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ゴールは競争力強化とキャッシュフローの改善、業務改革を実現する「PRIME(プライム)」をGLOVIAとTRIOLEで構築。日本製紙株式会社 様 導入事例

このページの情報は、2003年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。

製紙業界の世界的なリーディングカンパニー日本製紙株式会社様。同社は厳しくなる経営環境を背景に、「マーケティング企業への転換」と「受注・生産・販売体制の再構築」をビジョンとした、紙営業新システム「PRIME(プライム)」を稼働させました。受注から生産・販売・在庫までをシステムで一貫管理。整合性のあるシステムとして最適化しました。同時に、サプライチェーンの考え方に則って、業務プロセスを一新。その総費用は業界最大規模の35億円にもなっています。これほどの熱意で、同社が改善したかった点は何だったでしょうか。業務プロセスの何が変わったのでしょうか。

「PRIME(プライム)」の由来:
Process Reform for Innovative Marketing and Easy operation(革新的マーケティングと容易なオペレーションのためのプロセス改革)の頭文字をとって命名。Prime自体は「最高の」「卓越した」「最も重要な」等の意味を持つ、日本製紙株式会社様独自のシステム名称。

各部門の現場担当者とシステム担当者によるプロジェクトチームを発足

製紙業界の国内トップクラス企業であり、世界的なリーディングカンパニーでもある日本製紙株式会社様。その事業は、新聞用紙、印刷出版用紙、情報用紙、産業用紙などと、多岐にわたります。日本製紙株式会社様が誕生したのは、1993年(平成5年)の十條製紙と山陽国策パルプとの合併から。さらに、2003年(平成15年)4月に大昭和製紙様と合併して、今に至っています。

日本は世界有数の紙消費国であり、同社は一貫してこれを支えてきました。反面、紙や板紙の消費伸び率は経済成長と共にあるといわれており、国内の景気低迷が製紙業界に深刻な影響を与えています。

日本製紙株式会社様は、収益の向上には業務改革が必要不可欠と判断し、業務改革推進室を発足させました。これが、1999年(平成11年)10月のことです。推進室では「マーケティング企業への転換」と「受注・生産・販売体制の再構築」をビジョンとして掲げ、紙事業の業務改革を推進することになりました。そのゴールは、競争力強化とキャッシュフローの改善にあります。

業務改革を実現するには業務システムの刷新が不可欠。そこで、2000年(平成12年)2月営業や物流部門など現場からの専従者7名、システム担当16名の社内プロジェクトチームを発足させました。そのチーム名が「紙事業プロセス改革プロジェクト」。取り組み姿勢を、プロジェクトチームの一員である営業統轄本部オペレーション部 調査役 川中 清史 氏は「旧システムは業務の効率化を狙って構築したものであり、仕事のやり方を変更するものではありませんでした。しかし、今回は業務改革が目的のシステムです。今までのやり方を根本から変えようというものです。プロジェクトチームには、それだけの意気込みと危機感がありました」と語ります。

実績、パッケージ、業界知識で富士通を採用

要件定義は2000年(平成12年)2月から。以降、設計、製造、結合テスト、さらにユーザ教育を経て、システム稼働は2003年(平成15年)1月からのことになります。このシステム構築を請け負ったのが富士通であり、生産計画のアプリケーションに採用されたのがGLOVIA/SCP Enterprise、そしてプラットフォームは富士通のIT基盤TRIOLE(トリオーレ)の製品群です。

「富士通さんには実績があります。非常に深い業界知識も持っています。今回のシステム構築は絶対に失敗の許されない、社運をかけたプロジェクトです。お願いするベンダも製品も安心できるところでなければいけませんでした」と、富士通採用の理由を管理本部 情報システム部 主席調査役 源通 宏 氏は語ります。

GLOVIA/SCP Enterpriseは富士通のSCMソリューションの中核として、企業内・企業間の全体最適化を実現します。富士通の数多くの開発・構築経験を活かし、そのノウハウを集結させたサプライチェーンプランニングパッケージシリーズであり、今回はその中でも製紙業に特化したソリューション「GLOVIA/SCP for PAPER」を適用しています。

また、PRIMEを構築するIAサーバPRIMERGYをはじめ、ストレージ、ネットワーク製品、さらにミドルウェアに及ぶまでTRIOLE製品群を採用し、システム全体の信頼性を高めています。

そのシステム概要図と改善ポイント、および特長を次に紹介します。


業務の「標準化」と「可視化」を徹底して改善

PRIMEは受注、生産、販売、在庫まで一貫して管理するシステムです。これら連続する業務プロセスにおいて、徹底して改善した点は以下の2点です。

  • 業務プロセスの標準化
  • 業務プロセスの可視化

例えば従来、生産する明細は営業業務担当者が指示しており、その過程も外部では知ることができませんでした。業務担当者が、抄紙機ごとに生産指示を割り当て、担当者の頭の中でデリバリープランが立てられていました。「生産計画は条件が極めて複雑で、システム化は困難とされていました。職人芸に頼る古いやり方で行っていましたが、これにメスを入れ、思い切って改革しました。誰もが同じ様に生産指示を行う『標準化』と、生産計画や工程の『可視化』が飛躍的に高まります」と、情報・産業用紙営業本部 情報用紙一部 北林 宏将 氏は語ります。

注文と在庫を紐付け管理し顧客に公開

業務フロー上の大きな特長は以下の2点があげられます。

  • 受注、生産、販売、在庫まで一貫した紐付け管理
  • 注文積み上げをベースにした生産

「受注、生産、販売、在庫まで一貫した紐付け管理」は、生産依頼から、すべて注文単位で管理することです。また、「生産計画済み」「仕上済み」「輸送中」「入庫済み」「売上済み」など、進捗状況をオープンにし、販売代理店からも確認できるようにしました。これにより、顧客満足の向上を狙っています。

「注文積み上げをベースにした生産」は、在庫補充のための社内発注も含めて、すべての生産を注文が発生してから行うことです。従来は、注文以外の在庫補充は業務担当者の恣意的な判断で生産指示を行っていました。このため在庫バランスが偏ることがあり、キャッシュフロー悪化の一因となっていました。そこで、品揃品については需要予測システムの結果を元に在庫補充量を算出して社内注文を自動的に作成し、最適な生産が行われる仕組みにしています。


[図]PRIMEシステム概要図

システム間のデータ整合性を実現

PRIMEは業界最大規模のシステムであり、それだけに、複数のサブシステム間でのデータ整合が課題となります。「人的ミスも含めて、サブシステム間でデータが異なるケースが考えられます。これはシステムの信頼性に悪い影響を与えます。そのために富士通がオンライン業務終了後に全データの整合性をチェックする仕組みを設けてくれました。これは画期的な機能だと感心しています」(源通氏)。これだけの規模のシステムでありながら、目立った障害もなく、順調に稼働しています。「富士通さんには無理なお願いもしましたが、ずいぶん助けていただきました。利用者もシステムの完成度の高さに驚いています。操作性も優れており、もう元には戻れないといっています」(川中氏)。

さらに、受注から生産、販売までに及ぶ膨大な情報も確実に蓄積されおり、その有効活用による、営業力の強化も進められています。

このシステムを利用して在庫の圧縮を進め、紙事業として大幅な経費節減とキャッシュフロー改善効果を見込んでいます。「まだシステムの能力を完全に生かしているとはいえません。需要予測などの精度も上げなければいけないと考えています。一日でも早くシステムを使いこなし、最大限の投資効果を得られるようにしたいと考えています」(北林氏)。2004年1月には、日本大昭和板紙様にも導入予定で、グループ共通のシステムになります。GLOVIA/SCP Enterpriseには過去販売実績や出荷実績を元に需要量を予測する機能が備わっています。その精度をこれから着実に向上させようということです。

GLOVIA/SCP EnterpriseとTRIOLE、そして富士通の技術力を結集した「PRIME」に、大きな期待がかかっています。


日本製紙株式会社 様

創立 1949年(昭和24年)8月1日
所在地 〒100-0006
東京都千代田区有楽町1-12-1(新有楽町ビル)
資本金 1,048億7,300万円(2003年4月1日現在)
代表者 代表取締役社長 三好 孝彦 氏
従業員数 6,535名(2003年4月1日現在)
事業内容 持株会社日本ユニパックホールディングのグループ会社。新聞・印刷・情報・産業用紙などの紙製品、パルプ、およびフイルム加工品の生産・販売をする製紙会社です。特に「印刷・情報用紙」では日本のトップシェアを誇ります。
URL 日本製紙株式会社新規ウィンドウが開きます
(http://www.nipponpapergroup.com/)

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