『SIMPLIA TF-MDPORT』(シンプリア ティーエフ エムディーポート)は、汎用機/オフコン・PCとLinux機との間で、データやソースの流通を支援するツールです。

製品概要

提供機能

  • ファイル形式変換機能
  • 文字コード変換機能
  • レコード変換機能
  • マスク機能

導入効果

  • 汎用機/オフコン・パソコンとLinux間のソース/データ流用を効率よく行うことができます。
  • マルチベンダー環境での資産流用が可能になります。
  • 数値属性(バイナリやパック等)のコード変換が可能になります。
  • 実運用データなど重要情報を含むデータを扱う際に、マスキングにより指定した項目の情報を秘匿し、開示することが可能になります。

型名・価格

TF-MDPORT
製品V/L型名価格(税別)
メディアパック(注1)V81L20A515D48311,000円
1プロセッサ(注2)V81A515D499132,000円
1プロセッサ 移行用(注2)(注3)A515D4A966,000円
1プロセッサ 月額(注4)A515D499D9,100円
TF-MDPORT プログラムサポートサービス(注5)(注6)
製品名V/L型名価格(税別)
プログラムサポートV81月額A515D490C5,280円
年額A515D490C158,080円
  • 注1
    メディアパックはインストール用媒体のみの製品です。使用権は同梱されておりませんので、別途ライセンスを購入してください。
  • 注2
    製品を導入する環境に割り当たっているコア数に、コア係数(0.5)を乗じた数のプロセッサライセンス(移行用プロセッサライセンス)が必要となります。
  • 注3
    移行用ライセンスとは、TF-MDPORT V5、V8をご利用中のお客様がV81へアップグレードするための製品です。
  • 注4
    月額ライセンスとは、月単位で使用権をご購入いただける商品です。使用期限を月単位に制限することで、よりお求めやすい商品です。プログラムサポートサービスを含んでいます。
  • 注5
    プログラムサポートサービスは、専用Q/A窓口、トラブル/障害情報の即時通知、レベルアップ版の無償提供、および、SIMPLIA製品の最新情報の提供等を行うサービスです。
  • 注6
    それぞれの製品で、プログラムサポートサービスの型名は同一です。

過去のエンハンス情報

V81L10 から V81L20

  • Red Hat Enterprise Linux 8に対応しました。

V8L1 から V81L10

  • UTF-16(サロゲート文字を含む)が変換できるようになりました。
  • UTF-8の4バイトで表現される文字が変換できるようになりました。
  • UTF-32が変換できるようになりました。

V5L5 から V8L1

  • マスク機能を使用できるようになりました。
  • データ定義文上に記述できる項目数を32760項目(行数)に拡張しました。
  • COBOLファイルの追加書きができるようになりました。
  • ASCII系タブ(0x09)とEBCDIC系タブ(0x05)の相互変換ができるようになりました。

機能紹介詳細

ファイル形式変換機能

Linux上のファイル形式として以下の形式に対応しています。

  • テキストファイル
    日本語を含むテキストファイル間の変換を行います。
  • COBOLファイル
    汎用機のデータとパソコン/LinuxのCOBOLファイル間の変換を行います。COBOLファイルの編成には順・行順・相対・索引ファイルが指定できます。
  • RDBローダ型ファイル(CSV形式ファイル)
    汎用機のデータとCSV型ファイル間で変換を行います。CSV型ファイルとは、項目間をデリミタ文字で区切ったテキストファイルで、各種RDBローダヘの移入や表計算ソフトに対応できます。
  • データファイル
    バイナリのデータファイル間の変換を行います。汎用機上の順ファイルを、ファイル転送や外部媒体経由で移入したファイルが、この形式に該当します。レコードフォーマットは、データ定義文により識別されます。

文字コード変換機能

汎用機/オフコン・UNIX機とPC間のコード変換が行えます。JEF、EUC、SJIS、JIS、Unicodeなどのマルチバイトを含む各種コードやEBCDIC、ASCIIのシングルバイト系の変換が行えます。
また、TF-MDPORTでは、他社コードの変換機能も提供していますので、マルチベンダー環境に対応することができます。

  • IBM漢字コード
  • 日立KEISコード
  • 日本電気JIPS(E/J)コード

レコード変換機能

提供する関数群をユーザアプリケーションに組み込むことによりPCと汎用機・Linux機間で、ソースやデ-タファイル等の資源を流用することができます。共用オブジェクト・ライブラリとして提供されるので、ユーザアプリケーションと動的にリンクすることにより、各種コードへのコード変換を行うことができます。
レコード単位に(事前作成の解析ファイルに従って)変換を行います。以下のコードに対応しています。
レコード変換:SJIS, EUC, JEF, Unicode, 他社コード

レコード変換機能文字コード変換表
出力
入力
EUCSJISJEF他社Unicode
EUC
SJIS
JEF不可不可
他社不可不可
Unicode

注)Unicodeは、ucs2b(UCS2ビッグエンディアン形式), ucs2l(UCS2リトルエンディアン形式), cobub, cobul(Unicode形式のCOBOLファイル仕様に準拠), utf8 コードに該当します。

マスク機能

実運用データの特徴を保持しつつ、個人情報や機密情報などの秘密情報を架空の情報としてマスクします。個人情報を秘匿して開示できるので、個人情報漏洩の安全性向上につながります。
項目単位に設定できるので、部分的にマスクする事も可能です。

豊富な変換指示指定

コード変換不能時の処置や領域長の変更など、多様な指示が行え、要件が満足できる変換仕様を提供します。

ダウンロード


  (1,383KB / A4, 19 pages)


  (340KB /A4, 12 pages)


  (1,799KB /A4, 115 pages)

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