FUJITSU Software OASYS
技術情報 注意・トラブル情報

Windows 2000でOAK V7までを使用する時の注意事項

Windows 2000でOAK V7を使用する時には、修正モジュールを適用してください。
詳細については、「技術情報」の「Windows関連情報」を参照してください。

OAK V6まではWindows 2000に対応しておりません。
Windows 2000を使用する時は、OAK V7以降にバージョンアップするか、OAK V6までをアンインストールしてください。
Windows 2000対応製品は、ワープロソフト「OASYS V8」または日本語入力ユーティリティ「Japanist」を参照してください。

Windows 98 / 95からWindows 2000にアップグレードする場合には、以下の不具合が発生することがあります。十分に注意してアップグレード作業を行ってください。

発生条件

下記の条件に当てはまる場合に発生することがあります。

• OAK V6.0 / V5.0 / V4.1 / V4.0
  OAKを「コントロールパネル」-「キーボード(言語タブ)」に登録したままで、Windows 98 / 95からWindows 2000へアップグレードインストールを行い、OAKをアンインストールした場合。
• OAK V3.0 / V2.3
  OAKを「コントロールパネル」-「キーボード(言語タブ)」に登録したままで、Windows 95からWindows 2000へのアップグレードインストールを行った場合。

発生する現象

OAK V6までを「コントロールパネル」-「キーボード(言語タブ)」に登録したままで、Windows 98 / 95からWindows 2000へアップグレードインストールを行うと、下記のようにWindows 2000のシステム起動が繰り返され、起動できなくなることがあります。

1. 電源を投入します。
2. システムを起動するための処理が開始されます。
   なお、この部分で表示される内容は、使用している機器によって様々です。
3. 「Windowsを起動しています...」の画面が表示されます。
4. Windows 2000の「起動中」の画面が表示されます。
5. 画面が切り替わりますが、ログイン画面が表示されず、2.の状態(電源投入直後の状態)に戻ってしまいます。
   なお、そのままにしておくと、2.～5.を繰り返して、システムの起動が終了しません。

対処方法

OAK V6までを使用(またはインストール)している場合は、下記の方法でWindows 2000へのアップグレードインストールを行ってください。
Windows 98 / 95からWindows 2000へのアップグレードインストールの方法

1. OAK V6までを使用(またはインストール)している時は、OAKを「コントロールパネル」-「キーボード(言語タブ)」から、OAKをアンインストールしてください。
   OAKを「キーボード(言語タブ)」から外す方法は、「キーボード(言語タブ)から外す手順」を参照してください。
2. Windows 98 / 95からWindows 2000へのアップグレードインストールを行ってください。

復旧方法

OAK V6までを「コントロールパネル」-「キーボード(言語タブ)」に登録したままで、Windows 95 / 98からWindows 2000へアップグレードインストールを行ってしまい、Windowsが起動しなくなった場合には、「OAK V6まで使用時のWindows 2000起動不可の復旧について」を参照して復旧作業を行ってください。

補足

[コントロールパネル」-「キーボード(言語タブ)]
Windows 98 / 95において、ログオン画面などWindowsシステムの標準の日本語入力として使われるかな漢字変換です。

OAKを標準の日本語入力言語としているかどうかの確認、およびバージョンの確認は、次の手順で行ってください。

1. Windows 98 / 95のシステムを起動します。また、起動済みの場合には、再起動します。
   なお、ネットワーク設定のWindowsログオンや、自動ログオンの設定を行っている場合には、一旦解除してログオン画面が表示されるようにしてから、システムを起動してください。
2. ログオン画面が表示される場合には、「キャンセル」を選択します。
   また、ログオン画面では、決してログオン名を指定しないでください。
3. 「スタート」-「設定」-「コントロールパネル」を選択します。
4. 「キーボード」アイコンをダブルクリックします。
5. 「言語」タブを選択します。
6. 言語の一覧に、"OAK"の文字がある場合は該当します。
   また、バージョンは、"OAK"の文字の右側に表示されます。

[キーボード(言語タブ)から外す手順]
(ツール「標準言語解除プログラム1」により外すこともできます)

1. Windows 98 / 95のシステムを起動します。また、起動済みの場合には、再起動します。
   なお、ネットワーク設定のWindowsログオンや、自動ログオンの設定を行っている場合には、一旦解除してログオン画面が表示されるようにしてから、システムを起動してください。
2. ログオン画面が表示される場合には、「キャンセル」を選択します。
   また、ログオン画面では、決してログオン名を指定しないでください。
3. 「スタート」-「設定」-「コントロールパネル」を選択します。
4. 「キーボード」アイコンをダブルクリックします。
5. 「言語」タブを選択します。
6. マイクロソフト株式会社のIMEを選択します。
   なお、マイクロソフト株式会社のIMEが言語の一覧にない場合には、「追加」ボタンで表示される画面で選択して、言語の一覧に追加してください。
7. 「標準に設定」または「既定値として設定」のボタンを押します。
8. 「OK」ボタンを押します。
9. 「スタート」-「Windowsの終了」でシステムを再起動します。
10. 2.～5.の手順に従って、再び「言語」タブを表示します。
11. OAKを選択して「削除」ボタンを押します。
    また、複数のバージョンのOAKがインストールされている場合には、全てのOAKを削除してください。
12. 「OK」ボタンを押します。
13. 「スタート」-「Windowsの終了」でシステムを再起動します。