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「GLOVIA-C」で会計システムを再構築。事業管理精度の向上と経理業務の効率化に成功

このページの情報は、2004年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。

LPガス・石油製品の卸売業を手がける日本ガス興業株式会社(以下日本ガス興業)では、会計システムの再構築を実施した。システムに蓄積された会計データを分析することで、戦略性の高いビジネスを目指すのが狙いである。
新システムの基盤には「GLOVIA-C 会計パッケージ」を採用。事業管理の高精度化を実現すると同時に、経理業務の効率化にも役立てている。

日本ガス興業株式会社

設立 1917年12月
本社 〒410-0312 静岡県沼津市原430
代表者 代表取締役 遠藤 茂美 氏
資本金 2億4540万円
売上高 100億円(グループ含む)
事業概要 静岡県東部地方を中心とした静岡県下全域の一般家庭約6万世帯に対して LPガスの供給を行っている。また企業向けの直販事業やガソリンスタンド事業、建築・増改築事業なども展開。グループの総合力を活かして、高品質な製品・サービスを提供している。
URL 日本ガス興業株式会社
(http://www.j-gas.co.jp/)

本業のエネルギー事業を中心に幅広い分野にビジネスを展開


日本ガス興業株式会社
総務人事部 副部長
石田 文夫 氏

大正6年の創業以来、約90年にも及ぶ歴史を誇る日本ガス興業。静岡県東部地方を中心とした静岡県下全域に、一般家庭、工場などで利用されるLPガス・石油類の卸売販売を行っている。また、関連会社である株式会社ニチガスでは、一般家庭向けのLPガス直接販売も実施。グループ企業が一体となって、エネルギー事業を推進している。

日本ガス興業 総務人事部 副部長 石田文夫氏は「エネルギー産業においても、相次ぐ規制緩和や法改正により競争が厳しくなっています。当社としても『お客様最優先』をテーマに、よりきめ細かなサービスをご提供して参りたいと考えています」と語る。

さらに同社では、長年にわたって培った経験とノウハウを活かし、住宅設備機器・建築関連ビジネスも展開している。石田氏は「キッチンや浴室関連のリフォーム・増改築はもちろん、家屋全体を新築したいとのご要望にもお応えしています。今後は本業であるエネルギー販売はもちろん、こちらの事業も伸ばして行ければ」と意気込みを語る。

事業データの戦略的活用と会計業務効率化が課題に


日本ガス興業株式会社
経理部 経理チーム チームリーダー
土屋 信弘久 氏

同社では2000年より、会計システムの再構築プロジェクトに着手した。その背景を、石田氏は「今後も企業として成長を続けていくためには、事業管理の精度をより高めていくことが必要です。経営トップからも、会計システムに蓄積されたデータの分析・活用をもっと推進したいとの要望がありました。しかし構築から約10年を経た旧会計システムでは、こうしたニーズに対応することができなかったのです」と説明する。

また経理部門においても、解決すべき課題が持ち上がっていた。日本ガス興業 経理部 経理チーム チームリーダー 土屋信弘氏は「日本ガスグループでは、グループ企業全社の会計業務を一括して本社で行っています。このため月末・月初に各社から集まった伝票の入力作業が集中し、業務上の大きな負担となっていました。なんとかこの作業を分散させる方法はないか、ずっと検討を続けていたのです」と振り返る。

「データの戦略活用」と「会計業務の効率化」。同社ではこの2点を実現できる、新たな会計システムの構築に向けて動き出すこととなった。

「GLOVIA-C 会計パッケージ」を新たな会計システムに採用

いくつかの製品を比較・検討した結果、最終的に選ばれたのが「GLOVIA-C 会計パッケージ」である。土屋氏は最初の印象を「富士通のソリューションステージで『GLOVIA-C』のデモを見せてもらったのですが、非常に使いやすそうな製品だと感じました。また機能面においても当社の要件を十分に満たしていましたので、これならばいけるだろうと思いました」と語る。また石田氏も「重要な基幹業務の一角を支えるシステムですから、構築・移行作業はできるだけスムーズに進めたい。その点、当社は20年来の富士通ユーザーであり、同社のITパートナーである大興電子通信株式会社を含めた、導入から運用に至るサービス・サポートについての安心感も高かった。このことも『GLOVIA-C』を選択する大きな決め手となりました」と続ける。

ERPパッケージの導入を行う上では、業務とパッケージの機能がなかなかフィットせずに苦労する企業も多い。しかし今回のシステム構築では、このような問題もほとんど起きなかった。「基本的にはなるべくユーザーの使い勝手を重視する方針で構築に臨みました。特に今回は現場入力の実現が大きな課題だったため、当社独自のカスタマイズもいくつか加えています。しかし全体的に見れば、特に大きな苦労もなく望み通りのシステムを実現できましたね」と石田氏は満足げに語る。「GLOVIA-C 会計パッケージ」の柔軟性の高さが、よく現れているエピソードと言えるだろう。

現場での分散入力環境を実現データ活用も飛躍的に進歩

「GLOVIA-C 会計パッケージ」を導入したことで、グループ企業を含む全15拠点において経理伝票の入力が行えるようになった。その効果について、土屋氏は「経理業務の大幅な省力化が実現できました。手作業でグループ全社の経理伝票を処理していた頃に比べて、入力作業の負担はおよそ6割程度に下がっています。また人員的にも、以前より少ない人数で業務が行えるようになりました」と語る。

もう一つの懸案であったデータの分析・活用も、大きく進展することとなった。「定型の分析帳票を月次で出力するといったことはもちろん、様々なデータを必要に応じて柔軟に取り出せるようになりました。これをクライアントPCの表計算に取り込んで、さらに加工を行うことも可能です。以前からは考えられないくらい、データ活用の柔軟度は広がっています」と石田氏は語る。

また伝票集計や入力業務などの負担が減ったことで、経理部門としてもより戦略性の高い業務に注力できるようになったと土屋氏は語る。「今後は効率化できた時間を教育に充てるなどして、経理部員のスキルアップを図っていきたい。経営トップや営業部門の活動を、情報面から支援できればと思っています」(土屋氏)。

「ITインフラを担当する我々としても、様々なデータや情報をよりリアルタイムに活用できる環境を目指していきたい。それによってスピード経営の実現に貢献できれば嬉しいですね」と意気込みを語る石田氏。日本ガスグループのビジネスを支える重要な役割を、「GLOVIA-C 会計パッケージ」が果たすことになるのだ。


パートナーメッセージ

大興電子通信株式会社
沼津営業所 営業課
下山 晃弘 氏

GLOVIA会計システムの導入により拠点側での入力環境を ご利用者に受け入れ易い構成で実現、ご提供する事が出来ました。 特にインフラについては、各事業所から本社認証サーバへの ダイヤルアップ方式を採用することで運用も快適に構築できました。 今後はCRM等のフロント系システムをご提案させていただき、 お客様の会社の更なるご発展のお手伝いをして行きたいと思います。

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