キヤノン株式会社様
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日本工業新聞 (2002年7月31日付)掲載記事
本記事は、株式会社日本工業新聞社 編集局の許諾を得て全文掲載しております。
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キヤノンは、今月から稼働を開始した中国の蘇州工場で、富士通製サプライチェーンマネジメント(SCM)システム「グロービア」を採用した。導入金額は明らかにしていない。グロービアは、中堅規模の事業所を対象にしたSCMシステム。全世界で五千二百システムの販売実績がある。キヤノンが使用するのはこれが初めて。同社では、導入成果が上がれば、他の工場事業所でも適用を広げていきたいとしている。
蘇州工場は、低中速デジタル複合機、複写機の製造拠点としては中国最大規模となる。述べ床面積七万一千平方メートルの新工場がこのほど稼働したばかり。
敷地内には関連会社のコピア、キャノンアプテックスも工場を構えている。設計部門や部品調達部門なども新設するなど、キヤノンの複写機事業全体でも重要な位置付けとなりつつある。SCMを導入することで、調達、生産、会計管理の一元化、効率化を図るのがねらいだ。
今回導入したグロービアは、SCMシステムのなかで、特に会計管理などに特徴をもつことで知られる。キヤノンでは、コピアなどを含め三社の調達、生産管理、会計管理などを一括して行う予定。
同社では、同システムの選択理由として、一システムで、三社独立した会計処理も可能な点、操作性がよく、低価格な点などを評価したとしている。今後、国内外の拠点でも適用を広げる可能性もあるという。