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Fujitsu

Japan

販売管理システムをGLOVIA-Cで再構築、受発注業務の効率化と情報の戦略的活用を促進

このページの情報は、2002年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。

臨床検査機器・検査診断薬・理化学バイオ関連商品等の販売、メンテナンス及び技術開発を手がける株式会社フロンティア・サイエンスでは、販売管理システムを再構築した。システムの中核にGLOVIA-C販売パッケージを採用することで、受発注管理業務の精度を大幅に向上。さらにシステムに蓄積された情報を活用し、戦略的なビジネスの推進を促進している。

[ 2002年10月10日掲載 ]

株式会社フロンティア・サイエンス

設立 昭和56年12月
本社 〒061-3241 北海道石狩市新港西1丁目777-12
代表者 代表取締役社長 北本 正男 氏
資本金 5,500万円
事業概要 理化学バイオ分野・臨床検査診断分野に用いられる試薬、機器類の販売及びメンテナンスを手がける。自社技術研究所も保有しており、生化学・分子生物学関連の受託業務及び開発業務のアウトソーシングなども行っている。
URL 株式会社フロンティア・サイエンス
(http://www.frontier-science.co.jp/)


付加価値の高いビジネスを推進し北海道の産業振興に貢献


株式会社フロンティア・サイエンス
代表取締役社長
北本 正男 氏

ITと並んで、日本の重点政策分野にも挙げられているライフサイエンス。今後も急速な成長が期待できる分野だけに、バイオテクノロジーやゲノム研究などを手がける企業が増加している。こうした企業・研究所に対し、各種の研究用機器、試薬などを提供しているのがフロンティア・サイエンスである。
卸売業をビジネスの基本とする同社だが、競合他社にはない大きな特長を有している。自前の技術研究所を保有し、各種受託業務や開発業務のアウトソーシングなども手がけているのである。

フロンティア・サイエンス 代表取締役社長 北本 正男 氏は「単にメーカーの商品を流通させるだけでは、厳しい競争を勝ち抜いていくことはできません。当社では独自の技術力を蓄積することで、より付加価値の高いビジネスを目指しています」と語る。

卸売業を本業とする企業が研究所を持つということは、決してたやすいことではない。事実、同社においても、現在の体制を築き上げるまでに10年以上の期間を要している。それでも、あえて技術にこだわったのは、地元・北海道の産業を盛り上げたいとの熱い想いがあったからだ。

北本氏は「最近ではバイオベンチャーも数多く設立されていますが、地元の雇用につながらないようでは起業の意味がありません。北海道ブランド商品の開発をサポートすることで、北海道の産業振興に少しでも貢献できればと念願しています」と力強く語る。

さらに同社では、販売した機器類の保守・メンテナンス業務を行うフィールドサービス部門も展開している。こうしたところからも、技術力への強いこだわりが感じられる。北本氏は「将来的には、開発から生産・物流・サービスに至るまで、一気通貫でご提供できる企業を目指しています」と意気込みを語る。

ビジネスの拡大に対応すべく販売管理システムを再構築


株式会社フロンティア・サイエンス
常務取締役 営業統轄本部長
高田 博 氏

同社では2000年末に販売管理システムの再構築プロジェクトをスタートさせた。その背景を、フロンティア・サイエンス 常務取締役 営業統轄本部長 高田 博 氏は「従来はオフコンをベースとした販売管理システムを利用していましたが、営業拠点や取引先の拡大に即応できない上、取引先の管理もフレキシブルにできない、システムに蓄積されたデータを引き出して自由に分析できないなどの問題も抱えていました。ちょうどリプレース時期が来ていましたので、これを機に新しい環境に再構築すべきだと考えたのです」と説明する。

この新しい販売管理システムを支えるプロダクトとして、同社が採用したのが「GLOVIA-C 販売パッケージ」である。フロンティア・サイエンス 営業企画推進部 マネージャー 星 幸博 氏は、GLOVIA-Cを選択した理由を「コマンド入力を要求する旧システムのようなものではなく、もっとユーザーフレンドリーなシステムを実現したいと考えました。その点GLOVIA-Cは使い勝手に優れていますし、機能面でも十分に要件を満たしている。またサポート体制にも信頼が置けましたので、新システムへの採用を決めました」と説明する。

二つの業務の要件を一つのシステムに盛り込む

システム構築にあたっては、業務要件をどのようにシステムに反映していくかが問題になった。というのも、同社の営業部門は臨床検査診断分野と理化学バイオ分野の二つに分かれており、それぞれが異なる要件を抱えていた。いわば「まったく違う企業のシステムを一つにまとめるようなもの」(星氏)だったのである。

いくら新システムを構築しても、それが実際の業務にそぐわないようでは意味がない。そこで、同社では慎重にプロジェクトを進め、事前の検討に1年近くを費やした。結果的にはこれが功を奏し、2002年1月には両部門の要件を最大限に満たした新販売管理システムが順調に稼働した。

フロンティア・サイエンス 検査診断営業部 第一グループリーダー 佐伯 聡 氏は「新システムでは、顧客、商品名、商品コード、単価など、必要な情報がすべて関連づけて管理されているので、受発注業務を大幅に効率化することができました。また従来は営業用の分析資料などを作成するのに、一度紙の帳票に出力したデータを再度PCに入力する必要があったのですが、GLOVIA-Cならこうした面倒な手間も不要です。おかげで、本来の業務により多くの時間を使えるようになりました」とにこやかに語る。

フロンティア・サイエンス 理化学バイオ事業部 F.S.リーダー 地主 隆史 氏も「GLOVIA-Cのデモを見た段階から、『これなら我々の意図が実現できる』との期待がありました。オフコン時代にはデータ抽出がうまくいかずに困っていましたが、今ではこうした問題も解消しています。業務管理の精度を高めるという意味でも、情報活用を進めるという意味でも、GLOVIA-Cが大いに役立っていますね」と続ける。

販売情報を本社に集約し戦略的な事業展開を実現

システムを再構築する過程では、業務フローの全面的な見直しやマスタデータの再作成など、手間のかかる作業も数多く積み上がっていた。だが、苦労して取り組んだだけの成果は十分に得られている。

「新システムが稼働したことで、全拠点の販売情報を本社で集中的に、かつリアルタイムに管理することが可能になりました。今後の拡大にも対応できるスケーラブルなシステムが実現できて、大いに満足しています」と北本氏は語った。


パートナーメッセージ

株式会社富士通北海道システムエンジニアリング ソリューション
営業部 営業主任
日下 浩之 氏

フロンティア・サイエンス様と一緒にじっくり事前検討を行えたことが、今回のシステム構築を成功させた要因と考えています。GLOVIA-Cの導入効果が出るのはこれからですが、今後も様々な課題を解決するお手伝いをしていきたいですね。また、北海道の他のお客様にソリューションを提供する際にも、今回の経験をぜひ活かしたいと考えています

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