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Japan

第1回 ミドルウェアマスター技術フォーラム 開催報告

ミドルウェアマスター技術フォーラム 開催報告

「ミドルウェアマスター技術フォーラム」では、 ミドルウェアマスター技術者に参加していただき、ミドルウェア製品の最新機能をご紹介し、製品開発技術者を交えた座談会を行いました。
なお、今回の技術フォーラムは、分野別「運用管理」Professional、またはMasterを取得されている方を対象とさせていただきました。
活発な意見交換や技術者交流により、有意義な時間を共有することができました。当日の様子をご紹介します。

開催概要

日時 2018年4月18日(水曜日) 13時30分~18時
会場 富士通デジタル・トランスフォーメーション・センター セミナールーム3

開催目的

ミドルウェアマスター技術者が他の高度技術者と共に技術を深堀し、共に成長できる技術者交流型の学習機会として、ミドルウェアマスター技術フォーラムを開催します。

カリキュラム

セッション1 【テーマ】
「本格的な活用が拡大するAIチャットボット、IoT・AR技術の現場実践事例」
講師 :
ミドルウェア事業本部
デジタルウェア開発統括部
統括部長 原 英樹
セッション2 【テーマ】
「人に依存しているITサービスの運用管理をAI技術で自動化
~Systemwalker Cloud Business Service Management~」
講師 :
ミドルウェア事業本部
サービスマネジメント・ミドルウェア事業部
第一開発部 マネージャー
鈴村 保則
セッション3 座談会
「AI技術で人に依存している運用管理はどう変わるのか?」
全体進行 :
ミドルウェア事業本部
サービスマネジメント・ミドルウェア事業部
第一開発部 マネージャー
野尻 啓太

セッション1

本格的な活用が拡大するAIチャットボット、IoT・AR技術の現場実践事例

講師 :
ミドルウェア事業本部
デジタルウェア開発統括部
統括部長 原 英樹

企業のデジタル変革を実現するAIチャットボット、IoT・ARなどのデジタル技術の本格的な活用が拡大しています。
本セッションでは、そのデジタル技術を活用した現場実践事例を最新事例・デモ動画を交えてご紹介しました。

セッション2

人に依存しているITサービスの運用管理をAI技術で自動化
~Systemwalker Cloud Business Service Management~

講師 :
ミドルウェア事業本部
サービスマネジメント・ミドルウェア事業部
第一開発部 マネージャー
鈴村 保則

Systemwalker Cloud Business Service Managementは、AI技術で運用現場に眠る情報を活用することで、ITサービスの運用管理で手間のかかる作業を自動化します。
本製品が活用するAI技術を事例を交えながら解説しました。

セッション3

座談会(フリーディスカッション)

ミドルウェアマスター技術者と製品開発技術者を混成した3つのグループに分かれ、座談会形式で意見交換をしました。
製品開発技術者がファシリテーションする形で、現場の意見を提示した後、以下のテーマについて熱い議論を展開しました。
最後にまとめとして、今後の運用管理に向けた課題と期待を共有し、盛況のうちに終えることができました。

ディスカッションテーマ

『AI技術で人に依存している運用管理はどう変わるのか?』

  • そのような中で、どういう作業をAIで解決するべきでしょうか?
  • さらには、それらがAI技術で解決された暁には、人はどのような役割を担うべきでしょうか?

全体進行 :
ミドルウェア事業本部
サービスマネジメント・ミドルウェア事業部
第一開発部 マネージャー
野尻 啓太

グループA

ファシリテーター :
ミドルウェア事業本部
サービスマネジメント・ミドルウェア事業部
第一開発部 シニアプロフェッショナルエンジニア
伊与部 洋

発表者 :
ミドルウェア事業本部
サービスマネジメント・ミドルウェア事業部
第一開発部
有賀 光希

グループB

ファシリテーター :
ミドルウェア事業本部
サービスマネジメント・ミドルウェア事業部
第一開発部 マネージャー
鈴村 保則

発表者 :
ミドルウェア事業本部
サービスマネジメント・ミドルウェア事業部
第一開発部
工藤 淳真

グループC

ファシリテーター :
ミドルウェア事業本部
サービスマネジメント・ミドルウェア事業部
第一開発部 シニアマネージャー
楠 誠司

発表者 :
ミドルウェア事業本部
サービスマネジメント・ミドルウェア事業部
第一開発部
岸下 直弘

ディスカッション内容

参加者の熱い発言が交わされ、活発な座談会となりました。
ディスカッションテーマ「AI技術で人に依存している運用管理はどう変わるのか?」に関して、ディスカッション内容の一部をご紹介します。

そのような中で、どういう作業をAIで解決するべきでしょうか?

  • システム設計時のパラメータの設定値をナレッジとして、誤ったパラメータ設定を表示。
  • 現在、システム運用のノウハウは、大量のExcelファイルに事例として、記録して管理している。
    このノウハウ(Excelファイル)をAIの入力として活用すれば、システム運用のノウハウがAIによる自動判断に活用できると思う。
  • キャパシティ管理の自動化を実施していってほしい。
  • 音声の文書化でAIに期待したい、アクションアイテムの生成をできると有用。
  • 性能チューニングの見極めをAIで判断して事前プランニングができると面白い。

さらには、それらがAI技術で解決された暁には、人はどのような役割を担うべきでしょうか?

  • 異常メッセージの内容をAIで自動解析し、人にエスカレーション。
    重要度は人が見て判断する方法なら、実現の可能性が大。
  • 最終判断は人がする。このためにも、AIの判断がブラックボックスで行われるのではなく、AIが判断した根拠が見えるべき。
  • AIが発達しても人間の専門家は必要。最終判断は人がするため。AI支援が活発になったときに、技術の継承に課題があるのでは。
  • ナレッジをどう作ってどう使うかは人が設計。いかにナレッジの共通利用を検討できるかが鍵になるのでは。
  • 属人化を防ぐために、人が抱えるナレッジを引き出すコトが必要。

Beer Bash

座談会(フリーディスカッション)終了後に開催しました「Beer Bash」にて、参加者との懇親を図りました。その様子を写真でご紹介します。

製品開発技術者の感想

ミドルウェア事業本部
サービスマネジメント・ミドルウェア事業部
第一開発部 部長
島崎 健一

普段、運用は不滅です。という話をしています。
利用者がいてシステムがあって、一時的にはシステムに満足しても、要求は徐々にエスカレートします。
ITだけでは間に合わなくなったとき、運用の現場がカバーします。これは現場を苦しめます。
今回、加速度的にエスカレートする要求をAIでカバーできるのでは。というテーマで現場の皆さんと議論ができ、我々開発者はAIへの期待を実感できました。
モノからコトへ、すべてがサービスに繋がっています。これまでのITの世界や、運用の世界でやってきたノウハウがこれからもAIで活用できると考えています。
有意義な議論ができたことに感謝いたします。

参加者の感想

参加者の皆様より、技術フォーラム参加者アンケートに寄せられた感想の一部をご紹介します。

  • 世の中のデジタル技術への期待と現場での実践が理解できました。
  • AIやRPAを用いた運用管理技術を理解できました。
  • 実オペレーションなども取り入れて紹介いただき、とても有意義でした。
  • 他の技術者の考えを聞くことができて、大変有意義でした。
  • 最新の技術や製品について、直接会話できてよかった。
  • 現場ならではの苦労話、そこから出てくるノウハウなどが共有できました。
  • 運用管理に関して、深い議論ができました。

次回以降も、ミドルウェアマスター技術者向けの同様なフォーラムを開催する予定です。
詳細は、別途お知らせしますので、ぜひ奮ってご参加ください。

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    当日のセッションで説明、議論したAI技術を活用した運用管理製品に関しては、「Systemwalker Cloud Business Service Management」をご覧ください。

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