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世界に誇る真空機器のトップメーカ、リアルタイム経営を目指しGLOVIA-Cを導入

このページの情報は、2004年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。

真空ポンプ、真空装置、真空半田付装置、プラズマ・リフロー……。真空諸機器の先発メーカーとして、世界をリードしてきた神港精機株式会社。同社はITの先進ユーザでもあり、昭和40年代から業務の電子化を推進してきた。そして2000年、最新のWeb化技術に対応したGLOVIA-Cを導入。月次決算のスピードアップやリアルタイムな経営資料の提出などの効果をあげている。

神港精機株式会社

設立 昭和24年1月24日
本社 〒651-2271
神戸市西区高塚台3丁目1番35号
代表者 代表取締役社長 川下安司 氏
資本金 3億円
従業員数 215名
事業内容 各種真空ポンプ、真空諸装置、各種精密電気炉、半導体関係機器、各種精密投影機、特殊光学機器、医療機器の製造と販売。世界的な真空諸機器のリーディングカンパニである。
URL 神港精機株式会社
(http://www.shinko-seiki.com/)

真空諸機器のリーディングカンパニ


神港精機株式会社
取締役総務部長
大畑 敏秀 氏

「No.1の製品作り」。これを目標に神港精機では、世界トップレベルの真空諸機器を開発してきた。同社の創業は昭和24年。当初は羊毛を梳く梳毛機などを制作していたが、神戸工業に技術者として在籍していた江崎玲於奈博士等から、通信機用の高性能真空管製作用として高品質の真空ポンプを作ってくれないかとの依頼があった。その品質が卓越していたことから、以降真空技術を核とした製品展開を進めていくことになる。

同社は、真空ポンプ、中でも水封式ポンプ、大型油回転ポンプにおいてはNo.1のシェアと技術力を誇る。さらに精密機器や食品、医薬品、医療用機器、プラントエンジニアリングなど、幅広い用途向けの製造を手がけている。

身近なところではプラズマディスプレイパネルがある。プラズマディスプレイパネルは2枚のガラス板を封着し、その隙間を排気して真空化。そこにプラズマ発生用のガスを封入する。これを同社では封着排気装置として製品化しており、プラズマディスプレイパネルの生産企業に提供している。

また、コンタクトレンズは真空状態で重合膜を成型することで、装着期間を向上できる。同社はこのプラズマ重合技術を開発し、ロングライフのコンタクトレンズの生産に貢献している。

「対摩耗性や平滑性に優れたダイヤモンドライクカーボン膜やc-BN膜などを、世界に先駆けて開発してきました。このほか半導体製造装置など、技術力を活かして市場をリードしています」と、同社 取締役総務部長 大畑敏秀 氏は卓越した技術力を語る。

最新のITを駆使する先進ユーザ


神港精機株式会社
総務部 電算室
大津 泰宣 氏

神港精機のIT導入は、1974年(昭和49年)のFACOM230-15から。まだパンチカードの時代であり、当初から先進のITユーザであった。この時に購買業務を電子化し、1981年(昭和56年)にはFACOM V-850にシステムアップし、売上、財務、給与、工程管理をシステム化。同時に、滋賀県の守山工場と神戸本社をオンライン化している。

1988年(昭和63年)にはハードをオフコンK - 300Rに刷新、CAPSEL 5を導入した。会計と給与業務をシステム化すると共に、本社と神戸支店、東京支店をオンライン化。また、旧システムでも漢字を使えるようにしている。1989年(平成1年)にはK800にシステムアップし、販売管理システムを構築している。

1993年(平成5年)、ハードをK6700に、ソフトをSuperCAPSELにシステムアップ。翌年には給与振込サービスを追加した。1996年(平成8年)、全事業所間のネットワークを完成。そして、2000年(平成12年)にハードウェアをGRANPOWER6000に刷新し、GLOVIA-Cを導入した。

「当初から富士通ユーザで、代理店の大興電子さんからはいつも提案をいただいています。この時のリプレースのきっかけはサポート終了でした」と総務部 電算室 大津泰宣 氏は振り返る。

充実した機能と短期間での移行を期待してGLOVIA-Cに決定


神港精機株式会社
総務部 経理課 課長
籠井 新治 氏

GLOVIA-Cに決定した理由は2つあり、その1つは充実した機能。とりわけ蓄積されているデータの出力が簡単であった。

「最先端の市場ですから、移り変わりが早く、それに対応したスピード経営が求められます。そのためにはリアルタイムな経営資料が必要でした。しかし、従来は欲しいデータがあっても入手に時間がかかったり、帳票から二重入力したりなどをしていました」と、同社 総務部 経理課 課長 籠井新治 氏は語る。経理システム上のデータをパソコンに転送することで、有効活用できる。それを推進するための機能がGLOVIA-Cには用意されていた。

もう1つは移行期間を短縮できること。GLOVIA-CはSuperCAPSELの後継版であり、移行の手間を省略でき、スピーディでスムーズな稼働を期待できた。他社の導入現場にも足を運び、GLOVIA-Cなら大丈夫と確信。GLOVIA-Cの導入を決定した。

月次処理のスピードアップと原価管理の実現

効果的なデータ活用が可能になり、多くの社員が販売企画や提案書などに使用するようになった。また、月次処理もスピードアップし、新鮮なデータを確認できるようになっている。「まだ、GLOVIA-Cを使い切っているというわけではありません。私もいろいろ勉強していきたいと思っています」と、総務部 電算室 北山健二 氏は語る。

GLOVIA-Cに用意されている新たな機能で、業務も効率化されたという。例えば、GLOVIA-Cには物件を一時的に管理するための簡易コードが用意されており、これを活用することで、物件の管理作業が楽になった。

そのGLOVIA-Cも導入後、4年目を迎えた。「ハードの限界もあり、新バージョンへのリプレースも視野に入っています。見直しを進めたいと考えています」と、今後の課題を大津氏は語る。

かつての日本には、世界のトップレベルの技術力を誇る、多くの中堅企業があった。神港精機は、その伝統を今なお受け継ぐ数少ない優良企業である。2003年には、生産管理システムが稼働しており、GLOVIA-Cを核に、購買システムなどと連携することで、正確でスピーディな原価管理も可能になっている。「原価管理を、上流や下流工程にまで拡大し、より正確でリアルタイムな管理を目指しています」と、大畑 氏は語る。GLOVIA-Cを核にした柔軟なシステム連携。神港精機の可能性を、GLOVIA-Cが大きく引き上げている。


パートナーメッセージ

大興電子通信株式会社
関西支部 営業部 課長
梶山 智 氏

神港精機様はIT化に積極的で、他社に先駆けてシステムを導入し、有効活用しておられます。現状のシステムにおいても、Web化という最新の技術に挑戦しており、その構築をご一緒でき、光栄に思います。数年を経ずして、システムのリプレースが課題となると思われます。引き続き、ご協力できれば幸いです。

富士通株式会社
神戸支社第三営業部 課長代理
金田 直樹 氏

ITが加速的に進化し、その選択範囲が急速に広がっております。そんな中で、神港精機様にとってベストな製品やソリューションを提案できるよう、今後とも努力していきたいと考えております。最新の情報や、システムの活用事例等も紹介していきたいと思います。

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