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Fujitsu

Japan

最新会計システムへのレベルアップで、業務の大幅な効率化、迅速化を実現

このページの情報は、2008年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。


工場内風景

オリオン機械株式会社様 導入事例


海外の企業を巻き込んで製造業界の競争は激しさを増している。付加価値あるモノづくりで競争力を高めるには、社員それぞれが経営の実態に目を向け、自発的に業務を改善していくための環境作りが重要だ。産業・酪農機械メーカーのオリオン機械株式会社様では、会計情報を社員に公開し、社員意識の向上や組織力の強化に努めている。具体的にどのように情報システムを活用しているのか、経営管理部門の方々に話を聞いた。

[ 2008年9月18日掲載 ]

導入事例概要
業種: 産業・酪農機械の製造・販売
ソリューション: 会計システム
製品: 会計パッケージ「GLOVIA smart 会計」

冷凍機器や空圧機器、真空機器、熱機器、電子機器などの産業機械のほか、搾乳機・牛乳冷却機といった酪農機械の製造・販売を手がけるオリオン機械株式会社様。国内外のグループ会社35社を束ねる長野県須坂市の本社では、富士通のソリューションを長く活用されている。自前で開発したホストコンピュータから会計機能を「GLOVIA-C V2」へ移管し、さらにこのたび「GLOVIA smart 会計」へバージョンアップした。これにより月次処理の迅速化や定例報告業務の効率化を実現しただけでなく、情報分析のスピード化、社員間での情報共有など、さまざまなメリットが得られた。

課題と解決策
1 会計機能を含めたホストシステムが老朽化してきた 「GLOVIA-C V2」および「GLOVIA smart 会計」導入により解決
2 会計情報(経営情報)の共有がされていなかった
3 仕訳入力作業、情報の検索作業に時間がかかっていた
4 経営会議のための資料作成に時間がかかっていた

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導入の背景

ホストシステムが老朽化。会計機能をGLOVIA-C V2へ移管


山中 義夫
オリオン機械株式会社
経営管理部 次長


三井 学
オリオン機械株式会社
経営管理部 経理グループ 課長

オリオン機械株式会社様では、「全員経営と衆知の結集」を経営理念の1つに掲げ、組織力の強化に努めている。この意味で、会計機能の充実は経理部門だけにとどまらない、全社的に極めて重要な意味を持っている。こうした状況の中で、オリオン機械様は「GLOVIA smart 会計」の旧バージョンである「GLOVIA-C V2」を2003年春に導入した。基幹系ホストシステムの老朽化を受けて、会計機能を切り出したのである。

それまで伝票入力は全てホスト端末で行い、伝票起票・入力・チェックに多大な時間がかかっていた。また旅費精算など現金出金や銀行入出金の仕訳など、膨大な量の伝票を扱うために担当者の負荷も大きかった。その一方、苦労して入力したデータはデータ照合や資料作成、問い合わせ対応にあたっては、個別の仕訳伝票に目を通す必要があったという。

経営管理部 次長・山中義夫氏は、「ホストはもっぱら集計用として利用していたにすぎません。こうした状況を打破すべく、コード桁長や項目の豊富さなど、総合的な機能が当社の業務にフィットするGLOVIA-C V2を採用しました」と振り返る。

そして2008年4月、さらなる会計機能の強化を図って「GLOVIA smart 会計」を導入した。「GLOVIAシリーズは柔軟性が高いだけでなく、細部に渡って当社のニーズにマッチしている点が評価できました」と、経営管理部 経理グループ 課長・三井学氏はバージョンアップの理由を説明する。

システム概要

経費入力ワークフローと仕訳連携システムで入力作業を効率化

オリオン機械様のシステム構成は下図のとおりである。経費入力ワークフローシステムと独自に作成された仕訳連携システムにより、仕訳データがスムーズに会計システムに流れるようになっている。

導入の効果

操作性が大きく向上

三井課長は「マスタ修正などの操作性が向上しましたし、振替伝票も入力しやすくなりました。特にGLOVIA smart 会計では消費税が必要な勘定科目を設定しておけば、金額入力後に消費税の仕訳が自動的に作成されます。入力のミスや漏れを防ぐ仕組みを備えていることに感動しました」と語る。

大量の仕訳入力に便利なEXCEL入力機能や、基幹システムなど他システムとの自動仕訳連携とあいまって、使い勝手が大幅に向上したことに満足していると語る。

月次処理がスピードアップ。経営会議資料も迅速に作成

データの照合や分析についても、作業プロセスが効率化されたと同時に精度もアップ。「DataViewer画面から条件に沿ってデータを抽出し、さらに個々の伝票明細にさかのぼって確認できる機能は大変重宝しています。以前は仕訳データをAccessに取り込み、そこで条件を絞り込んで印刷して明細を確認していたのでスピード感が全く違います」と三井課長は評価する。

月次処理のスピードも早くなった。オリオン機械様では毎週月曜日に経営会議を開催しているが、「月次締日ギリギリの会議日程でもすぐ資料が作れるので具合がいい。横方向に展開できる部門別損益計算書も見やすくて助かっています」と山中次長は述べる。

また、仕訳データは各部門が自由に加工できるようになった。予算管理の担当者が部門別に状況を見たり、月次・年次の決算資料を役員だけでなく社員間で共有できるようになった。このことが、社員の意識向上に貢献しているという。

固定資産管理を効率化

オリオン機械様の運用で目を引くのは、GLOVIA smart 会計に登録されている約1万件の固定資産データを文具メーカーのラベルライターと連動させていることだ。固定資産データをExcelに出力してシールに印刷し、それを各部門が固定資産に貼り付けるというものである。「システム上のデータと現物をリンクさせて棚卸作業を効率化するとともに、固定資産の廃却時は現状価格を調べて稟議書を提出するなど、現場レベルでの機動力も支える仕組みです」と、発案した三井課長は説明する。

今後の展開

基幹システムとの連携を深め、システムを総合的に拡充

山中次長は「経理部門は人員が減ったにも関わらず、月次処理が早くなりました。情報もかなり活かせていますし、もはやGLOVIA smart 会計のない業務は考えられません」と高く評価している。会計システムの基盤を固められたということで、今後は基幹システムとの連携をさらに深めるほか、債権債務システムやIT資産管理システム、リース資産管理の拡充、ワークフローシステムの更新などにも力を注いでいきたい考えだ。

「世界No.1製品の開発に挑戦」を長期経営方針に掲げるオリオン機械様。「環境・省エネ・省力」をキーワードに、他社にはない付加価値を提案する研究開発型企業として、今後も個々の社員が技術を磨き、知恵を出し合って製品開発に取り組んでいく。GLOVIA smart 会計は情報共有の基盤として今後いっそうの価値を発揮するはずだ。

【オリオン機械株式会社 会社概要】

所在地 〒382-8502 長野県須坂市大字幸高246番地
代表者 代表取締役社長 太田哲郎
設立 1946年11月3日
売上高 244億円(2008年3月)
従業員数 600名
事業内容 冷凍機器・空圧機器・真空機器・熱機器・電子機器などの産業機械および搾乳機・牛乳冷却機など酪農機械の製造・販売
ホームページ オリオン機械株式会社ホームページ

営業からの一言

富士通株式会社 安井 孝司

オリオン機械様は、会計システムを全社的に重要な経営情報システムと位置付け、ワークフローシステムとの連携や独自で構築された各仕訳連携システムなど、「GLOVIA smart 会計」が持つ機能を余すことなく活用され、多大な効果を上げられているモデルユーザであると感じております。今後も、基幹システムの再構築を始め、オリオン機械様の成長を手助けする経営パートナーとして、富士通グループ一丸となってサポートして参ります。

【ご紹介した商品】

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