東亜興行株式会社様
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映画館・フィットネスクラブなどの事業を展開する東亜興行株式会社では、財務会計業務のインフラに「GLOVIA-C会計パッケージ」を活用している。システムに蓄積された会計データを利用することで、高精度な事業管理を実現。また各拠点での分散入力も推進するなど、さらなる業務効率化とデータ活用の高度化を目指している。
東亜興行株式会社
創業 | 1949年8月 |
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本社 | 〒160-0021
東京都新宿区歌舞伎町1-20-2 |
代表者 | 代表取締役 大谷晴通 氏 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 150名 |
事業内容 | 1949年、東京・阿佐ヶ谷に開場した「阿佐ヶ谷オデヲン座」を皮切りに、映画館事業を次々と拡大。現在は新宿歌舞伎町に5館、吉祥寺に4館の映画館を経営する。またフィットネスクラブ、ダンスホール、ボーリング場など、様々な施設を展開している。 |
URL | 東亜興行株式会社
(http://www.toakogyo.com/) |
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東亜興行株式会社
総務部 次長
今井 浩一 氏
日本を代表する繁華街として、全国にその名を知られる新宿・歌舞伎町。この地に映画館や劇場などが相次いで建設されたのは、戦後まだ間もない昭和20年代半ばである。その後も「庶民派の歓楽街」として急成長を遂げた歌舞伎町には、様々なエンターテイメント/アミューズメント系施設が軒を連ねている。
東亜興行が運営する映画館「オデヲン座」も、長年にわたって歌舞伎町の発展を支えてきた。昭和26年開場の同劇場は、近隣の映画館の中でも最も長い歴史を誇る施設の一つだ。また、同社では現在、「新宿アカデミー劇場」「新宿グランドオデヲン座」など、5館の映画館を展開している。
東亜興行 総務部 次長 今井浩一氏は「近年では娯楽の幅も広がっていますが、魅力ある施設作りに取り組むことで、当社の劇場に足を運んで下さる方を増やしていきたいと考えています」と力強く語る。
同社では東京・吉祥寺でも4館の映画館を運営しているが、こちらでは地域密着型の事業展開を実施。サービスの充実を図ることで、固定ファン層の拡大を目指している。また映画館事業だけでなく、フィットネスクラブやボーリング場、ダンスホールなどの分野にもビジネスを拡大。「『人にやさしい事業』が当社の理念。エンターテイメントに関わるビジネスですから、今後もお客様の満足感を最優先して参ります」と今井氏は語る。
財務会計業務の業務基盤として、同社では長年にわたり富士通製の会計パッケージを利用している。「以前には他社製品を導入していたこともあるのですが、製品にかなりのカスタマイズを加えていたため、バージョンアップの度に多額の改修コストが必要でした。こうした問題を避けるためにも、パッケージの基本機能だけで使える製品を選ぶべきだと考えました」と今井氏は説明する。
その結果選ばれたのが、「SuperCAPSEL」「JOYFUL2」といった富士通製パッケージである。「わざわざカスタマイズを加えなくても、基本機能だけできちんと業務に適用できる。これが、富士通製パッケージの良さですね」と今井氏は語る。2000年には新会計システムを構築した。ここでも、「GLOVIA-C 会計パッケージ」が採用されることとなった。
システム再構築に踏み切った理由を、今井氏は「厳しい経済環境が続く中、企業には事業管理の精度をより高めていくことが求められています。特に当社では、映画館・フィットネスクラブ・アミューズメント施設など異なる業態の事業を展開していますので、これらのデータを統合的・効率的に管理できるシステムを実現したかったのです」と説明する。
東亜興行株式会社
経理部 経理課 係長
石川 洋一 氏
もっとも、GLOVIA-Cの導入前には、一度他社製品への移行が決まりかけたという。が、結局は本システムとして稼働することはなく、途中で導入プロジェクトを中止した。今井氏は「当時導入を考えた製品は、機能や性能の面で我々の期待に応えられるものではなかった。再度、検討を重ねた結果、やはりGLOVIA-Cを選択するのが最善であるという結論に達したのです」と振り返る。
GLOVIA-Cの導入メリットについて、東亜興行 経理部 経理課 係長 石川洋一氏は「操作性とレスポンスが極めて優れています。なんと言っても、これが、GLOVIA-Cの良さですね。データ照会も即座に行えますし、各種の資料作成なども容易です。しかも、当初の目的であった部門別の事業データ管理なども、格段にやりやすくなりました」と語る。
同社では各拠点の会計データを本社で一括処理しているため、システムの使いやすさは重要なポイントであった。面倒な操作を必要とするシステムでは、それだけ業務に余計な時間がかかってしまう。
「その点GLOVIA-Cは、新人にシステムの使い方を教育する際にも、それほど工数をかける必要がありません。誰でもすぐに使いこなせるということは、業務効率化を図る上でも大きなメリットとなります」と石川氏は続ける。今井氏も「帳票機能が強力な点も気に入っています。当社では書類をA5判で作成しているのですが、導入当時この要件を満たせる製品は他にありませんでした」と語る。
導入から4年が経過したGLOVIA-Cだが、現在もなお、新たな取り組みが続けられている。「導入時に実現したかった点に、各拠点での分散入力があります。これが可能になれば、会計データを迅速に集められるだけでなく、各拠点でのデータ活用なども行えます」と今井氏は説明する。
導入当初は本社と各拠点がネットワークで結ばれていなかったため、分散入力環境の構築作業は先送りされていた。しかし、まもなく全社ネットワークが完成するため、ようやく懸案であった分散入力が実現する。
「効率的なビジネス環境を実現していくためには、より統合的なITインフラを確立する必要があります。その重要なコンポーネントの一つとして、今後もGLOVIA-Cを活用していきたい」と今井氏は今後の意気込みを語った。
ハマゴムエイコム株式会社
第二システム事業本部 システム開発一部 担当課長
高木 竜児 氏
今後もGLOVIA-Cをはじめとする富士通プロダクトを活用し、東亜興行様のビジネスの発展につながるような提案を行って参ります。
さらにサービス・サポートにも力を注ぎ、東亜興行様のなるご発展のお手伝いをして行きたいと思います。