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Japan

わずか3日で月次決算、本決算では45日のスピード会計。四半期業績の概況等適時情報開示に応え、連結決算の早期化を実現

このページの情報は、2005年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。

国内、海外に広く事業拠点を展開している企業にとって、いかに効率的にデータを集約し、早期決算を実現するか。これは大きな課題だ。産業機械や建設機械の専門商社であるマルカキカイ株式会社様は、国内11拠点と海外17拠点から成る、連結子会社9社の連結決算を45日間で達成。月次単体決算においては3営業日というスピードを実現している。このスピード会計をGLOVIA-BPとCA-DRIVERが支えている。

マルカキカイ株式会社

設立 1946年12月
本社 〒567-8520 大阪府茨木市五日市緑町2番28号
資本金 6億1800万円
市場 東証2部、大証2部
年商 256億円
代表者 取締役社長 釜江信次 氏
社員数 147名
事業概要 産業機械、土木・建設機械、その他機械の国内販売・輸出入。海外ではアメリカ、アジア各国の主要都市に17の事業所を展開している。
URL マルカキカイ株式会社
(http://www.maruka.co.jp/)

《導入前の課題と導入後の効果》
課題1 拠点と本社間で伝票の再入力が必要であった 効果1 GLOVIA-BPにより、拠点から伝票を直接入力できるようになり、経理部門の負荷が大幅に軽減した
課題2 連結決算情報の四半期開示に対応する必要があった 効果2 GLOVIA-BP とCA-DRIVERにより、迅速な開示ができるようになった(連結決算45日、四半期業績の概況35日)

産業機械と建設機械をグローバルに販売


マルカキカイ株式会社
業務部部長

田村 佳照 氏

マルカキカイ様の本社は、新大阪からJR東海道本線で10分ほどの茨木市にある。すぐ近くには名神高速道路の茨木ICもあり、ユーザーへのアクセスも良好な立地だ。創業は1946年。当時は、紙・毛織物・自転車・軸受・工具などの国内販売や輸出入を行っていた。その後、機械専門商社としての方向を明確にし、高度経済成長に湧く昭和30年代からは、早くも海外の市場に目を向け、積極的に事業を進めてきた。現在、アメリカには8ヶ所の本・支店網を展開。活況を呈するアジアでは、中国、タイ、インドネシアなど主要9都市で拠点を展開している。ここまで広く海外で事業展開しているのは、機械の専門商社としてあまり他に例のないことだという。海外での長い販売実績と豊富な経験は、同社の大きな強みだ。

そしてもうひとつの強みが、提案力やサポートなどサービス体制だ。「ただ右から左へモノを売っているのではなく、後のサポートやメンテナンスまで含めたかたちでお客さまを支えていくという姿勢です。また、機械ひとつだけではなく、周辺機器も含めたラインの提案なども積極的に行っています」と、同社の業務部 部長 田村佳照氏は語る。

連結決算のスピードアップが急務に


マルカキカイ株式会社
経理部 部長

荻野 純一 氏

グローバルに事業を展開するマルカキカイ様は、海外6か国に現地法人を設立している。現地法人によっては、日本で作成した決算書の翻訳版(英語版)で問題のないマレーシアのような国もあるが、その国で規定された帳票しか通用しない国もある。その場合は、本社に伝票類を送ってもらいチェックしている。連結会計業務は、グループ各社から上がるさまざまなデータを検証し、整合するなどどうしても複雑になりがちだ。Excelをベースに手作業で処理していた旧来のやり方では、四半期での情報開示はとてもできない相談だ。そこで、時代の要請に応えることのできる会計システムの構築が急務となってきた。

経理部 部長 荻野純一氏は「適時開示情報の有用性を高めるため証券取引所からは決算公表の早期化を求められておりました。当然従来の中間と本決算だけではなく、四半期での開示体制を整えることが重要課題となってきました」と語る。 その後、試行錯誤し、連結決算に対応してきたが、思うような効率化が図れない。「手作業で同じデータを繰り返し入力するというプロセスが、どうしても生じてしまうため、データの整合性をチェックする時間が膨大に掛かっていました」と、荻野氏は振り返る。

こうした後の2003年9月、GLOVIA-BPとCA-DRIVERを導入。新しい会計システムが稼働したことにより、大幅な効率化とスピードアップが実現した。

3営業日での月次決算を実現

マルカキカイ株式会社
経理部 課長

岡内 英紀 氏
マルカキカイ株式会社
経理部 課長

山川 仁 氏

新会計システムの導入効果としては、まず、作業の大幅な省力化が図れたことが大きい。

以前は各拠点の伝票を集め、OCR処理や手入力によって本社のシステムにデータを再入力していた。二重の手間となるデータ入力のみならず、その検証、チェックにも時間が掛かっていた。

現在、会計業務の流れは次のようになっている。まず、各拠点において経費など数字を入力し、そのデータ帳票が本社に月2回送られてくる。本社でデータをチェックし、修正があれば各拠点で直してもらう。業務が本社集中ではなく、分散型になったことにより重複した作業も無くなり、スピードと精度が上がった。経理部 課長 岡内英紀氏は「以前は、本社の経理スタッフ2?3人が拠点のデータ入力と検証に毎日2?3時間ほど掛けていました。この月間約150時間の工数が、ほぼ無くなったわけです」とその効果を語る。

月末になると、これらを集計した月次帳をアウトプットする。日常業務がしっかり定着しているため、月次決算は早い。「検証を含め、翌月の3営業日目には月次決算が出ます。四半期についても、月次の積み重ねがちゃんとしていれば簡単に終わります」と、岡内氏はさらりと語る。

四半期連結決算の情報開示に対応するため、マルカキカイ様では本決算で45日、四半期業績の開示で35日という目標を掲げていた。「現時点では、本決算で45日、四半期で35日ということで目標をクリアしていますが、今後も多少なりとも早めていきたい。早めることで、その分をチェックに時間を割きたいと思っています。グループ企業も今後増えていくでありましょうから、さらに情報処理を適切かつ正確に行い、投資家の皆様にとって有用な情報をタイムリーに公表できる体制を充実させることがもとめられていると思っています」と連結決算業務に携わる経理部 課長 山川仁氏は語る。

今後は、より細やかなデータ分析で戦略的経営に貢献

現在の会計システムについての満足度は、業務効率を基準に考えれば「現状でほぼ満足」(荻野氏)とのこと。今後、より深く企業経営に貢献していくために取り組んでいきたいこととして、データ分析を挙げている。ある特定の科目、特定の期間のデータを抽出して分析することが、予算策定や将来予測のために必要となる。「年度予算だけでなく、三カ年計画を立てるといった場合、データを年単位で取るのと、上期、下期、四半期で取るのとでは正確性が違う。四半期で対応した実績を出し、さらに五年分並べてみてトレンドはどうかとの分析の上に計画を積み上げれば、いい予算が作れますよね」と荻野氏は語る。

今後、このように小回りのきく分析ができるようになれば、マルカキカイ・グループ全体でのさらなる発展に貢献することだろう。


パートナーメッセージ

株式会社富士通関西システムズ
営業統括部第一営業部 三原 慎二 氏

マルカキカイ様には旧来より、富士通のオフコンをメインにご使用頂いておりました。本商談におきましては、販売系既存システムへのアドオンと情報系新規提案(ホスト)、会計のオープンへの移行+連結会計の刷新と言う複数の要素がスケジュール通りに本稼働に至りました。ひとえに顧客スキルの高さとご協力の証しであると実感しております。
好業績企業として注目を集めておられる同社に、今後もより良きソリューション提案を行い、更なる発展を遂げられる一助となれば光栄に存じます。

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