Skip to main content

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

Japan

とりあえず戻したい事例

300の製品の拡販データを管理することになったAさんの場合

現在300の製品を販売・展開する拡販担当のAさん。

Aさんは、現在販売している全製品(300種類の)の写真素材/広告データを一元管理せよというミッションを与えられていました。

検討を進める中で、この環境を構築するにあたりAさんは、「基本はディスクをRAID構成にしておけばいいけど、もしも、ディスクが壊れたときも、とりあえず退避してあるバックアップデータから戻せるようにしておくと安心」と考え、このシステムを構築するため関係各部署からヒアリングしてバックアップ運用の検討を開始しました。

データ量と運用フローを整理しよう

バックアップ環境を構築するためには、利用するデータ量と、管理する運用フローを整理することが重要です。そこでAさんがヒアリングや業務内容を調査したところ下記のような状況をつかむことができました。

Aさんのバックアップ目的、ディスクが壊れたときのためにテープのバックアップデータで「とりあえず」戻せるようにしたい
バックアップ量、1つ1つのデータサイズとバックアップの総量についての解説運用フロー、バックアップ・リストアのタイミングや時間と増加量を踏まえた運用計画についての解説

これらの調査結果を踏まえて、実際にバックアップ環境を考えると同時に、5年後の運用状況の予測も織り込んだ構想を検討しました。

バックアップ環境を考えると同時に、5年後の運用状況の予測も織り込んだ構想を検討内容の比較図

(注)容量/転送速度は非圧縮で計算しています。お客様のデータによって実際の容量は変化します。また転送速度はカタログ値を使用していますので、実際の性能は、環境(サーバ/ディスク/インターフェース性能やソフトなど)により、異なる場合があります。

検討の結果、当システムに必要な「テープライブラリ製品」の必要な要件が見えてきました。

LTOフォーマット別 転送量
LTO 1時間あたりの転送量 6時間あたりの転送量
1ドライブの場合 2ドライブの場合
Ultrium3(HH) 0.216TB 1.296TB 2.592TB
Ultrium4(HH) 0.288TB 1.728TB 3.456TB
Ultrium4(FH) 0.432TB 2.592TB 5.184TB
Ultrium5(FH/HH) 0.504TB 3.024TB 6.048TB

バックアップ不可能な組み合わせ バックアップ可能な組み合わせ

(注)HH:ハーフハイトドライブ、FH:フルハイトドライブ

要件の1つめは週末のフルバックアップは、0.9TB(現在)~2.25TB(5年後)であるため、週末の6時間があれば、1ドライブあたり1.728TBのバックアップが可能な「Ultrium4 ドライブ」以上であること。
あとは、5年後の総データ量の1.68TB以上あるテープライブラリ製品であれば、Aさんの希望を満たすことが可能です。

Aさんの要求を満たす製品とは?

富士通では、Aさんの要件を満たすために、ETERNUS LT20 S2 テープライブラリをおすすめします。

ETERNUS LT20 S2は、基幹IA/UNIX/PCサーバ対応19インチラック内を有効活用できる省スペースモデルで、LTO Ultrium3,4,5 テープドライブを採用しています。

Aさんの場合は、ETERNUS LT20 S2のUltrium4 フォーマットが適切です。
また、ETERNUS LT20 S2は、カートリッジテープを1Uの高さに最大12TB(8巻/Ultrium5 カートリッジテープ使用時)まで収納可能ですので、Aさんのバックアップ環境にはぴったりです。

Aさんの要求を満たす富士通製品
製品名 LTO ドライブ数 最大バックアップ容量 6時間で可能な
最大転送量
要件
ETERNUS LT20 S2 Ultrium3(HH) 1 3.2TB 1.296TB 満たさない
Ultrium4(HH) 1 6.4TB 1.728TB 満たす
Ultrium5(HH) 12TB 3.024TB
ETERNUS LT40 S2 Ultrium3(HH) 1~2(注1 9.6TB 1.296TB
Ultrium4(HH) 19.2TB 1.728TB
Ultrium5(HH) 36TB 3.024TB
ETERNUS LT60 S2 Ultrium4(FH) 1~2(注1 38.4TB 2.592TB
Ultrium5(FH) 72TB 3.024TB

(注1)Ultrium4とUltrium5のテープドライブの混在及び、異なったインターフェースのドライブ との混在はできません。

(注2)HH:ハーフハイトドライブ、FH:フルハイトドライブ


業務にあわせた、テープ製品の選び方 | とりあえず戻したい事例 |  しっかりと戻したい事例

用語解説:RPOとは? 用語解説:バックアップウインドウとは? 用語解説:フルバックアップとは?

掲載日:2011年8月22日


ETERNUSサイトについて | サイトのご利用方法 | 総合索引