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VOICE ~ETERNUSの現場から

ETERNUS VX700 series
導入・運用が簡単、高い拡張性を備えた仮想化環境に最適なストレージ

集合写真
左から 村山 / 潮見

  • 富士通株式会社
    • プラットフォームソフトウェア事業本部
      第二プラットフォームソフトウェア事業部
      第四開発部
      • 村山 浩
  • 富士通株式会社
    • ストレージシステム事業本部
      VX推進室
      • 潮見 浩志

ETERNUS VX700 seriesについて、製品の特長やどのようなお客様にお勧めなのか、開発時の苦労やこだわり、今後の展望などを、富士通の村山と潮見に聞きました。


――「ストレージの有効利用」「コスト削減」などの課題への対応策としてストレージ仮想化が普及しつつある。仮想化環境向けストレージとして新しく登場したETERNUS VX700 seriesはどのような製品なのだろうか。開発担当者にその特長を聞いた。

ETERNUS VX700 seriesの開発で担当した業務は?

(潮見)ハードウェア開発の担当です。ハードウェアに何を搭載するか仕様を決めたり、製品として出荷するうえで必要な規格を取得したりするなど、ハードウェアの実装関連の窓口を担当しています。ユーザー向けのドキュメントや保守に関するドキュメントの執筆なども行っています。

(村山)ETERNUS VX700 seriesの仮想化機能を実現するソフトウェアを開発しています。特に内部の状態を監視して異常を通知したり、修理や保守作業のときに動作する機能について担当していました。

ETERNUS VX700 seriesはどのようなストレージ製品か?

(潮見)性能や容量をもとにお客様のご都合の良いタイミングでスケーラブルにハードウェアの増設が可能であることを基本コンセプトとしたストレージ製品です。将来的にデータ増大が予測される場合、必要に応じて適切なタイミングで増設できるため、最初から大容量のストレージ製品を1台導入するより、初期導入コストを抑えることができます。

(村山)お客様が仮想化環境で簡単に利用できるストレージ製品です。従来のストレージ製品で仮想化を実現するには、可用性、性能、容量などに応じて、ハードディスクをいくつ組み合わせるか、RAIDは何を選択するか、各業務サーバにどれくらいの容量を割り当てるかなどをしっかりと設計する必要があります。一方、ETERNUS VX700 seriesでは、システム側がハードディスクの総容量をプールとして管理し、必要なときに必要な容量のみを割り当て、使い終わったらプールに返すということを簡単に実行できます。難しい設計は不要です。
また、ストレージの容量を1つのプールとして扱う仮想化環境では、複数のサーバからアクセスが特定ディスクに集中するとI/Oが競合して性能ボトルネックが発生するため、事前に性能設計が必要になります。ETERNUS VX700 seriesでは、ワイドストライピング機能によりデータをストレージ内で広く分散することで、同時アクセスによるI/O性能の劣化を防ぎます。お客様は性能設計などを考えずに、どのサーバからも等しく同じ性能で利用可能です。

――ETERNUSの製品ラインナップには、ストレージ仮想化アプライアンス ETERNUS VS850 S2がある。また、ETERNUS DX ディスクアレイも、ストレージ容量を仮想化するシン・プロビジョニング技術に対応している。ETERNUS VX700 seriesと、これらのストレージ製品とはどのような違いがあるのだろうか。また、どのようなきっかけでこの製品を開発することになったのだろうか。

ストレージ仮想化に対応するETERNUS VS850 S2やETERNUS DX ディスクアレイなどの製品とETERNUS VX700 seriesの違いは?

(潮見)ETERNUS VS850 S2 バーチャライゼーションストレージは、すでに新旧のディスクアレイを複数導入している環境で、それらを1つのストレージとして仮想化し、各ディスクの容量の利用効率を上げたいときに有効な製品です。

(村山)基幹システムのDBサーバに代表される、性能を重視しディスクアレイの性能を100%引き出したい場合には、ETERNUS DX ディスクアレイが有効でしょう。一方、設計をきっちり行うのは難しい、でも必要なときに簡単にストレージ容量を割り当てたり増やしたりしたい場合があります。例えば、社外にWebサイトを公開している部署でキャンペーンを行うので、アクセスの増加に備えて仮想サーバとストレージ容量の割り当てを増やしたいという場合などです。ETERNUS VX700 seriesは、このように柔軟に、難しく考えずにストレージを利用したいときに適しています。

(潮見)ETERNUS VX700 seriesは仮想化環境向けのストレージ製品なので、仮想化ソフトウェアとの親和性を重視しているという特長もあります。VMware vSphereのvCenter Server機能との連携により、ストレージプールから必要な容量を切り出して配備する機能のほか、バックアップ/リストアや運用管理に必要な機能をより簡単に利用できるため、ストレージの管理や運用が容易に行えます。

ETERNUS VX700 seriesの開発のきっかけは?

(潮見)仮想化環境向けストレージ市場は今後伸びていくと予測されます。富士通もストレージ仮想化のためのETERNUS VS850 S2を提供していますが、別の形式のストレージ仮想化を実現する製品も必要だと認識していました。また、お客様より、スケールアウト型で、より簡単に導入でき、柔軟にシステムを構築・増強できるようなストレージに対するご要望も多く、それに応えるために開発に取り組み始めました。

村山浩近影

(村山)私は、ETERNUS VX700 seriesを担当する前に、オンデマンド仮想システムサービス 「Fujitsu Global Cloud Platform FGCP/S5」の開発に携わっていました。FGCP/S5は、ハードウェアリソースを仮想化してIaaS(Infrastructure as a Service)として提供するクラウドサービスで、私が担当していたのはそのストレージ仮想化機能です。プラットフォームソフトウェア事業本部では今まで積み上げてきたこのような技術を製品開発に応用できると考えていました。そこにお客様からも新しい仮想化ストレージへのご要望があったので、非常に良いタイミングで開発に着手できたと思っています。

――ETERNUS VX700 seriesは自社開発製品である。ハードウェアとソフトウェアの事業部が協力して開発にあたり、製品を世に送り出した。開発時の苦労やこだわりを聞いた。

開発時に苦労したことは?

(潮見)私は自社開発製品を一から担当するのは初めてだったので、作業を進めるうえで自社開発を経験した方にヒアリングしました。当初考えていたより必要な作業が多かったのですが、いろいろと相談した結果、過去に積み重ねられた技術や経験を開発にうまく活かせたのでは思います。今までより広い範囲の業務を担当できたことは大変ではありましたがとても良い経験になりました。実装関連や販売推進などを担当者とコミュニケーションを持ち、新しい知識を得ることもできました。

(村山)ストレージ製品はいろいろな環境で使われるので、ストレージ製品のソフトウェアはOSとの結合性や運用性を確保し、動作を保証しなければなりません。しかし、テストや評価ではOSによってまったく異なる問題が発生することがあり、その解決には苦労しました。
苦労はありましたが、今までのソフトウェア開発では顔を合わせる機会がなかった人と一緒に仕事ができたことはすごく良かったです。特に、CEから、運用や保守の視点からわかりやすく誤解がないように機能を考えることが重要と教わったことが良い経験になりました。

開発時にこだわった点は?

(村山)まず、設計でも評価でも使いやすさを重視しました。初期導入や運用管理はとても簡単に実行できます。GUIを1からデザインし、わかりやすい操作を可能にしました。CEや営業担当にデモをして見てもらったのですが、他社製品に比べてものすごくわかりやすいと好評でした。

GUI操作画面

また、高信頼性にもこだわりました。例えば、業務サーバとETERNUS VX700 seriesを複数の経路(パス)で接続し、どこかのパスで障害が起きてもアクセスが停止しないようにしています。このマルチパス制御の構成はETERNUS DX ディスクアレイとは異なり、開発や評価に非常に苦労したのですが、富士通の製品にふさわしい高い信頼性を確保できたと自負しています。

(潮見)高信頼性に関しては、ミラーリング機能を標準で搭載し、1つのストレージユニットがダウンしても継続して稼働できるようにしました。信頼性の高さは他社にはない強みです。

開発者から見たお勧めポイントは?

潮見浩志近影

(潮見)とにかく簡単に使いたいというお客様にお勧めです。スケールアウト型のストレージ製品を導入する際にはRAIDや性能の設計が必要になりますが、ETERNUS VX700 seriesでは一切不要で、ストレージの基礎知識があればお客様の環境でそのまますぐに使うことができます。また、容量が足りなくなったときにメッセージが出るので、本当に必要になったときにのみディスクの増設を検討でき、無駄なコストをかけずに済みます。

(村山)ETERNUS VX700 seriesは運用に必要な機能をすべて搭載しています。他社製品では機能を追加するためにあとからライセンスを購入しなければならない場合がありますが、ETERNUS VX700 seriesではそのような心配はありません。

――ETERNUS VX700 seriesの今後の展望を聞いた。

今後の展望は?

(潮見)より多くのお客様に活用していただける製品として、グローバル化も視野にいれながら成長させていきたいです。そういった意味においても、仮想化環境向けストレージとして、VMware以外の仮想化ソフトウェアとも連携できるようにしたいです。

(村山)FC(ファイバチャネル)モデルの追加やリモートコピーなどの災害対策のための機能の追加を予定しています。今後、データセンターやプライベートクラウドへの適用をより進めていきたいです。

最後に製品への熱い想いを聞かせてください。

(潮見)お客様からはすでにさまざまなご要望をいただいています。これにタイムリーに応えられるように、お客様が必要とする機能を迅速に提供していきたいと思っています。

(村山)今後仮想化環境向け製品へのニーズはますます高くなると予測されます。ETERNUS VX700 seriesを仮想化環境でより多くのお客様に使っていただき、富士通のストレージを引っ張っていけるように、今回の経験を存分に活かしていけたらと思います。

――増大を続ける企業データの運用管理の簡易化・コスト削減を実現するために今後ますますストレージ仮想化の普及が進むと思われる。富士通は、お客様の仮想化環境に対する多様なニーズに応え、より簡単に導入・運用でき、拡張性・信頼性が高い機能・製品を迅速に開発し、提供していく。

(注)取材日:2012年6月25日
本稿記載の肩書きや、固有名詞等は取材日、または公開日時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

掲載日:2012年8月22日

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