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3事業部門の業務フロー標準化と経営情報可視化のために基幹システムを刷新。次のステージ「情報分析による営業戦略構築」へも大きく前進

— 企業固有の営業面の強みを継承する仕組みづくりに注力

ナブテスコサービス株式会社様

ナブテスコサービス株式会社様 導入事例


経営情報の“見える化”のため、業務プロセスを見直し、全社共通業務基盤の構築に着手したナブテスコサービス様。鉄道、自動車、産業機器分野の3事業部門共通に活用できる新たな仕組みとして、どのようなシステムを選択するか、また、3事業部門ごとに内在する特有な業務フローをどこまで標準化すべきかなど、数多くの課題に直面した。徹底した要件定義とマスタデータの整備により、スムーズなシステム刷新を実現。各業務の工数は目に見えて減り、業務効率は大幅に向上した。

[ 2012年2月23日掲載 ]

【導入事例概要】
業種: 製造販売業
ソリューション: 生産管理システムによるデータの一元化と共有化
製品: GLOVIA smart 製造 PRONES(生産管理システム)
【課題と効果】
1 2つのレガシーシステムの並行稼働により、データ集約が困難に。管理コストも別個に発生。 新システムに統合化することで、管理コストは低減。月次の業績をまとめるだけで精一杯だった状況は大きく改善。業績を分析し営業戦略を立案するための基盤が整う。
2 営業とテクノセンターがシステム的に分断。Excelとメールでのデータやり取りで入力工数が多く非効率。 営業とテクノセンター間の受注・発注がシステム的に連携。営業で入力された受注データを、発注データとして工場側と即座に共有。受発注業務の効率化、スピードアップを実現。
3 3部門それぞれで異なる業務プロセスやフローを標準化したい。 特有の業務フローで対応している独自の営業プロセスは維持。その他の業務の標準化を実装。

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事業概要、導入の背景

求められていた「環境変化に即応する組織の構築」

ナブテスコサービス株式会社様は、親会社であるナブテスコ株式会社様が製造する鉄道・自動車用のブレーキ装置、船舶の操縦装置、建設機械用部品、産業機器のコントロールバルブなどの販売・保守・修理を事業の核としている。
1971年に日本エヤーブレーキ株式会社(現ナブテスコ)の商用車用ブレーキのアフターマーケット市場を開拓する目的で設立された同社(ナブテスコサービス)は、ナブテスコの事業分野拡大にともない、鉄道や一般産業機械業界などに向けたサービスを提供してきた。また1999年4月にはさらなる業容発展のために同じグループ会社であったナブコ商事と合併。こうした沿革をたどった同社では、合併前の2社がそれぞれ運用していた2つの基幹システムを並行して使うという状態が続いていた。総務企画部、鉄道部、自動車部、システム部(船舶、建設機械、産業機器の各種部品販売及び保守等)の各部門が、いずれかの基幹システムを運用していたのである。同社はナブテスコグループが長期ビジョンのひとつとして掲げる、「事業環境の変化に即応した決断と行動ができ、豊かな発想をすぐに行動に移すことができるスピーディでフレキシブルな組織風土」への飛躍を全社的課題と認識し始めていた。

業務の全体最適化のためシステム刷新に踏み切る

ナブテスコサービス株式会社 鉄道部 東京営業課 課長 堀川剛史氏の写真

堀川 剛史
ナブテスコサービス株式会社
鉄道部 東京営業課 課長

2つの基幹システムが10年以上も並行運用されていた状況は、数々の問題を呈していた。
いずれのシステムも各業務の変化に合わせアドオンやカスタマイズがなされた結果複雑化し、管理が困難になっていた。そのうえ、2つのシステムを並行運用するため管理コストもかさんでおり、また老朽化も問題となっていた。
運用面では全てのデータが帳票ベースで出力されるため、各種データの集計作業に多大な時間を要していた。毎月初第2営業日に行う全社の売上・売掛月次データや在庫データの集計作業は煩雑で、担当者に大きな負荷がかかっていた。同社鉄道部東京営業課課長の堀川剛史氏はこう語る。「一言でいえば業務はどんどん進化しているのに、並行稼働する2システムがそれに追いついていけなかったのです。帳簿や台帳管理などもシステムで処理できず、手作業で行わざるを得ない状況でした。そこで二重化していた基幹システムをひとつに統合し、同時に各部門で異なる業務フローを標準化し全体最適化を図り、経営情報の可視化を実現するためにシステムの刷新に踏み切ったのです」。

システム選定時の検討課題

工場と連携する営業活動に適したパッケージは販売管理か製造管理か

ナブテスコサービス株式会社 鉄道部 東京営業課 根津壮平氏の写真

根津 壮平
ナブテスコサービス株式会社
鉄道部 東京営業課

2009年10月、新システムの選定・導入にあたるプロジェクトチームが編成された。構成メンバーは総務企画部、鉄道部、自動車部、システム部、そして鉄道用部品の修理やメンテナンスを行うテクノセンターの各部から選出された。その中でとくに深い議論が交わされたのは、新システム構築のベースとして製造管理か販売管理のいずれを選ぶかだったという。堀川氏は「営業主体の会社なのですが、鉄道用部品の修理やメンテナンスを行うテクノセンターもあり、新システムでは卸売業的な要素と修理業的な要素をシステムで連携させることになりました。販売管理か製造管理かについて検討を重ねた結果、修理といえども多数の部品を管理把握する必要があるため、これらを標準機能としてあらかじめ備えた製造管理パッケージがよいだろうとの結論に至りました」と語る。

各部によって異なる商流の標準化に応えるシステムにフォーカス

ナブテスコサービス株式会社 自動車部 東京営業課 三上晃弘氏の写真

三上 晃弘
ナブテスコサービス株式会社
自動車部 東京営業課

ナブテスコサービス株式会社 自動車部 海外営業課 兒山まり氏の写真

兒山 まり
ナブテスコサービス株式会社
自動車部 海外営業課

もう一つの検討課題は、各事業部門の業務をパッケージに合わせてどこまで共通・標準化するかであった。プロジェクトメンバーは各事業部の特徴的な商流について次のように語る。「鉄道部の業務では、納期管理を重視するため、まず親会社へ納期照会を行い、納期を確定してから鉄道会社から受注、親会社から補修部品を仕入れと流れる慣行です。本来なら鉄道会社から受注、親会社へ発注、そして仕入れと流れるところが逆。標準化すべきポイントでした」(鉄道部東京営業課 根津壮平氏)。「大型トラック・バス用ブレーキ補修部品の国内向け販売の場合、在庫販売が多く、当日午後3時までに受注したものは当日の売上になるという業務の流れのため売上=受注という認識で、受注というステップをあまり意識していなかったので、受注から売上という通常の流れにする必要がありました」(自動車部東京営業課 三上晃弘氏)。「自動車部でも海外向けの販売の場合、仕入先から直接お客様へ納入するケースが多く、仕入れと同時に売上を一括計上する業務フローになっていました」(自動車部海外営業課の兒山まり氏)。プロジェクトチームは、部分最適化された業務フローを、主に標準機能で共通・標準化できる新システムを求めた。

企業の強みである特徴的な業務フローをシステムの力でスマートに継承

千差万別の業務プロセスの標準化に適した基幹システムを選定していく過程で、プロジェクトチームが重視したのは、同社ならではのコアコンピタンス、つまり営業面の強みをシステムに織り込むことができるかどうかだったという。堀川氏はこう述べている。「営業力の高さといった企業の強みは、往々にして特徴的な業務フローの上に成り立っています。例えば、お客様の品番でご注文頂いても対応が可能といった点も一つの強みです。このような特徴的な強みをどうしてもシステム上に継承させたい。
まずは、特徴的な業務フローを残すために踏み込んだ対応をしてくれるベンダーはどこだろうかと検討し、富士通との結論に至りました。そして、機能面、コスト面での評価も高かったGLOVIA smart 製造 PRONESの導入を決めました」。また根津氏はこう語っている。「情報システム部を持たない当社のプロジェクトメンバーはいわば素人。素人のニーズをしっかり理解し、分かりやすい言葉でコミュニケーションしながら、一緒にシステムを作りあげていけると確信できたのが富士通でした」。

システム導入時の取り組み体制と導入効果

要件定義にしっかり時間をかけ、組織的な操作スキルトレーニングでスムーズに本稼働

2010年7月にスタートしたシステム要件定義作業は、同社の営業戦略に対応したマスターの最適設計を中心に入念に行われた。「当初予定を約1ヵ月もオーバーする徹底ぶりでした。設計がずれこむのではと思われましたが、むしろこのフェーズは短縮され、予定通りのカットオーバーとなりました」(根津氏)。
また、通常はSEが主体となる運用テストにもプロジェクトメンバーが積極的に参加し、システムの操作を習熟。その後、プロジェクトメンバーから操作を習った各事業部のキーマンが、部門内の教育係になるという展開で、きわめて短期間に全社レベルでの操作スキルも向上し、スムーズな本稼働を実現した。

データ入力をしている写真

業務の標準化が進み、部門間の人員ローテーションが容易に

ナブテスコサービス株式会社 総務企画部 八木伸彦氏の写真

八木 伸彦
ナブテスコサービス株式会社
総務企画部

新システムの導入効果は目に見えて現れている。「受注時の注文書にはお客様の品番が記載されているので、今まではExcelの対比表を見ながら手配品番を調べて注文書に手書きし、それをシステムに入力していました。しかし今ではお客様品番を打ち込めば、手配品番、さらには単価までもが瞬時に出るようになりました」(兒山氏)。
もちろん、各事業部門におけるシステムへの入力工数が大幅に減ったことも、導入効果の一つである。例えば、従来は鉄道部門の営業とテクノセンター間における発注、受注のデータ入力作業で、1製品について3回の入力が必要だった。しかし新システム稼働後は、営業で入力された受注データが発注データとしてテクノセンター側に共有されるようになった。入力工数は3分の1に減ったわけである。

また各部門の業務フローを標準化したことによるメリットについて、同社総務企画部の八木伸彦氏はこう述べている。「これまでは、例えば鉄道部門の人員が自動車部門へ異動する場合、システムの操作法、業務の特殊事情などを一から教えなければなりませんでした。しかしシステムが共通化されたことで、今後は人員のローテーションに伴う作業負荷がずいぶん軽減し、長期的にはかなりの業務コスト低減になると思います」。

今後の取り組み

システムの本稼働から9ヵ月が経過し、新たに取り組むべき課題も明らかになってきた。堀川氏はこう述べる。「これまでは月次の業績をまとめるだけで精一杯でした。しかし業務フローの標準化が着実に進み、次のステップとして情報分析へのレベルアップが視野に入ってきました。製品やサービスごとに売上のデータを集計し、より営業力をつぎ込むべきところを見極め、次に打つべきアクションを見出し、経営に直結出来る判断を容易にすること、それが今後の課題です」。
今回のシステム刷新で、同社の“次のステージ”も一層間近なものとなってきた。

担当営業メッセージ

富士通株式会社 産業ビジネス本部 エンジニアリング統括営業部 神戸産業営業部 副島史広の写真

富士通株式会社
産業ビジネス本部 エンジニアリング統括営業部 神戸産業営業部
副島 史広

ナブテスコサービス株式会社様の皆様方と出逢い、思いひとつに船出を迎えることができましたこと、大変嬉しく思います。
上下左右の様々な利害に囲まれる極めて難しいテーマである中、所属の異なる皆様方が全体最適を重視し、議論を重ね、「皆で創り上げる」という熱い思い溢れるプロジェクトに育てあげた様を目の当たりにし、私自身、まさに「企業は人なり」と感銘を受けた次第でございます。
今はまだ出航したばかり。弊社はお客様の成長に向け、今後とも皆様方と共に航海してまいります。

担当SEメッセージ

株式会社富士通関西システムズ 第二産業システム本部 PRONES事業部 片山修の写真

株式会社富士通関西システムズ
第二産業システム本部 PRONES事業部
片山 修

この度はナブテスコサービス株式会社様の基幹システム統合プロジェクトに参画させて頂き、業務の効率化のお役に立てたことを大変嬉しく思います。社長様を筆頭とした強力なプロジェクト体制の下、社員の皆様に多大なるご協力をいただき、当初の目的であった「3部門のシステム統合」を実現する生産・販売管理システムを構築する事ができました。今後は、さらに高次の経営課題解決のため、ご期待に沿うようなサポート活動を継続的に実施させていただきたいと存じておりますので、今後ともよろしくお願い致します。

【ナブテスコサービス株式会社様 会社概要】
所在地 〒141-0022 東京都品川区東五反田2-14-20 岡本ビル
代表者 代表取締役社長 藤本 行康 氏
設立 1971年2月12日
資本金 3億円
従業員数 122名(2011年3月31日現在)
事業内容 自動車・鉄道車両用ブレーキ部品の販売、点検、修理。建設機械用部品の販売。産業機械用油圧・空圧機器の販売、各種油圧装置の設計、据え付け、保守、整備。船舶用リモコン装置の販売、保守、修理等。
ホームページ ナブテスコサービス株式会社様 ホームページOpen a new window

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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