土村シニアプロダクトプランナーが語る

2017年の仮想化・ハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)動向

掲載日:2017年2月21日

ハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)はネットワーク仮想化とも統合へ

仮想化の導入は、SEがサーバやストレージ、管理ソフトなどを手組することが当たり前だった時代を経て、数年前には、ラックの中にサーバ、ストレージ、ネットワーク機器などを垂直に積み上げ、検証済みの環境で提供する垂直統合型(垂直統合型商品PRIMEFLEX for Cloud)へと移り変わってきました。現在は、サーバにストレージが内蔵されたHCI(垂直統合型商品PRIMEFLEX HS)の技術によって、サーバ管理者のみで管理ができるシンプルでかんたんな仮想化の導入が進んでいます。最近では、ネットワーク仮想化によって、さらにネットワークも含めたHCIも構築できるようになっています。今後、ネットワーク仮想化の普及に伴って、HCIもネットワーク機器の統合が進んでいくと、予想しています。
昨年ヴイエムウェアは、VMware Cloud Foundationを発表し、ネットワーク機能の統合に加えてクラウドとの統合へも踏み込んできました。VMware Cloud Foundationは、多機能なこともあり、現在の仕様では管理用のサーバノードが多く必要です。これは、ラックスケール規模でのインフラ運用環境への適用に向いており、小回りの利くHCIと同じレベルのような手軽さはありません。この点から、HCIにネットワーク仮想化機能を追加する使われ方の方が、より普及してくると思われます。

2017年 @IT で連載を開始した「ハイパーコンバージドインフラストラクチャーの課題と可能性」という特集記事の第一回目では、HCIが広がるにはユーザー側がHCIに慣れる必要があると述べられています。このようにITインフラをお使いのお客様に、HCIは今までとは異質なインフラだと思われてしまっている限り、2017年もHCIの急速な普及は望めません。実際に使って頂き、「なんだ、同じだね。ある部分はより運用が楽になっているし」と実感頂いて、HCIへの心理的な壁をどんどん壊さないといけないと気付かされました。

ハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)は構えることなく使える普段使いのインフラ

昨年までは、HCIとは、と大上段に構えてメッセージを出してきたという反省もあるのですが、何か特別な作法がある、特別なハードウェアだというようには捉えて欲しくはないのです。いろんなベンダーがHCIを出しているけれど、なんとなく今まで聞いたことのない言葉だったり、触れたことのない技術なんだよなぁ、と尻込みする必要はありません。富士通が提供するHCIは、普段使いのインフラです。特別なことなど何もありません。どうか構えることなく使ってください。シンプルでかんたんに使い始めることができます。また、富士通の販売しているHCIを構成しているサーバはIAサーバそのものです。従来から販売しているPRIMERGYと違いはありません。稼働している仮想化ソフトウェアも管理ソフト(ServerView Infrastructure Manager)もPRIMERGYで実績のある製品です。いままでPRIMERGYを利用いただいているお客様には馴染みのある、普段使いのサーバそのものだと思っていただいて構わないのです。ご利用にあたり、特別な知識やスキルは必要ありません。富士通が長年培ってきたIAサーバの技術と、仮想化のノウハウが詰め込まれているので、身構えることなく安心してご利用いただける、それが『PRIMEFLEX HS』なのです。
(注)ここでいう「普段使い」とは、みなさんがこれまで導入してきたIAサーバの仮想化と同じような管理・運用が可能であることを指しています。

普段使いのサーバとしての普及を啓蒙

@IT 連載の第二回目の記事の冒頭において触れられているように、昨年ガートナーは「HCIが5年でメインストリームになる(Gartner Says Hyperconverged Integrated Systems Will Be Mainstream in Five Years)」と予測しています。 でも、私はあえて5年先ではなく、「2017年にHCIは普段使いのサーバになる」と宣言します。今年はその実現に向け、啓蒙していきます。

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