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Fujitsu

Japan

ノントラブルでスムーズな構築と運用。柔軟な管理会計を目指しGLOVIA-Cを採用

このページの情報は、2006年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。

導入事例 株式会社三好商会 様

建材総合商社、メーカー、施工管理……、さまざまな顔を持つ株式会社三好商会。その幅広いビジネスを正確に把握するため、同社では早くから管理会計を重視してきた。例えば、部門ごとの損益は1970年代の頃から算出してきている。そんな同社が、ホストシステムで稼働していた会計システムのオープン化に採用したのが、富士通のGLOVIA-Cであった。理由はFDWH(ファイナンシャルデータウェアハウス)など、管理会計機能が充実していること。同社と富士通の優れたプロジェクト管理により、ノントラブルでスムーズな構築と運用を実現している。

株式会社 三好商会

創業 1948年 (昭和23年)7月
代表者 代表取締役社長 水品 正博 氏
本社 〒220-0004
横浜市西区北幸2-8-4 横浜西口KNビル10階
資本金 1億円
年商 434億円(平成17年4月期実績)
事業概要

建材総合商社としてセメント、生コン、ガラス、他各種建材卸売の売買、メーカーとして各種汚水処理装置の設計・製造・施工、生コンクリート製造に従事。さらに、施工管理として、ビルの基礎・外壁・ガラス・内装等の施工管理をするほか、水質分析および新製品開発の研究開発やコンサルティングも行っている。業界では総合力の三好商会として定評がある。

URL 株式会社 三好商会(http://www.mys.co.jp/)

総合力の三好商会。東京アクアラインのプロジェクトにも参加


株式会社 三好商会
専務取締役 管理本部長
石崎 沖廣 氏

歴史や地図に残る世紀の大工事というものがある。神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ「東京アクアライン」もその代表的な1つであろう。トンネルと橋梁で結ばれた15.1kmの自動車専用道路であり、8年の歳月をかけて1997年(平成9年)に開通した。このビッグプロジェクトに参加し、川崎人工島の構築を担当した1社が三好商会だ。川崎人工島は主に換気塔として構築され、デザインは平山郁夫氏の手になっている。

三好商会は1848年(昭和23年)に創業。セメント、生コンなど建設資材の商社として設立し、以来、製造工事、施工管理へとビジネスの幅を広げてきた。

例えば湾岸道路の東京湾海底トンネルのプロジェクトにも参加。「東京湾海底トンネルは大型沈埋函を海底に並べていき、それがトンネルの外壁となり、中が道路になります。そのプラントを建て、生コンクリートを一手に供給したものです。同様に羽田空港の地下を走る多摩川沈埋トンネルの生コンも供給しております」と、株式会社三好商会 専務取締役 管理本部長 石崎 沖廣 氏は語る。

また、最新のガラス施工技術をベースに、横浜ベイシェラトンホテルをはじめ、低・中層から高層・超高層まで、マンションや商業ビル、インテリジェントビルなど幅広いビルのガラス工事を手がけている。

このほか、各種建材卸売、水処理システム、ビルの施工管理など、総合力の三好商会として、業界では高く評価されている。

早期から管理会計を重視。ホストシステムの硬直化が課題に


株式会社 三好商会
経理部長 兼 情報システム室長
小林 茂 氏

コンピュータシステムの導入にも積極的で、業界では黎明期であった1970年代から活用している。同社の事業の幅広さによるのかもしれないが、当初から各部門や支店などの損益を集計し、経営に活かしてきた。「管理会計という意識があったかどうかは別にして、損益を見ずに経営の舵取りはできません。システムを構築する際の重要な要件になっていました」と、石崎氏は振り返る。

1994年(平成6年)からSuperCAPSELを会計システムとして使用してきたが、経営層の求めるデータ抽出が困難になってきた。「時代が変われば、確認したいデータも変わってきます。しかし、旧システムはオフコンで稼働していましたので、その変更が容易ではありませんでした。帳票として打ち出された数字を再入力することもあり、大変な手間となっていました」と、旧システムの課題を、同社 経理部長 兼 情報システム室長 小林 茂 氏は語る。

そんな中、2005年になり5?4月までであった決算期を、4?3月への変更が決定した。そこで、旧システムの決算期変更ではなく、会計システムを刷新する方向で検討を開始。この年の夏には、会計パッケージを提供しているベンダーに提案を求めた。こうして採用されたのが富士通のGLOVIA-C XIであった。

管理会計機能と移行しやすさでGLOVIA-Cを選択。ノントラブルで移行に成功


株式会社 三好商会
情報システム室 課長
佐藤 徹 氏

「GLOVIA-Cを選んだのはいくつかの理由があります。まず、SuperCAPSELからの移行ですから、富士通におまかせすれば間違いがないだろうと考えました。管理会計機能も充実しています。GLOVIA-CのFDWH(ファイナンシャルデータウェアハウス)には3年もの経営明細データを蓄積でき、さまざまな方向から分析できます。そしてXIの機能と操作性です。V10の頃からGLOVIA-Cを紹介されていますが、XIになって大幅に洗練されたと思います」と、採用した理由を同社 情報システム室 課長 佐藤 徹 氏は語る。

2005年10月から構築を開始して、2006年2月からテスト、2006年4月から本格稼働をしている。「まったくノントラブルで移行できましたし、運用もスムーズにいっています。苦労らしい苦労もなかったように思います。富士通を選んで正解でした」と、佐藤氏は満足している。

「GLOVIA-Cの備える電子帳票機能も魅力的でした。GLOVIA-CはA4普通紙に帳票を出力できますが、これでは帳票枚数が増加してしまいます。その保存スペースを削減するために、税務署に届け出て、電子的な保存を認めてもらいました」と小林氏もGLOVIA-C採用の理由を語る。

SuperCAPSELで出力していたものが、GLOVIA-Cですべて標準サポートされているわけではない。不足分はGLOVIA関数で作成。このGLOVIA関数を活用することで、FDWHに蓄積されているデータの活用と価値がさらに高まるだろうと期待されている。

残る課題はリアルタイムなデータ入力。FDWHの可能性を最大限に活かす

今回の会計システムの刷新はオフコンから切り出して、オープン化させたものだが、売掛・買掛など基幹系システムはいまだオフコン上で稼働している。「その切り出しとオープン化が今後の課題となるでしょう。そのノウハウを、今回得ることができました」と、情報システム部門の佐藤氏は構想している。

また、小林氏は「グループ会社などへの、会計システムの横展開を考えています。GLOVIA-Cであれば横展開が容易であり、これもGLOVIA-Cを選んだ理由の1つです」と、今後の抱負を語る。

「GLOVIA-CのFDWHには大変期待しています。それを最大限に活かすためにも、現場での即時入力が必要となるでしょう。経営側は可能な限りリアルタイムな情報を欲しがります。しかし、現場では月締め間際にならないと正確な納入実績の確認が終了しません。今後、即時入力をできるようにすることが残っている課題でしょうか」と、経営視点で石崎 氏が語る。

ノントラブルでスムーズな移行と運用を実現したGLOVIA-C。今後も、それぞれの立場からさまざまな活躍が期待されている。


パートナーメッセージ

富士通株式会社
首都圏営業本部 流通統括営業部 神奈川流通営業部 営業主任
鶴見 貴裕

三好商会 様とは大変長いお付き合いになり、今回もGLOVIA-Cをご導入いただき、大変ありがとうございます。「苦労もなく」とはおっしゃいましたが、基幹システムとの連携は三好商会 様側でご担当いただき、相当のエネルギーと工夫を重ねられたのではないかと思っています。また、入念にテストを繰り返し、これもノントラブルにつながっているかと思われます。今後とも、三好商会 様の目指す管理会計の充実と発展に、少しでもお役に立つことができれば幸いです。


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