XML型データベースエンジンFUJITSU Software Interstage Shunsaku Data Manager
機能 - あるがままに格納、思うがままに検索 -
Interstage Shunsaku Data Managerは、どんなに複雑なデータでも事前のテーブル定義なしに格納でき、インデックスチューニングも必要ありません。登録したデータはどんな項目でもどんな複雑な条件でも自在に検索できるため、AsIsコンセプトを具現化する「あるがままに格納、思うがままに検索」を実現します。
あるがままに格納
タグ付きテキスト(XML)形式のため、不定長・不定個の項目でも、あるがままの形式で格納できます。RDBを核としたシステムでは、1つのレコードがどのような項目から成り立っており、各項目のデータ型は何であり、どのくらいの大きさを持つかを細かく指定します。また、1つのレコードに繰り返しが必要ならば、独立したテーブルに置いて、一意的な識別子で元のテーブルと関連付けします。このようなルールによって効率の良さを図っているため、開発途中や運用後の項目追加、またルールに従う難しい非定型データの扱いが生じた場合には設計変更が余儀なくされるなど、柔軟に対応できません。
これに対して、Interstage Shunsaku Data Managerの扱うデータはXML形式のテキストです。タグを使ってデータに意味付けを行いますので、種類や形式の異なるデータや不定長のデータでも、項目の追加や削除、繰り返し項目など不定個の項目に対しても、容易に対応することが可能です。
思うがままに検索
全文検索ができて、しかもインデックスは不要。さまざまな観点から思い通りに検索できます。Interstage Shunsaku Data Managerは、膨大な遺伝子情報の中から特定のパターンを探し出すのに使われているSIGMA検索技術を採用することにより、検索条件が複数あっても安定したスピードで、さまざまな観点から思い通りの検索をかけることが可能です。このため、データを先頭から最後までベタ読みするシンプルな検索方式で、インデックスを作成することなく検索できます。
また、インターネット環境などにおいて、一度に不特定多数の利用者からの検索要求に対しても、ハイトラフィック技術を採用し、複数の要求を一体化することにより、検索処理は1回で済みます。このため、アクセスが集中しても検索時間の予測が可能で、レスポンスの平準化が期待でき、従来の検索システムと比較して歴然とした優位性を発揮します。
データのグルーピング運用(Shunsaku File)
複数の業務をInterstage Shunsaku Data Managerで同時に運用する際、業務ごとに運用形態やハードウェアリソースを個別に決定したい場合があります。このような業務の独立性を実現するには、Shunsaku Fileを利用します。Shunsaku Fileにより、それぞれのdirectorが持つ検索対象のデータをグルーピングして管理することができるため、アプリケーションからは、グルーピングされたdirectorごとにアクセス範囲を限定できます。さらに、複数のFileをまとめてDomainと呼ばれるグループを設定することもできるため、複数の業務で扱うデータをまとめて、横断的に検索するような業務を構築することもできます。Shunsaku Fileを使用するかどうかは、業務バリエーションの多少やシステム規模の大小により必要に応じて選択します。
検索データのディスク配置
検索データをサーチサーバーのメモリーに配置するか、ディスクに配置するかを選択することで、性能を重視したシステムや少数サーバーで大量データを蓄積するシステムに柔軟に対応できます。Shunsaku Fileと組み合わせて検索データの配置先をメモリーやディスクに分類することにより、「直近データは速く、古いデータは遅く」というサービスレベルに差をつけた構成を取ることもできます。
ダイレクトアクセス
Interstage Shunsaku Data Managerに格納したXML文書に、従業員番号や講座番号などといったデータを一意に特定できるキー情報(ダイレクトアクセスキー)が存在する場合があります。検索時に、ダイレクトアクセスキーを指定することで、格納されているXML文書の中から該当するXML文書を素早く操作することができます。データの検索や更新の性能が格段に向上します。また、GUI(Interstage管理コンソール)で、データベース接続の設定が行え、Symfoware ServerやOracle Database(RACの高速接続フェイルオーバー機能等)に接続するための設定を容易に行えます。
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