LinuxのファイルシステムであるEXT2/EXT3区画のバックアップ/コピーを行うと、条件により、一部の有効なファイルがバックアップ/コピーされないという不具合があります。
LinuxのファイルシステムであるEXT2/EXT3区画のバックアップ/コピーを行うと、一部の有効なファイルがバックアップ/コピーされない場合がある。
バックアップしたディスクイメージが完全でなく、一部のファイルが欠落している場合があり、リストアしてもバックアップした元の状態に戻りません。
ユーザーサイドからみた場合の影響として以下の問題が起きます。
以下の条件を満たす場合に障害が発生します。
ソフトウェアからの操作としては、ファイルまたはネットワーク経由のサーバへのバックアップと、ディスクからディスクへのコピーを行った場合に発生します。
バックアップ/コピー/リストアのいずれの処理においても、操作自身はエラーになりません。
なお、RedHat Advanced Server 2.1システムでは、標準的なインストールを行った後に富士通推奨のシステムに変更するためのパッチ適用作業を行うと本現象が発生します。また、この状態のシステムをバックアップしたイメージファイルをリストアした場合、リストア処理自身はエラーとはなりませんがシステムとして必要なデータがリストアされていない可能性があるため不整合がおき、最悪の場合システムが正常に起動しなくなる場合があります。
(備考)2003年4月出荷開始の以下の最新版製品ではこの問題は修正されており、発生しません。
既存製品についての修正パッケージを提供しております。製品を購入された際の販売会社、または当社の担当営業・SEにお問い合わせください。
(注1-1)DatacloningWizard V2.1/V2.2 ではEXT3区画に対する≪使用域のみ≫の処理はサポートしておりません。
これらのバージョンのソフトウェアを用いてEXT3区画をバックアップ/コピーすると、EXT2区画としてバックアップ/コピーし、EXT3ファイルシステムとしてみた場合に不整合が起きる場合があります。
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