仮想化スペシャリストBlog
土村忠生の「仮想化の風に言の葉をよせて」

第18回 2020年のITインフラはどうなる?

2020年1月23日掲載

仮想化ソリューション企画のプロフェッショナル土村 忠生

明けましておめでとうございます。
今年も昨年に引き続き、働き方改革の先陣を突っ走り、有給休暇を5日くっつけて1月14日より仕事を始めます。とは言いつつ、このブログは休暇中に執筆しているのですが。
昨年はHCIを基盤とした仮想化統合の支援や、ハイブリッド・マルチクラウド講演などを中心に活動してきましたが、新たなチャレンジとしてTHE TEAMマスター認定を受けて、統括部内のチーム改革に取り組み、技魂塾を主宰し後進の技術者育成にも取り組みました。社外でもプロダクトプロフェッショナルエンジニアとして今年4年目となる成城大学での学生への講義と製品・サービスの企画演習にも取り組み、VMwareユーザ会(VMUG)でも仮想インフラ部会でライトニングトークに参加させて頂き、充実した一年を過ごさせて頂きました。今年も何か新しいことにチャレンジしていきたいので、「ワクワク楽しいこと探し」をしていきたいと思います。

さて、今年は二年詣りからスタートし、毎年恒例のエレファントカシマシの新春ライブに行ってきました。同年代でありながら、パワフルかつ心に沁みるライブに浸りながら、「負けてはいられない、がんばらねば」と心を新たにしました。私も彼らにならって、豊かで幸せになるプロダクトやサービスを支えるITインフラを提供すべく、ITに携わる方々の熱い心に灯をともし、未来への道を示して行きたいと思います。
それでは、エビバデ(Everybody)今年もドーンと行こうぜ!

2019年ハイブリッドクラウドは普及したのか?

昨年の年初のブログ 第14回 2019年「ハイブリッドクラウド」は普及するのか?では、バックアップ/DR用途と、クラウドで新しいビジネスを始めるお客様から、ハイブリッドクラウドが普及するのではないかという見解を示しました。
実際どうだったのか、振り返ってみましょう。

昨年ヴイエムウェア社が示した世界では、主要なクラウドサービスプロバイダがVMware Cloud Foundationを基盤としたサービスを展開し、あらゆる場所にあまねくVMwareの基盤が偏在し、仮想マシンはどこにいても自由に行き来する世界が実現。あえてハイブリッドクラウドという言葉を使い世界を分ける必要さえもなくなりました。
しかし、周りを見てみると、その世界の恩恵を受けに飛び込まれた方々はまだまだ少ないのが実情です。

何がハイブリッドクラウドを阻み、そこにITを委ねない本質的な課題は何か?

ハイブリッドクラウドへの移行を進める文言として、「リフト&シフト」という言葉を聞かれたことがある方も多いと思います。
オンプレミスからクラウドへの移行は時間とコストがかかるため、まずはオンプレミスのVMware環境から、クラウドのVMware環境へそのまま持ち上げて(リフト)、時間をかけてクラウドネイティブへ刷新(シフト)しましょうというメッセージです。
一見合理的な見解に見えますが、ITインフラを所有しないメリット・デメリットと、ITインフラを所有するメリット・デメリットを比較した時に、多くのお客様はITインフラを所有しないリスクがまだまだ大きいことを懸念し、所有されることを選択されていました。それはITインフラを自分たちで運用管理することを前提としてデザインされた業務システムであるために、そのままクラウドにリフトしてITインフラを手放すと、ハードウェアの仕様変更・パッチ適用などの前にしっかりと検証して本番適用へのGoサインを出す判断が自分たちの手を離れてしまい、安定稼働を守るリスクが大きくなりすぎてしまうためです。
やはりクラウドへ向かうには、クラウドネイティブなデザインで業務システムをシフトしていかないと、自分たちが望む運用要件は満たせないことに気づかれたのです。
このため、多くのお客様は、オンプレミスのITインフラをクラウドに負けないコスト・運用を実現すべく、HCIや自動化・効率化のミドルウェアを採用し、徹底的にオンプレミスの「クラウドライク化」へ取り組み始めています。

オンプレミスのクラウドライク化

2020年に取り組むべきIT

いよいよあと5年後に経済産業省が示された“ITシステム「 2025年の崖新しいウィンドウで表示 」”を迎えます。
既存システムを徹底的に見直して効率化を進めながら、DXに向けた基盤へと取り組み始める年が始まりました。
DXの本質は企業がデジタルを活用してビジネス変革(トランスフォーメーション)に踏み込むことだと思っています。
アナログ(人手)をデジタル化するだけでは改善に留まり、トランスフォーメーションがありません。
デジタルを活かしきるために、経営層も社員も意識を変え、業務プロセスやサプライチェーンに踏み込んで改革していくか、従来ビジネスはそのままで効率化を徹底し、新しいビジネスを見つけて、そこをDXの手法で築いていく。

私たちが協力し合えば越えられない崖はない

データを利活用して新たなビジネスの源泉を探るDX基盤には、コンテナ・Kubernetesが注目を集めています。ITが発達した今まさに、豊かで幸せに満ち溢れた世界を作り出すサービスを生み出す、そんな千載一遇のチャンスが訪れています。そしてみなさんのチャレンジを待っています。私も、私たち富士通もそんなお客様を支えるべく全力で取り組んでまいります。
本年もよろしくお願いいたします。

企画のプロの視点と仮想化の知見で、毎月情報発信します。

  • シニアプロダクトプランナー(仮想化ソリューション企画のプロフェッショナル)
  • 10年以上VMware技術支援に従事しVMware Loveな日々を過ごす
  • 米国ヴイエムウェアより9年連続 VMware vEXPERT AWARDを個人受賞
 
 

著者紹介

Tadao,Tsuchimura

土村 忠生

本文中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。


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