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大量データの高速な集計処理を実現

~ リベート管理システム「SDC-Profit」におけるデータベース適用事例 ~

株式会社佐賀電算センター様 パッケージ適用事例


「SDC-Profit」は、複雑多岐にわたるリベート業務の効率化を目的に佐賀電算センター様の業務ノウハウを用いて開発し、2006年にリリースされたリベート管理システムです。
データベースを富士通のデータベース「Symfoware Server(シンフォウェア サーバ)」に刷新したことで、大量データの高速な集計処理を実現した事例を紹介します。

[ 2015年6月5日掲載 ]

【適用事例概要】
導入形態: パッケージ適用
パッケージ: リベート管理システム「SDC-Profit」
製品: ソフトウェア
  • FUJITSU Software Symfoware Server(データベース)
【課題と効果】
1 リベート業務で必要な大量データを所定時間内で処理したい 高性能データベースSymfoware Serverへの置き換えにより、2006年リリース当初の4倍以上の処理性能を実現
2 データベースを移行する際に現行の資産を最大限有効活用したい PostgreSQL完全互換により、現行のプログラムや運用を一切変更することなく移行を実現

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適用の背景

オープンスタンダードな技術と高性能・高信頼を兼ね備えるデータベースへの刷新

リベートとは、一定期間内の取引量や売上高に応じてメーカーや卸側から小売側へ払い戻しされる割戻のことである。
このリベートは流通業の戦略には欠かせない重要な情報でありながら、多種多様な契約形態により業務の流れが定型化できないことからシステム化が困難な分野だった。
そんな中、複雑なリベート情報を管理するシステムが欲しいというユーザーからの要望で「SDC-Profit」は誕生した。

製品化に際して重視したのは、あらゆる規模のユーザーに対応可能な製品とすることだった。
地元企業から全国までパッケージを展開している同社のユーザーは、大小さまざまであるため幅広いユーザーへの展開を考慮する必要があった。
さらにリベート業務には大量のデータ処理が必須なため、高性能なデータベースが求められていた。
SDC-Profitの企画段階で最初に考慮したのが、パッケージを展開するユーザーだ。

株式会社佐賀電算センター 産業事業部 システム2部 システム2グループ マネージャー 白武 達哉 氏の写真
白武 達哉
株式会社佐賀電算センター
産業事業部 システム2部 システム2グループ マネージャー

株式会社佐賀電算センター 産業事業部 システム2部 システム2グループ マネージャーの白武 達哉 氏はこう語る。
「"地域ビジネスから全国ビジネスまで発展させる!"をコンセプトに掲げ大小さまざまなユーザーをターゲットとする中で、データベースの選定は簡単ではありませんでした。大規模ユーザーを考慮した場合、ビッグデータを扱う高性能なデータベースが必要となりますが導入コストは大きくなります。一方、中小規模ユーザーに見られるような段階的にシステムを構築・導入したいといったニーズを考慮した場合、導入コストはなるべく抑えたい。この相反する2つの要素を満たすデータベースは、オープンソースの『PostgreSQL』が最適でした」。

PostgreSQLを選択するメリットは他にもあった。
同社にはPostgreSQL技術者が豊富に在籍しており他パッケージで利用した実績もあったため、自社の技術力を活用したいと考えていたのだ。

同社が最初に採用したのは、PostgreSQL互換のデータベースであった。
このデータベースであればオープンソースの課題であるサポートも整っており、他の商用データベースよりもリーズナブルなため無理なく導入できる。
また同社のPostgreSQLの技術力をそのまま活かすことができるため、技術者を新たに育成する必要もなく技術者教育と開発においてコスト削減にもつながる。
こうして開発されたSDC-Profitは、その後2013年までPostgreSQL互換のデータベースを使い続けてきた。

しかし、その一方で同社は、近年ますます増え続けるデータ量への対応やデータベースの信頼性向上などの必要性を感じ始めていた。
そのような中、2013年にPostgreSQLのオープンなアーキテクチャーが実装されたSymfoware Serverがリリースされた。
新しいSymfoware Serverは、まさにこれまでのPostgreSQL互換のデータベースで培った同社の技術力や実績を活かしながら、性能と信頼性を向上することができるデータベース製品であった。
同社は、早速リリースと同時にデータベースの刷新に取り組んだ。

株式会社佐賀電算センター様適用事例 SDC-Profitシステム構成図
【SDC-Profit システム構成図】

適用のポイントと効果

「1日200万件×1年間(365日)」の大量データを高速に処理

リベート管理システムは、基幹系システムが持つ取引実績データの約1年分を基に算出したリベート額をシステム内部に保持する必要があり非常に大量のデータを扱う。
開発当初は、性能要件として取引実績データ「1日45万件×1年間(365日)」を5時間で処理することが求められていたが、その後SDC-Profitを利用するお客様の企業規模が拡大することによりデータ量は増加し、性能に関する要求も高くなっていった。

Symfoware Serverに刷新した効果について白武 氏はこう語る。
「Symfoware Serverの活用とSDC-Profitのチューニングにより、開発当初の4倍以上の『1日200万件×1年間(365日)』のデータを5時間で処理できるようになりました。また、定期的なデータクリーニングとして実行する『VACUUM FULL』は劇的に処理速度が向上しシステムを占有する時間が短縮されるため、ユーザーのオンライン業務に与える影響を軽減できる効果も出ています。富士通からのパッケージの特性に合わせたアドバイスなどの手厚い支援も、高い性能要件をクリアできた要因だと思います」

プログラムの変更無しで簡単に移行

同社にとってデータベースを刷新するにあたり、移行に関する工数を最小限にできることとお客様資産をそのまま移行できることは必須の要件であった。
その点Symfoware Serverは、PostgreSQL互換のデータベースで動作しているアプリケーションをそのまま活用できるオープン性を持っていた。

「今回の移行に関して、SDC-Profit自身のプログラム修正は不要でPostgreSQL自身のバージョンアップに伴う検証工数の一人月だけで移行することができました。また、従来からのお客様資産についても、旧データベースのバックアップをSymfoware Serverにリストアするだけでスムーズに移行できました」と、株式会社 佐賀電算センター 産業事業部 システム2部 システム2グループ リーダーの園田 隆伸 氏は強調する。

Symfoware Serverはサポートの面でもSDC-Profitに大きな効果をもたらしている。
「PostgreSQLの障害も含めて富士通がサポートしており、バージョンアップ時の互換性保障による長期利用も実現しているので、その点でも安心してお客様に提案できるようになりました」と園田 氏は続ける。

株式会社佐賀電算センター 産業事業部 システム2部 システム2グループ リーダー 園田 隆伸 氏の写真
園田 隆伸
株式会社佐賀電算センター
産業事業部 システム2部 システム2グループ リーダー

今後の展望

業界のパイオニアとして安定性と安心感を提供し続けていきたい

同社はリベート管理業界のパイオニアとして、企業規模を問わないパッケージ展開を行ない実績を重ねている。
安定性と安心感を実現したSDC-Profitは、ユーザーからの支持を受け小売業大手にも採用された。
今後は、IFRS(注1)や消費税・軽減税率などについて世の中の動向に合わせ、リベート管理業務にもより詳細なデータを扱う必要が出てくる。

「近年ではお客様内部でもデータ活用のシーンが増え、システムには高精度で細かい粒度のデータ管理が求められており、この動きは今後加速していくと考えています。当然、システムで取り扱うデータ量に比例してその処理性能のさらなる向上を追求し、安全・安心なサービス提供が出来るよう努力していきます。そのためにもSymfoware Serverにはますますの性能向上を期待しています」と、白武 氏は強調する。

株式会社佐賀電算センター 産業事業部 システム2部 システム2グループ サブマネージャー 福田 聖子 氏の写真
福田 聖子
株式会社佐賀電算センター
産業事業部 システム2部 システム2グループ サブマネージャー

「また、中小規模のお客様ではオールインワン・パッケージを求められるケースが多くあります。今後はデータ分析や帳票印刷の機能も実現したいと考えており、Symfoware Sever以外のミドルウェアの活用も検討しています」と、株式会社 佐賀電算センター 産業事業部 システム2部 システム2グループ サブマネージャーの福田 聖子 氏は続ける。

SDC-Profitは、これまで以上の大量データをさらに高速に処理できるよう性能向上を追求するとともに、データ分析や帳票などの付加価値機能も実装していく計画だ。
同社は「ITで地域社会に貢献する」という理念のもと、地域から全国のITパートナーとして一層魅力的なサービスを提供しさらなる飛躍を目指していく。

株式会社佐賀電算センター 産業事業部 システム2部 システム2グループ 「SDC-Profit」チームの皆様
株式会社佐賀電算センター 産業事業部 システム2部 システム2グループ 「SDC-Profit」チームの皆様

(後列左から)
マネージャー 白武氏、大隈氏、白水氏、リーダー 園田氏、針尾氏、内田氏、サブマネージャー 福田氏
(前列左から)
指方氏、佐々木氏、北島氏、本田氏、原口氏

【株式会社佐賀電算センター様 会社概要】
社名 株式会社佐賀電算センター
本社所在地 〒849-0915 佐賀県佐賀市兵庫町藤木1427番地7
代表取締役社長 宮地 大治
設立 1975年7月
資本金 8,000万円
従業員数 221名
事業概要
  1. システムインテグレーション
  2. ソフトウェア開発
  3. ネットワークサービス
  4. アウトソーシングサービス
  5. データ入力サービス
  6. パソコン研修
  7. 会計事務代行・経営指導
株式会社佐賀電算センター様 会社ロゴマーク
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【ご紹介した製品】

用語解説

注1:IFRS
International Financial Reporting Standardsの略であり、日本語では「国際財務報告基準」という。

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