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食品製造業向け生産管理システム導入で、生産業務プロセスの標準化と情報の一元化に成功

— ライン、商品ごとの収益見える化で製造部門の意欲向上を目指す

サクマ製菓株式会社様 外観

サクマ製菓株式会社様 導入事例


製造業は取り扱う製品により、独特の事情を抱えている。食品製造業においては、安全・衛生の統制や、生産計画と実績、仕掛品在庫などの正確な把握が求められる。サクマ製菓株式会社様は、「GLOVIA smart 製造 PRONES 食品」(以下、「PRONES」)の運用により、諸データの一元化と業務プロセスの標準化を実現。より精度の高い原価管理、管理会計指標の構築を目指している。

[ 2013年6月18日掲載 ]

【導入事例概要】
業種: 製造業
ソリューション: 生産管理システム
製品: FUJITSU 統合業務ソリューション GLOVIA smart 製造 PRONES 食品
【課題と効果】
1 生産情報を一元化し、業務プロセスを標準化したい。 Accessをベースとした生産管理システムを更改し、食品製造業向け生産管理システムを導入。業務プロセスをシステム標準に合わせることで、部門ごとにバラバラだった生産情報の一元化、見える化を実現した。
2 本社、工場、製造各部門間の情報共有を進めたい。 生産の進捗状況、資材などの単価に至る情報を、全社的に、リアルタイムで確認、把握が可能になった。
3 管理会計のデータ指標として使える生産管理情報が欲しい。 ライン、商品ごとに原価・損益を把握し、生産計画と実績、加工予定と実績のデータ精度を向上させる環境が整った。

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システム導入の背景

簡易な生産管理システムが限界に近づいていた

「いちごみるく」、「サクマドロップス」など、ロングセラー商品でお馴染みのサクマ製菓株式会社様。常に斬新な発想で、時代にマッチした商品を作り続ける同社は、近年、夏場に塩分をおいしく補給する「炎天夏塩飴」、タニタ食堂とのコラボレーションから生まれた「タニタ食堂®ごほうびキャンデー」など、人にやさしいキャンデーで消費者の注目を集めている。

1995年、生産拠点として長野県佐久市に浅間工場を開設した同社は、安全と衛生を第一に考え、品質保証の国際規格「ISO9001」「HACCP」の適合認証を取得。しかしその一方、キャンデー業界の販売競争激化を背景に、生産業務の効率化が大きな課題となっていた。

サクマ製菓株式会社様の代表商品の写真
サクマ製菓株式会社様の代表商品

サクマ製菓株式会社 常務取締役 営業本部長 松本章一氏の写真
松本 章一
サクマ製菓株式会社
常務取締役 営業本部長

同社常務取締役 営業本部長の松本 章一氏は、こう語る。「Accessをベースにした簡易版の生産管理システムを10年以上使い続けていました。製造現場の事情をよく知る社員が各部門の要求を吸い上げ、機能を追加しながら自作したもので、使い勝手は大変良かったのです。しかし融通がきく反面、どの部門からも自由にデータを入力できるために統制が取れない、現場とデータが乖離していることになかなか気付かない、という状況が発生していました」。また、同社電算部電算室 課長の富井 高志氏は、システムの運用管理面の課題についてこう語る。「データ量が増加するにつれ、処理速度が低下していました。また、データベース破損のトラブルや、システム仕様書が整備されていなかったため、機能追加に手間取るという問題も起きていました。」。

これらの課題を解決するため、生産業務の標準化とデータの一元化を目指して、同社は生産管理パッケージ導入の検討を始めました。

システム選定のポイント

管理会計に対応するデータ精度が求められた

同社は複数ベンダーの生産管理システムを候補に選び、選定作業に入った。松本氏は選定ポイントについてこう述べている。「従来のAccessによる生産管理は、製造各部門の業務プロセスに合わせ、かゆいところに手が届くように作り込んだ、いわば当社標準システムでした。しかし果たしてそれが効率的な管理かは大いに疑問でした。そこを踏まえ、新システムにおいては製菓業特有の複雑な生産情報を的確、かつ一元的に管理する機能を標準として備えていることが求められました」。さらに、将来、管理会計の精度を高めていく上で必要なデータを得られるかという点も重要な選定ポイントだったという。「生産ラインごとに原価がいくらで、どれだけ収益があり、在庫数量などを日次レベルまでしっかり把握できるかどうかについても精査しました」(松本氏)。

食品製造業特有の事情をカバーできる点を評価

サクマ製菓株式会社 電算部 電算室 課長 富井高志氏の写真
富井 高志
サクマ製菓株式会社
電算部 電算室 課長

選定作業は本社経営層と電算室の主導で進められた。最終的に「PRONES」を選定した理由について、松本氏はこう語っている。「食品製造では、商品によってある程度ロスを見込んで受注数量より多めに作ったり、仕掛かり製品以前が見えない在庫になるなど特有の事情が伴うのです。これらをどこまでカバーできるかの観点で見たとき、食品業界において数多くの導入実績を持つ『PRONES』の評価は最高でした」。また富井氏は、こう述べている。「電算室としては、管理会計の基になるデータとして製造予定と実績、加工予定と時間取り、人員管理のデータを詳細に把握する必要があると考えていました。Access運用時はこれらデータを把握するために、かなり作り込みをしていましたが、『PRONES』にサブシステムをアドオンすることで、より精度の高い予実管理が可能とわかり、導入を決定しました」。

システム導入時の工夫・留意点

並行稼働時に問題点を洗い出し、マニュアルを作成

サクマ製菓株式会社 浅間工場 業務部 松田竜二氏の写真
松田 竜二
サクマ製菓株式会社
浅間工場 業務部 課長

導入作業は2011年3月にスタート。カスタマイズは最低限に留め、業務を「PRONES」に合せるという基本方針に沿って、2012年2月末の本稼働を目指した。要件定義において工場側から出されたさまざまの要望は、電算室の担当者が受け止め、富士通SEに伝えられた。同社浅間工場 業務部 課長の松田 竜二氏は、「当然のことながら現場担当者からは、従来のシステムで慣れた業務手順を変えたくないとの意見が出ました。その一つ一つに耳を傾けていただき、『パッケージのこういう機能を使えばカスタマイズを回避できます』、『既存の運用体制をこのように変えてはどうでしょうか』といった答えを必ず出していただき、導入にこぎ着けました」と振り返る。また本稼働前の2カ月間では、旧システムと新システムを並行稼働させ、問題点を洗い出していった。「電算室のメンバーが製造現場に張り付き、Accessでの運用をどのように『PRONES』に置き換えるか、その場でマニュアル化していくなど、スムーズな稼働に向けて全力を挙げました」(富井氏)。

こうした努力の結果、2カ月の並行稼働を経て本稼働へ。松本氏はその間の様子について次のように述べている。「『PRONES』では、上流工程で資材や原料の受け入れ数字を正しく入力しないと、後の生産工程に移行できない仕組みになっています。また入力担当者によっては、それまでは入力していなかった詳細データも打ち込まなければならないので、『前のシステムより手間がかかる』といった声が上がりました。しかし使い勝手の変化に戸惑うのは一時。そこを乗り越えれば楽になるとわかっていたので、いざとなれば並行稼働する旧システムサーバの電源コードを、引き抜くくらいの覚悟で見守っていました」。

導入効果と今後の展開

勘と経験だよりの業務が見える化、共有化された

本稼働当初、「PRONES」を操作する担当者は製造の3セクションで5人だったが、翌2012年は9人、2013年では20名と増えた。当初は、詳細なデータ入力項目に戸惑った担当者もいたが、指先がキー入力動作に慣れるにつれ、便利さを実感する声が上がるようになったという。「以前と比べて入力の手数は増えましたが、予定情報が入力され、仕様情報が入力されると、原料がいつなくなるので、いつまでに仕入れるべきなど、帳票画面で先の先まで簡単に確認できるのです。導入後間もなく、生産計画、原料調達の各担当者が導入効果を実感しました。製造担当者も工数管理データを時間ごとに帳票画面で素早く確認できるようになり、その分、時間短縮になっています」(松田氏)。また、本社と工場間の情報共有が進み、正確なデータをリアルタイムで確認できるようになった。「以前は本社から、資材の単価を確認して欲しい、出荷日はいつかなど電話で問い合わせを受けていましたが、「PRONES」導入後は、画面を見てもらえばひと目で確認できるようになりました」(同氏)。

生産現場の意欲向上につながるデータ精度を

松本氏は今後の展開に期待を込め、次のように述べている。「食品は商品ごとに特性があって、歩留、原価の抑え方、利益の上げ方がそれぞれ違います。『PRONES』の運用が本格化するにつれ、今まで見えなかったこれらのデータを生産ラインごと、商品ごとに把握していく情報基盤が整いました。今後、データの精度を上げていくことで、生産業務に携わる一人ひとりが収益向上にどれだけ貢献しているかを実感し、達成感を得られるだろうと期待しています」。

同社は複雑で多様な商習慣の中で利益をしっかり確保できるよう、「PRONES」のデータを活用し、利益管理の精度向上に向けた管理会計指標の策定と新しい原価管理の実現を目指している。

担当営業メッセージ

株式会社富士通システムズ・イースト WebSERVE smart営業本部 営業統括部 第一営業部 安藤万希子の写真

株式会社富士通システムズ・イースト
WebSERVE smart営業本部 営業統括部 第一営業部
安藤 万希子

この度はサクマ製菓様の皆様と出会い、生産管理システム構築プロジェクトのお役に立つことができたことを大変うれしく思っております。
従来のシステムよりも入力の手間が増えるということで、現場の方々の戸惑いもあり、一筋縄ではいかないこともありました。しかし、プロジェクト責任者の松本常務をはじめとしたサクマ製菓様プロジェクトメンバーの皆様が、高い意識の中、課題解決に向けて一丸となって取り組まれたことが本プロジェクトの成功につながっていると実感しております。
今後は、サクマ製菓様の経営課題解決に向けた最適なご提案と現行システムの安定稼働を継続させ、ともに歩み続けるITパートナーを目指します。

【サクマ製菓株式会社様 会社概要】
所在地 本社:〒152-0001 東京都目黒区中央町1-5-2
浅間工場:〒385-0035 長野県佐久市瀬戸553-8
代表者 代表取締役 山田 隆男 氏
設立 1949年3月
資本金 3,900万円
従業員数 130名
事業内容 菓子(キャンデー類)製造
ホームページ サクマ製菓株式会社様 ホームページOpen a new window

【ご紹介した製品】

  • FUJITSU 統合業務ソリューション GLOVIA smart 製造 PRONES 食品

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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