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生産管理パッケージで柔軟な生産管理体制を構築し、在庫回転率、資金繰り、情報共有が大きく改善

このページの情報は、2007年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。

大森工場内風景

神町電子株式会社様 導入事例


山形県東根に拠点を構える神町電子株式会社様は、高度な技術力と品質管理力を誇る電子機器の受託生産企業である。現金自動預払機(ATMマシン)の製造・修理、医療機器手術用アクセサリーの組立、走査型電子顕微鏡の製造、HDDデータ消去装置の製造、リサイクルトナー・リボンの製造・販売などを幅広く手掛けている。また、地場特産物の販売や保育園の開設など、地域に密着した事業も多彩に展開している。

同社では、主力である電子機器の受託生産事業をさらに強化するため、無償支給されていた電子部品の自社調達に乗り出した。さらに、煩雑な調達業務をシステムで管理することで、効率化を図ると同時に「経営の見える化」も実現した。

[ 2007年11月20日掲載 ]

導入事例概要
業種: 製造業
ソリューション: 生産管理システム
製品: GLOVIA smart 組立

GLOVIA smartとは、GLOVIA-Cが進化した中堅企業向け統合ERPソリューションです。

課題と効果
1 MRP(資材所要量計画)で、効率のよい生産管理を実現したい。 生産管理パッケージ「GLOVIA smart 組立」を導入することで解決できた。
2 早期のシステム導入を図りたい。
3 スピーディーに資産・経営情報を得たい。
4 スモールスタートしつつ、事業の成長に合わせてシステムを拡張したい。

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導入の背景

加工賃事業からユニットメーカーへの転換

天野 善一
神町電子株式会社
専務

1979年の設立以来、神町電子株式会社様は、メーカーから無償支給された部品を使って製品を組み立てる加工ビジネスを行ってきた。しかし、グローバル化により業界の競争が激化。これを受けて、2005年、生き残りをかけた事業改革に着手した。部品の調達から加工、完成品への納入までをトータルに行う受託生産企業へと、ビジネスのコンセプトを大きく変えたのだ。専務の天野善一氏は、「お客様企業の"ものづくりのパートナー"として、完全なユニットメーカーへの転換を図ったのです」と説明する。

その足がかりとして、まずはATMマシン機構部を構成する部品150点程度を自社調達に切り替えた。担当者がExcelやWordで注文書を作り、その月に必要な部品を月初にまとめて発注するという仕組みである。しかし点数が多いため、発注担当者は大きな負担を強いられることになった。調達部品も徐々に増え、手作業では追いつかない状態になっていった。

MRPの実現、効率的で正確な部品管理へ向けて

調達法の切り替えは、管理部門にも大きな影響を与えた。購入した部品は会社の大切な資産だが、無償支給されてきた長年の習慣から、現場の部品管理に不徹底さが見られた。これは資産管理上、見過ごせない問題である。また、部品販売業者への支払い額を合計すると消費税に誤差が生じたり、月末に大量の支払いが発生したりと、経理処理上の支障も生じた。

阿部 絹子
神町電子株式会社
管理部部長

管理部の部長・阿部絹子氏は、「月に数回、必要な分だけ注文できればいいのですが、手作業では部門間で情報が連携しにくく困難です。かといって、不要在庫を抱えれば支払いを圧迫します。企業の存続を左右するといっても過言ではない状況に危機感を覚え、システムによる管理の必要性を経営陣に訴えました」と振り返る。

天野専務ら経営陣は、部品の自社調達を決めた頃からマニュアルベースでシステム化の検討を重ねていた。2006年末には調達部品は300点ほどに増えており、システムを導入してもペイできる規模になったと判断されたことから、本格的な導入へ向けて生産管理システムの選定を始めた。

同社がシステムに求めた要素は2つあったと、天野専務は語る。「第1にMRP(資材所要量計画)を実現できることです。受託生産企業として、必要な部品を、余裕を持って調達することは欠かせない要件でした。第2は、部品の管理を効率的かつ正確に行えること。仕入れの点数や価格、日付を厳密に把握することで、原価計算、ひいては資金繰りにつなげたいと考えました」(天野専務)。

こうした観点での詳細な討議を経て採用されたのが、富士通の「GLOVIA smart 組立」だった。

システムの概要

多様な生産方式、業務管理手法に柔軟に対応

「GLOVIA smart 組立」は、主に機械・電気・電子の製造業向けの生産管理パッケージシステムである。MRP、発注点管理、製番方式など、ユーザの生産形態にあわせた業務管理にフレキシブルに対応できるうえ、生産方式そのものも見込生産、繰返受注生産ほか多様なスタイルに対応できる。

また、「GLOVIA smart SOA」による柔軟なシステム拡張性も特長の1つで、統合ERPパッケージソリューション「GLOVIA smart」が提供する多彩なシステム同士を相互接続することも可能だ。従って、スモールスタートした後、事業の成長に合わせて“増改築”することができる。XML、CSVへの外部データ出力や上位パッケージ(PRONES)へのアップグレードにも対応。「短期」かつ「低コスト」で精度の高い在庫・調達管理を実現し、かつ業務の"見える化"を実現する。

高宮 和春
神町電子株式会社
機器製造部
新作製造部部長

後藤 武
神町電子株式会社
経営企画課課長

機器製造部および新作製造部の部長・高宮和春氏は、「トータルにものづくりを請け負うという営業戦略を推し進めるうえで、部品の調達から完成品の提供まで厳密に管理できるこのシステムは、当社の大きな武器になると思いました」と採用の動機を語る。

システムの導入・運用を担当した経営企画課の課長・後藤武氏は、「当社は受注見込みに基づいて生産計画を立て、材料を仕入れます。候補にあがった別のシステムは紐付き手配しかできず、柔軟性に乏しい印象でしたが、このシステムはMRPが実現できるということで、我々のニーズにぴったりマッチしました」と振り返る。また、「後から機能追加や上位機種への移行ができる懐の深さや、ほしい機能だけを選んで低コストで早期稼動できることも魅力でした」(後藤氏)という。

システム決定後2か月で本格稼動

「GLOVIA smart 組立」の採用を決定したのが2007年3月。2か月後の5月上旬には発注の機能が稼動を開始し、同月末には在庫管理、月次処理と完全稼動に至る。極めてスピーディーなカットオーバーが実現したわけだ。これは早期稼動を誇るシステムの特性だけでなく、早くから社内でシステムの検討を重ねてきたこと、大型連休を利用して棚卸しを敢行したこと、後藤氏がシステム導入を専任したこと、そして導入や運用をきめ細やかにサポートした株式会社富士通東北システムズの尽力、といった複数の要素の相乗効果といえるだろう。

また、システムのデータをCSV出力できることから、在庫明細、発注リスト、在庫回転率グラフといった帳票類は、後藤氏が自作してコストの抑制を図った。「ソフトで提供されるものと各会社で求められる帳票は違いますし、帳票もどんどん形を変えていくものです。その点、データを取り出して容易に加工できるのは、運用の柔軟性やランニングコストの低減という意味でもありがたいですね」と後藤氏は語る。

今回のシステムで実現した業務の概要は以下の図のとおりである。

導入の効果

在庫回転率、資金繰り、情報共有、生産管理体制が改善

「GLOVIA smart 組立」の導入により、大きく4つの効果が現れた。

第1に、在庫の"見える化"だ。現状の在庫、発注残、検収残が正確に把握できるため、生産計画に合わせて必要量を絞り込むことができる。在庫は約半分に減り、発注は月1回から2回に、納期は月1回から3回になった。結果としてリードタイムも短縮できたわけだ。「生産計画をシステムに登録すれば数秒で部品の所要量が弾き出されますから、顧客企業の動向に合わせてギリギリまで発注を待てるようになりました」と後藤氏は説明する。

また、在庫が見えるようになったことで、資金繰りや経理処理にも余裕が出てきたと阿部部長は指摘する。これが第2の導入効果と言えるだろう。「以前は、正確な在庫量が分からないまま現場の担当者が発注していましたが、今は経営層の承認を得てから発注できるようになりました。経理としても翌月に動くお金が確認できますし、業者への支払いも余裕が持てます」と、阿部部長は顔をほころばせる。月次報告書も締日から出力まで約10日かかっていたものが、約4日で出せるようになった。これは経営判断のスピード化にも寄与しているといえそうだ。

「GLOVIA smart 組立」操作風景

第3に、柔軟な生産管理体制を構築できたことが挙げられる。システム導入後も部品の数は増え、2007年9月現在550点に上っているが、無理なく対応できているという。天野専務は「ユニットメーカーへの転身を進める中で、部品の手配は重要なファクター。これがシステムによってうまく動いていることは大きい」と評価。高宮部長も、「顧客企業のニーズに応じた"山あり谷あり"の受注にも対処できています。導入は正解でした」と言葉を添える。

第4が、情報共有の推進である。「生産の計画と結果が明確に見えるようになったため、社内の情報共有が進みました」と後藤氏。システムのテスト環境を使った発注シミュレーションも行っており、経営層・管理部門・現場という階層を超えた情報共有も実現できた。

今後の展開

ビジネスの成長に合わせてシステムも成長

「ものづくりのベストパートナー」を掲げる同社の最大の使命は、顧客の要望にきめ細かく応じ、QCDのバランスを取っていくことといえる。そして、その基盤として「GLOVIA smart 組立」が有効に活用されているわけだ。「おかげで当社の当面のニーズは全てクリアできました。非常に有効なシステムと評価しています」と天野専務は語る。

今後も調達部品を増やすということで、マスタの充実など、さらなるシステムの拡張を図っていく予定だ。また、「GLOVIA smart 組立」を同社のセールスポイントにすることも検討中という。天野専務は、「部品を安く、手早く、タイムリーに購入し、完成品でお納めできるようになったので、これをビジネス拡大のツールにしたいと考えています。仕事のボリュームが増えれば、タイミングを見計らってシステムも拡張していく必要があるでしょう。ビジネスの成長に合わせて、システムも成長させたい」と力を込める。2008年に設立30周年を迎える神町電子様。電子機器の製造に加え、多彩な分野で地域に密着した事業を幅広く展開している同社は、大きな節目にいっそうの飛躍を目指す。


担当SEからの一言

株式会社富士通東北システムズ
阿部 徳裕

この度は、神町電子様の事業変革にお役に立つことができ光栄に思っております。生産管理システムを2か月という超短期間で稼働した経験は初めてであり、逆に勉強をさせていただいた面も多く、大変感謝しております。今後とも神町電子様の成長と共にシステム面はもちろん幅広くご支援させていただきたいと考えております。

【神町電子株式会社様 会社概要】

所在地 山形県東根市
代表取締役社長 板垣 政悦
設立 1979年(昭和54年)9月 11日
資本金 1000万円
従業員数 90名(2007年8月)
事業内容 現金自動預払機(ATMマシン)の製造、医療機器手術用アクセサリー組立、走査型電子顕微鏡製造、リサイクルトナー・リボンの製造及び販売、再生紙・事務用品等エコ商品販売、地場特産物の販売 など
ホームページ 神町電子株式会社 ホームページ

【ご紹介した商品】

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

[特集] 成長企業のトップに聞く

神町電子株式会社 代表取締役
板垣 政悦 氏 インタビュー

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