Skip to main content

Fujitsu

Japan

GLOVIA-Cで新たな会計業務基盤を構築、効率的な経営と事業管理の精度向上を実現

このページの情報は、2003年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。

酒類・食品の卸売業を手がける岡山県酒販株式会社では、「GLOVIA-C」をベースとする新会計業務システムを構築した。他の基幹システムとの連携を図ることで、効率的なビジネス環境を実現するのが狙いである。システム稼働後は業務スピードが大きく向上。
さらに、部門別の損益を迅速に把握するなど、戦略的な経営の実現にも役立てている。

岡山県酒販株式会社

本社 岡山市番町2-2-15
資本金 4800万円
代表者 代表取締役社長 須田 友直 氏
設立 昭和24年9月
年商 196億円
従業員数 127名
事業内容 岡山県を代表する酒類・食品卸売事業者。県下2,400店以上の酒販店に対して、清酒・焼酎・ビール・味醂・ワイン・洋酒・清涼飲料水・米・調味料・缶詰など数多くの商品群を供給している。


「お客様最優先」をモットーに地域密着型のビジネスを展開


岡山県酒販株式会社
取締役 総務部長 兼 経理部長
今城 忠雄 氏

旧酒類配給公団の機構を継承し、昭和24年に設立された岡山県酒販。岡山県を代表する酒類・食品卸売事業者として、現在も意欲的に事業を展開している。

岡山県全域をサービスエリアとするだけに、取引関係にある酒販店の数は実に2,500店以上にも達する。
同社では5つの支店と広域物流センターからなるネットワークをフル回転させることで、顧客へのきめ細かな対応を実現している。

最近ではコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで酒類を扱うケースも増えているが、同社ではこうした流れにもいち早く反応。
同業者との資本提携による別会社を設立するなどして、大規模量販店とのビジネスに対応している。

岡山県酒販 取締役 総務部長 兼 経理部長 今城 忠雄 氏は「『お客様最優先』が当社のモットーです。
地元企業である強みを活かし、県下のお客様に最適なサービスの実現を目指しています」と力強く語る。
同社が50年以上にわたる歴史を積み重ねて来たのも、こうした顧客重視の姿勢を貫いてきたからこそと言えるだろう。

新たな業務基盤となる 新会計システムの構築に着手


岡山県酒販株式会社
情報システム部 部長
寺垣 徹 氏

同社では、業務のIT化も積極的に推進している。約2万品目の商品アイテムの管理はすべてシステム化されており、メーカーとの受発注業務などもオンライン化を図っている。岡山県酒販 情報システム部 部長 寺垣 徹 氏は「最近では酒販店様向けのインターネット受発注サービスなども提供されていますが、こうした対応も当社が県下で一番早かったですね。もっとも、システムだけがあっても業務は回りませんから、システム・物流・現場の三者がうまくバランスできるような環境作りを心がけています」と説明する。

社内業務の効率化にも力を注いでおり、1998年には社内の全拠点を結ぶイントラネットを構築。

さらに2000年には、新会計システムの構築プロジェクトにも着手した。
新会計システムの構築に踏み切った理由を、岡山県酒販 経理部 三宅 弘純 氏は「以前はOCRシステムを使っていたのですが、『紙の伝票が届かないと処理ができない』という問題がありました。事務の効率化を進める上で、このことは大きな障壁となります。そこでシステムのリースアップを機に、次世代型の新たな業務環境を構築したいと考えたのです」と語る。

基幹システム間の連携を「GLOVIA-C」で実現


岡山県酒販株式会社
理部
三宅 弘純 氏

幸い、イントラネットを構築済みだったため、ITインフラの整備から始める必要はなかった。

残る問題は、新システムの中核となる製品に何を選ぶかという点である。「最初はあるベンダーの会計システムの導入を検討し、ほぼ決定というところまで進んでいました。しかし最終段階で、致命的な問題があることが分かったのです」と今城氏は振り返る。

同社では販売管理システムなどの基幹システムにオフコンを使用している。これに対して当初導入を検討した製品は、オフコンとの連携に多大な追加開発を伴うことが判明したのだ。

寺垣氏は「以前の環境では基幹システム同士が連携しておらず、同じ入力作業をそれぞれに対して行う必要がありました。

こうしたムダを省くためには、システム間連携が必須要件です。それにも関わらず、連携部分の開発についてはタッチしないとのことだったのです」と語る。

ここでクローズアップされたのが、「GLOVIA-C 会計パッケージ」である。
「当社のITパートナーである丸善株式会社から、GLOVIA-Cなら問題なくシステム間連携が行えるとの提案を受けました」と語る今城氏。さらに、Web対応のGLOVIA-Cなら、クライアントソフトのインストールなども不要。新たな業務環境を、容易に実現することができる。こうしたメリットを高く評価した同社では、新システムを「GLOVIA-C」で構築することを決定した。

業務スピードを大幅アップ事業管理の精度も向上

新会計システムは2000年9月に本番稼働を開始した。その導入効果を三宅氏は、「システム間連携が実現したため、以前のように同じ入力作業を繰り返す必要がなくなりました。申告書の内訳書を作成する際などもGLOVIA-Cのデータがそのまま使えますので、業務のスピードが大幅に向上しましたね」と語る。また以前は各拠点で行っていた処理を本社に集約したことで、業務の大幅な合理化も実現できた。

さらに、もう一つ見逃せないのが、GLOVIA-Cに蓄積されたデータの有効活用である。「経費データをはじめとする各種データの精度が飛躍的に向上しましたので、支店や部門別の収益管理などがより正確に行えるようになりました」と満足げに語る今城氏。GLOVIA-Cを導入したことで、月次の決算業務も2日程度短縮できたという。

「経済の低迷やデフレの進展など、業界を取り巻く状況は決して明るい材料ばかりではありません。ですが、それを言い訳にするのではなく、今後も前向きに事業を展開していきたい」と意気込みを語る今城氏。そのビジネス基盤を、GLOVIA-C 会計パッケージがしっかりと支えていく。


パートナーメッセージ

丸善株式会社
コンテンツ&ソリューションシステム事業部 岡山営業所 営業第二グループ長
課長 大村 英一 氏

今回の会計システム構築では、岡山県酒販様のご要望を満たせるパッケージとして「GLOVIA-C」をご提案させて頂きました。今後もご信頼に応えられるようしっかりとサポートさせて頂くと同時に、さらなる改善に向けた新しいご提案なども積極的に行っていきたいと考えています。

GLOVIA smart 会計のお問い合わせ & 資料ご請求

Webでのお問い合わせ

入力フォーム

当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。

お電話でのお問い合わせ

0120-933-200 富士通コンタクトライン(総合窓口)

受付時間 9時~17時30分
(土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)