「FUJITSU Certified Middleware Master」資格取得者の方に、実践力のある高度な技術力を活かしてご活躍中の分野、資格取得のメリットなどについて、お話を伺いました。
プロフィール
「Master資格をご提示することで、お客様に安心感を与えることができ、お客様からの信頼につながっていると実感しています。」
株式会社レイサス
高田 和宏 様
「FUJITSU Middleware Master Award」の2017年「High Technology Engineer賞 Silver」受賞
詳細は、「FUJITSU Middleware Master Award」の2017年「High Technology Engineer賞」をご覧ください。
部長職として、エキスパートソリューションサービス部に所属。
Interstage Application Serverに豊富な経験・知見があり、長年のSE経験を活かし、小規模から大規模システムまで柔軟に対応可能なプロフェッショナル技術者として、 オールマイティに活躍中。
【富士通ミドルウェアマスター取得資格】 2018年7月13日現在
[2018年7月13日掲載]
Javaによる業務システム開発や業務システムが利用するJavaアプリケーション基盤となるフレームワークの開発を経て、現在は、富士通のミドルウェア製品の技術支援を主としたミドルウェアサービスを担当しています。
具体的な業務内容は、小規模から大規模システムと対象は様々ですが、Interstage Application Serverのデザインシートや実機に設定されたパラメタを点検し、チューニング箇所や問題点を洗い出す「点検サービス」、Interstage Application Server部分の設計・構築を担当する「スタートアップサービス」を実施しています。
Interstage Application Serverというミドルウェア層だけではなく、VMware社のサーバ仮想化ソフトウェア(VMware vSphere)を用いた仮想化基盤の設計・構築など、幅広い範囲でのインフラ構築を得意としています。
主に金融系、証券系システムのWeb / APサーバ構成の点検です。システムによっては、APサーバからホストやDBサーバ、外部システムとの連係を行う、複数の要素を考慮した点検を実施しています。
点検サービスやスタートアップサービスを担当するうえで、以下の2点について、特に貢献することができたのではないかと思います。
Interstage Application Serverのバージョンアップ時に、先行提供された機能の採用に伴う設計・構築作業を担当したことがありました。
その機能ではファーストユーザーのため、先行導入事例がない状態から、お客様の要件を満たしているかどうか、機能の学習・検証を手探りに行いながらの作業となりました。
結果的には、無事にシステムが稼働でき、そのときの嬉しさや安堵感が大きかったことを印象深く覚えています。
製品ごとに善し悪しがあるため、ある時点で競合製品と比較してみると、新規機能の取り込みや使い勝手に多少の不足を感じることもありました。しかしながら、富士通のミドルウェア製品の場合は、SE部隊、サポート部隊や開発元が三位一体でお客様のご要望や問題を解決でき、これが富士通の強みと感じています。
よりシステム全体を把握できるように、Interstage Application Server以外の製品知識を今以上に蓄え、ITアーキテクトとして、お客様への貢献に向けて努力していきたいと思います。
業務の性質上、Interstage Application Serverの製品知識を学習することが必須でした。折角学習するのであれば、資格も取得したいという思いもあり、「Master アプリケーション基盤 V1」資格の取得にもチャレンジしました。
お客様からInterstage Application Serverの点検や設計・構築作業をお受けする立場である以上、プロフェッショナルであることを示す必要があると考えています。
そのうえで、自身のシステム構築の経歴・実績に加え、取得している「Master アプリケーション基盤 V1」資格をご提示することで、お客様に安心感を与えることができ、お客様からの信頼につながっていると実感しています。
試験の出題範囲が広いため、マニュアルの読み込みとInterstage Application Serverの体験版を用いて、実際に構築することで、試験に向けたスキルアップを図りました。
その中には、業務でも構築経験がない機能もあり、製品知識を深めるよい機会にもなったと感じています。
実機を用いた試験であるため、試験問題に基づいて正しい操作手順を実行したつもりでも、予想外の結果となる可能性もあります。
実際に受験した際も、コマンド結果が反映されないというトラブルが発生しました。マシンの再起動を試したり、設定を削除し、再度、手順をやり直すことで対処しましたが、このようなときにも冷静に対応することも求められますね。 Professional試験のような机上知識での受験とは異なり、実機試験によるMaster資格取得は技術力の証明となる価値あるものだと思います。
試験中の実機トラブルについては、実務上の構築作業と同様に、慌てることなく、対処することが大切です。
机上の学習だけではなく、実践の学習により、実機操作にも慣れてなければならず、Master資格取得の壁は高いと実感しています。
Master資格の取得にはマニュアルの理解が必須は必須だと思いますが、製品の機能全体を網羅した学習をすることで、製品に対する理解を深めるきっかけになると思います。
また、資格取得以降も、製品のバージョンアップによる機能の変化に追いつくための学習が続きます。
製品を最大限に活用し、より良いシステムを提供していくためにも、資格取得者同士で切磋琢磨していきましょう。
資格取得者への継続的な技術支援として、製品の活用事例や、バージョンアップに伴う新規追加機能を紹介する場などを積極的に提供していただければと思います。
本社所在地 | 東京都新宿区市谷砂土原町3-4-2 市ヶ谷グリーンプラザ 012号 |
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代表取締役社長 | 佐藤 公洋 |
設立 | 2005年7月1日 |
従業員数 | 36名(2018年4月現在) |
ホームページ | 株式会社レイサス ホームページ![]() |
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