富士通は、「Driving a Trusted Future ~DX(デジタルトランスフォーメーション)を加速するソフトウェア技術の最前線~」を合い言葉に、Data & AI、DX事例の技術にフォーカスした「富士通 ソフトウェア・テクニカルカンファレンス 2019」を2019年10月29日に開催しました。
本カンファレンスでは、デジタルビジネスを支える技術や開発手法、お客様の適用事例とともに、富士通の先進的な取り組みをご紹介しました。
当日は各セッション、各コーナー共に多数のお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。当日の様子をご紹介します。
富士通は、DXを支えるテクノロジーを7つの重点技術領域(Computing / AI / 5G / CyberSecurity / Cloud / Data / IoT)として定め、独自の強みを強化することで、お客様、社会が求める価値を実現するDX戦略について、ご紹介しました。
執行役員常務
長堀 泉
デジタル時代の国際競争は、サイバー空間とフィジカル(現実)空間の高度な融合(Society 5.0)に突入しており、この国際競争に勝ち抜くために、官民が一体となってDXを推進することの必要性、DX推進政策について、「2025年の崖」問題も踏まえてご講演いただきました。
経済産業省 商務情報政策局
情報産業課
ソフトウェア・情報サービス戦略室 室長
田辺 雄史 氏
既存領域と新領域(DX)のハイブリッド化による新たなビジネスモデル創出を牽引する「ソフトウェア技術」の重要性、そしてお客様とともに進化していくために、富士通として何ができるのか、富士通のソフトウェア戦略について、ご紹介しました。
ソフトウェア事業本部
本部長
藤原 隆
進化し続ける富士通のソフトウェア製品を活用し、お客様ビジネスの革新と価値・信頼性の向上に向け、確かな技術力と豊かなノウハウを兼ね備えた実践力ある高度な技術者と、その技術者の育成に尽力されたパートナー様を表彰させていただきました。受賞された皆様、おめでとうございます。
「FUJITSU Software Master Award」には、以下の各賞があります。
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
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株式会社両備システムズ
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株式会社両備システムズ
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株式会社シーイーシー
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ミツイワ株式会社
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第一位株式会社両備システムズ 様![]() 代表者 :
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第二位株式会社さくらケーシーエス 様![]() 代表者 :
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第三位東京コンピュータサービス株式会社 様![]() 代表者 :
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詳細は、「FUJITSU Software Master Award 2019」をご参照ください。
近年、世界のプラットフォーマーとしてGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)が台頭しています。これらの成功の鍵となったのはDXです。
DXの最新事例やDXを実現する先端テクノロジーのリアルタイムデモを通じて、DX成功のポイントをご紹介しました。
【講師】
シニアエバンジェリスト
及川 洋光
富士通がデジタル革新の中核技術と位置づけるAIテクノロジー「Zinrai」と量子コンピューティングに着想を得た次世代アーキテクチャ「デジタルアニーラ」のサービス概要の解説とともに、「デジタルアニーラ」の得意とする"組合せ最適化問題"について、顧客事例を交えてご説明しました。
【講師】
マネージャー
五月女 誠
様々な企業がデータやAIなどのデジタル技術を活用した事業開発 / 事業改革へ取り組んでいます。
データとAIをどのように活用し、事業を立ち上げ実装していくのか。ヘルスケアをテーマに、プロフェッショナルが様々な立場から実際の取り組みをパネルディスカッション形式で議論しました。
【モデレーター】
本部長代理
青柳 一郎
【パネリスト】
米アイオワ大学
准教授
篠崎 元 氏
【パネリスト】
プリンシパルエキスパート
門岡 良昌
企業や組織が保有し、爆発的に増加するデータを有効に活用することがデジタルビジネスの鍵となります。本セミナーでは、この「データ利活用」の方法を解説しました。
また、それらを実現するための富士通のデータ利活用基盤・分析基盤とその活用事例をご紹介しました。
【講師】
シニアディレクター
河場 基行
業種・業界横断で活用が期待されているデジタルテクノロジーの一つ「ブロックチェーン」について、最新動向と金融領域にとどまらない多様なお客様への導入事例をご紹介しました。
【講師】
Hyperledger コントリビューター
小林 郁弥
ビジネス競争力向上を目的に、企業でのアジャイル導入が拡大しています。既存の基幹システムをDX化するためのアジャイル適用の考え方や具体的な取り組み方法について、実践事例を元にご説明しました。
【講師】
担当部長
小原 由紀夫
働き方改革の大きなテーマであるAI適用によるワークライフバランス・生産性の向上について、AI技術を活用したナレッジ管理で業務変革を実現した自治体の事例をご紹介しました。
具体的な取り組みとその効果を現場SEが解説しました。
【講師】
マネージャー
鈴村 保則
【講師】
株式会社富士通エフサス
大須賀 琴
お客様のデジタル革新を加速するための課題として、人手業務の自動化、部門間・企業間のシステムの統合、業務のモバイル化などが挙げられます。流通業での事例を元に、クラウド型ワークフローサービスによってこれらの課題を解決した事例をご紹介しました。
【講師】
部長
佐々木 昭彦
パートナー様ソリューションでの活用事例から、OSSベースのPostgreSQLへのデータベース移行事例とその適用効果をご紹介しました。
あわせて、PostgreSQLのミッションクリティカル領域での適用やIoTやビッグデータでの活用に向けた富士通の最新の取り組みをご紹介しました。
【講師】
ディサークル株式会社
代表取締役社長
西岡 毅 氏
【講師】
ディサークル株式会社
常務取締役
松下 憲三 氏
【講師】
部長
武部 信幸
IoT × AIでDXを支えるICTシステムには、これまで主流だったデータベースセントリックなものとは異なるアーキテクチャが必要となります。新しいアーキテクチャのご紹介と必要性、実現する新しい顧客価値を技術的なポイントとあわせてご説明しました。
【講師】
株式会社富士通研究所
准フェロー
武 理一郎
従来に比べてさらなる迅速性や効率性が求められるDX基盤のクラウドシステムでは、インフラストラクチャの利便性の進化が求められています。
本セミナーでは、その利便性を実現するコンテナ技術を取り上げ、コンテナ基盤の選定や運用上の課題と、これらの課題を解決するOpenShiftおよび富士通が提供する付加価値についてご紹介しました。
【講師】
マネージャー
宗田 隆宏
本セミナーでは最新のOSS技術動向・標準化の動きを解説しました。
「OSSに関する誤解と現代OSSの特徴」、DXで注目される「クラウドネイティブなOSS群」「マイクロサービスアーキテクチャ」について、適用の課題を交えながら解説しました。
また、富士通の取り組み(アプリケーション基盤、アジャイル)もご紹介しました。
【講師】
シニアプロフェッショナルエンジニア
数村 憲治
世界のRPA市場でも代表的なUiPathを使ったロボット作成をご体験いただきました。
Systemwalker Operation Managerとの連携により、クライアント業務まで含めた自動化の事例を実演デモでご紹介しました。
また、実践力のある高度な技術力を備えた「FUJITSU Certified Middleware Master 運用管理(自動化)」資格取得者である、東京コンピュータサービス株式会社 木曽氏にご登壇いただきました。
【講師】
富士通ソフトウェアトレーニング事務局
長澤 真由美
【講師】
東京コンピュータサービス株式会社
木曽 正 氏
コミュニケーションロボット「Unibo」と富士通のロボットAIプラットフォームを活用したアプリケーションの開発を体験するワークショップです。
Unibo専用のアプリケーション開発ツール(スキルクリエイター)を使用し、音声認識を伴う簡単な受け答えを行う処理から、JavaScriptを用いて顔判定による感情認識などの簡単なアプリケーションを作成しました。
また、ロボットAIがどのような場所で実際に活用されているのか、先行活用例もあわせてご紹介しました。
【講師】
株式会社富士通ラーニングメディア
抜山 雄一
最新の模擬試験をご体験いただけるタッチ&トライコーナーです。
ソフトウェアマスターへのご要望、ご質問にお答えするQAコーナーもあり、各種認定試験の模擬問題を多数の方にご体験いただきました。
また、Uniboにより、「富士通ミドルウェアマスター」から「富士通ソフトウェアマスター」へ変更についてのお知らせ、チャレンジコーナーにて模擬試験体験について、ご案内しました。
「FUJITSU Certified Middleware Master」資格を取得されている、歴代の「FUJITSU Software Master Award High Technology Engineer賞」を受賞された皆様へのインタビューを映像にてご紹介しました。
その他、当日の会場の様子です。どのコーナーも多数のお客様にご来場いただきました。