comは、パイオニアが採用しているSAP R/3から生販データを自動的に取り込めるベースが組み込まれていました。加えて、日本型生産手法を取り入れている点も、日本発のものづくりを自負する我々には大きな魅力でした」と語る。

glovia.comは東北パイオニアの海外生産拠点にも導入が決定した。glovia.comの導入以前、本社と各工場はそれぞれが生産管理システムを構築・管理しており、本社から紙ベースの製品発注が届くと、現地スタッフが自工場のシステムに手入力、また各工場のデータは夜間バッチで本社のホストコンピュータに送られていたという。これをglovia.comにより本社のデータベースに集約、各拠点からはWebブラウザ・アクセスを可能にし、リアルタイム連携による需給計画立案効率化を目指した。

システムの概要

データとシステムを本社で一括管理、生販データを拠点間で共有

このグローバル生産管理システムは社内公募によって「SUPREME」と命名され、このSUPREMEを共通言語に導入が進められた。それまで拠点ごとに管理されていたデータを本社のストレージ(ETERNUS 3000 Model 200)に集約し、glovia.comサーバ(PRIMEPOWER 850)へは各拠点からWebブラウザ経由でアクセス、データの閲覧・更新を可能にした。これにより拠点間の情報共有がなされ、どの拠点からも在庫状況や生産計画の進捗がリアルタイムで把握できるようになった。

横山 進
東北パイオニア株式会社
事業統括部 情報物流システム部 情報システム課 基幹システムグループ リーダ

また、社内の技術情報システムとの連携を図り、パイオニアと同シリアル番号による部品表管理をアドオン開発、製品トレースを可能にした。資材調達に関しては、ASPサービス「ProcureMART」を介してサプライヤーへデータ送信する、Web-EDIによるオンライン発注システムを採用した。

こうした社内生産管理システムのグローバル化により、パイオニアからの生販データを自動で取り込んだ後、そのデータを基に各工場の生産ラインへ割り振り、納期を回答するというプロセスを、パイオニアと同じ週次サイクルで達成できるようにした。

SUPREMEの導入は本社・工場から始まり、上海工場、タイ工場、ベトナム工場、さらには関連会社の工場である東莞(トンガン)工場へと順次拡大。各工場でのトレーニングにあたった情報物流システム部 情報システム課 基幹システムグループ リーダ 横山進 氏は、現地に実際に赴き、2ヵ月の教育と2ヵ月の実務トレーニングを行うなかで業務に不可欠な基本操作から各種分析に応用できるレポート作成のノウハウまで、現地スタッフへのSUPREMEの周知徹底を図ったという。


【生産・調達管理システム構成図】

導入の効果

グローバルな人的リソースの流動にも寄与

鹿ノ内 正一
東北パイオニア株式会社
事業統括部 情報物流システム部 情報システム課 基幹システムグループ 主事 瀬尾 孝人
東北パイオニア株式会社
事業統括部 情報物流システム部 情報システム課 主事

SUPREMEの導入から3年が経過した現在、約10万品目が登録され、5拠点で約70万件/月の膨大なトランザクションを処理するグローバルな生産管理システムとなった。

情報物流システム部 部長代理 相田氏はデータ一元化の効果について、「外販のお客様からの要件は、導入前にも増して急激に変化し続けています。海外生産拠点とのデータ連携を実現したglovia.comのおかげで、現在、社内外を問わず情報伝達・意思決定が迅速に行われています。拠点間の交流が進んでいることも喜ばしいことです」と語る。

グループSCMとの連携について、情報物流システム部 情報システム課 基幹システムグループ 主事 鹿ノ内正一 氏は、「パイオニアからの生産・出荷指示が到着した2日後には、各ラインへの割り振りを終えることができるようになりました」。パイオニアからの生産指示サイクルが月次から週次に短縮されたことで、需給の誤差の縮小が在庫圧縮に直結するものの、手作業が必要な従来のシステムで毎週対応していたとすれば、人件費上昇のリスクを負っていた可能性は否定できない。また、情報システム課 主事 瀬尾孝人 氏は、「グループ間の売買では、売った瞬間に仕入れが決まりますから、在庫の滞留という言葉がなくなりました。これは資産管理面における改善につながったと考えます」と、グループSCM連携による効果を評価する。

システムの統合は、人的リソースの流動化も可能にしたようだ。「全社的に統一したシステムとユーザーインターフェースを持っていますから、日本のスタッフが海外拠点に赴任してすぐに現地工場の業務を行うことが可能になりました。また、中国から研修生を本社に迎え、我々の生産管理システムを習得してもらうといったことも行うようになりました」(横山 氏)。

今後の展開

さらなるグループシナジーを目指したものづくり基盤の成長を

相田 耕一
東北パイオニア株式会社
事業統括部 情報物流システム部 部長代理

「システム的な効率化が図られた」と船山氏は今回の導入を評価しつつ、「今後は現地調達や内製化など、ものの流れの効率化を模索する必要があります」と次なる目標を掲げる。

先ごろ東北パイオニアは、パイオニアの完全子会社となることを発表、子会社化後は、主力のスピーカー事業が統合される予定だ。「グループシナジーの最大化を図るために、我々にはパイオニアとのさらなる連携強化の手段が必要になってきます。そのためにはSUPREMEの成長が不可欠です。我々は市場ニーズをしっかりとらえていくと同時に、富士通には今後もITノウハウをどんどん提供して欲しいですね」と相田氏。探究心と熟練の技が生み出す東北パイオニアのグローバルなものづくりを、富士通はしっかりと支えていく。


【東北パイオニア株式会社様 会社概要】

所在地 〒994-8585 山形県天童市大字久野本字日光1105
取締役社長 塩野 俊司 氏
設立 1966年8月1日
資本金 108億円(2007年3月末現在)
年商 連結 936億8100万円
単独 672億900万円(2007年3月期)
従業員数 連結 14,764名
単独 1,141名(2007年3月末現在)
事業内容 スピーカー事業, メカトロニクス事業, FA事業, 有機EL事業, 部品開発事業
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