株式会社カナオカ様
このページの情報は、2003年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。
商品を梱包するパッケージは、流通を促進すると共に、商品を演出しその価値を向上する。このパッケージが、株式会社カナオカの主力商品である。デザインから、製版、印刷、ラミネート、スリッティング/製袋/検査まで一貫して提供。その優れた技術と品質で、包装印刷業界をリードしてきた。また、同社は、独自の先見性をもって、常に最先端のITシステムを業務に活用している。人事給与システムに「GLOVIA-C」を選択したのも、Webベースであることが大きな理由であった。
株式会社 カナオカ
設立 | 昭和40年4月1日 |
---|---|
創業 | 昭和26年創業 |
本社 | 〒110-0016 東京都台東区台東1-32-6 |
代表者 | 代表取締役 金岡 良延 氏 |
資本金 | 3億1,800万円 |
従業員数 | 448名 |
事業概要 | パンやお菓子の食品包装から衣類、生活雑貨等のシースルーパッケージの企画、製造、販売に従事。業界のリーディングカンパニーであり、創業以来、増収を続けている優良企業でもある。 |
URL | 株式会社 カナオカ
(http://www.kanaoka.co.jp/) |
株式会社 カナオカ
管理部 部長代理
関口 和夫氏 氏
大量に生産された商品は、梱包することで流通が可能となる。カナオカはこの梱包資材に着目し、生産と販売を開始。以来、業界のリーディングカンパニーとして、市場の拡大を牽引してきた。現在は食品関連を中心に、日用雑貨品、ペットボトルのフィルムなど、シースルーパッケージを生産している。
包装資材には、デザイン、製版、印刷、ラミネート、スリッティング/製袋/検査までの各工程があり、カナオカはこれらすべてに対応している。「ことに製版においては、ヘリオ電子彫刻機とレーザー製版機の2様式設備を持っており、その品質と技術の高さでは、業界で高い評価を得ています」と、カナオカ管理部 部長代理 関口 和男 氏は、自社のアドバンテージを語る。また、同社は、確実に成長を続ける優良企業の1つでもある。このビジネスの拡大にともない、国内6番目の工場建設を埼玉県内で進めている。
ITシステムに関しては、先見性をもって常に最新の技術を導入している。例えば、1990年半ばに基幹系システムを、オフコンからオープン系へリプレース。その理由を関口氏は、「まずコストですね。マシン自体の価格を安く押さえることができます。次に、運用管理を自社でできることです。ユーザ主体のシステム化が可能となります」と語る。
同社では1人1台のパソコンや、グループウェアの導入も早期に取り入れている。このオープン化によって、社内の意思疎通がスムーズになったと、関口氏は効果を認めている。
優良企業だけあって、社員数も確実に伸びており、これが人事給与システム見直しの背景となっている。それまで、グループ3社で富士通製のパッケージJOYFULを使用してきた。
だが、1999年当時、社員数がまもなく300人を越えようとしており、システムの限界が近づいていた。
そこで関口氏は、各社の人事給与パッケージを比較選考し、最終的に選択したのがGLOVIA-Cであった。選択の理由に、やはりカナオカらしい先見性が見られる。Webベースだから採用を決定したという。「以前からインターネットの可能性には注目していました。これからは確実にインターネット時代になると考えていました。この点、GLOVIA-CはWebベースのパッケージです。GLOVIA-Cの考え方に共鳴したといえるでしょう」(関口氏)。
検討を開始したのは1999年。当時、ブロードバンドという言葉さえなかった。イントラネットも、一部先進的な企業で小規模な導入が進められている程度であった。
関口氏はデモも確認して、念入りにチェック。これこそ自社に最適なシステムと判断して、導入を決定した。
1999年8月、富士通から最終見積りが提出され、翌月には採用を決定。稼働は2000年1月から。システム構築には2ヵ月ほどを費やしている。カスタマイズは帳票関連を中心に10本程度。今回もグループ3社で統合してGLOVIA-Cを使用している。
JOYFULからGLOVIA-Cへは移行ツールが用意されており、データ移行にはまったく問題なかった。スムーズで確実な資産継承ができたと関口氏も認めている。
GLOVIA-C人事給与パッケージは、グループ企業の人材を統合して管理できる。企業間を横断した人材管理から新規事業に向けた適切な組織構築など、組織の活性化を強力に支援。また、グループ企業の給与業務を一括して管理できる。グループ企業ごとに異なる給与体系、勤怠締日、給与支払日に合わせた給与計算や管理帳票出力も可能だ。
「Webベースですから、工場にいても営業所からでもアクセスできます。使い慣れた画面で、快適に操作でき、自分の机のパソコンにとらわれることがありません。これが便利です」と、Webベースならではの使いやすさを認める。
同社では給料明細を紙に印刷して支給しており、これの電子化も検討している。また、今後は会計など他システムへのGLOVIA-Cの導入も検討中である。会計システムはクライアント・サーバ型システムを利用しており、ハードウェアの老朽化が進んでいる。「GLOVIA-Cですから、複数システムを連携させて、データの一元管理ができるでしょう。複数の業務で、整合性のとれたデータ活用ができると思います」と、関口氏のGLOVIA-Cに寄せる期待は大きい。この期待に応え、GLOVIA-Cは同社の成長を強力にバックアップするだろう。
株式会社富士通ビジネスシステム(FJB)
関東支社 第二営業部
丸山 忠廣 氏
カナオカ様とは、2世代前のオフコンKシリーズの頃からお付き合い頂いております。その間も、カナオカ様は確実にビジネスを成長させており、売上規模も拡大しております。社員の増加や新工場建設もその現れです。今後とも、カナオカ様の業績の拡大に、ITシステムを通じてお役に立ちたいと考えています。