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「信頼×革新」で仮想基盤のデータ保護が変わる!
ETERNUS×Veeam Backup & Replication
VeeamON FORUM Tokyo 2019
富士通ブース出展レポート

2019年10月18日

2019年9月12日、ヴィーム・ソフトウェア社のプライベートイベント「VeeamON FORUM Tokyo 2019」が東京で開催。データ量が増大する中で喫緊の課題となっている「データ管理」「データ保護」のコストアップや複雑化への打開策として、Veeam Softwareの「Veeam Backup & Replication」と富士通のストレージ「ETERNUS」との連携ソリューションが注目されました。両社によるソリューションは今、企業システムのデータ保護を大きく変えようとしています。

富士通がVeeam Backup & Replicationに注目する理由

Veeam Softwareとのコンビネーション――その強みとは?

Veeam Backup & Replicationは、VMware vSphereやMicrosoft Hyper-Vなどの仮想環境に最適なデータ保護・管理のソリューションです。仮想マシンにエージェントをインストールすることなく、仮想・物理・クラウドが混在するハイブリッドなシステム環境のバックアップ/レプリケーションなどのデータ保護を単一の管理コンソールを通じて実現します。お客様のご利用環境に合わせて、各種バックアップ形式を用意し、例えば障害発生時にはバックアップをそのまま使用してすぐに本番環境を復元できるなど、データとシステムを保護する強みを備えています。

富士通がこのVeeam Backup & Replicationに注目する理由はいくつかあります。なかでも、FUJITSU Storage ETERNUSとの連携によって、様々な企業ニーズに適応するデータ保護の仕組みが構成できる点を高く評価しています。例えば、Veeam Backup ServerにETERNUS専用プラグインを導入します。これにより、双方の機能を密接に連携させたフレキシブルなバックアップ環境が実現されます。また、Veeam Backup & ReplicationとETERNUSとのコンビネーションでは、クラウドベンダーが提供する低価格なオブジェクトストレージを適所で活用でき、かつ、バックアップ/レプリケーションの仕組みを単一のコンソールから一括管理することができます。そのため、仮想基盤とオンプレミスのストレージを用いてデータ保護を行うのに比べて、システムの構築・運用が低コストでシンプルになるという特長を備えています。

富士通との協業が日本市場への普及を加速させる

ヴィーム・ソフトウェア株式会社 シニア・アライアンス・マネージャー
宮原 範征 氏(Noriyuki Miyahara)

Veeam Softwareは、お客様のビジネスに必要な高可用性を提供するソリューションベンダーを目指し、2006年に創業しました。日本法人は2016年4月に設立したばかりですが、富士通とは日本法人を設立する以前から欧米を中心にパートナー関係にあり、すでに欧米を中心に多くの導入実績があります。メインフレームを扱うベンダーとして脈々と高信頼システムソリューションを提供してきた富士通のストレージ ETERNUSに対応したことで、当社のソフトウェアも、信頼性の高い、エンタープライズ向けのデータ管理ソリューションとして認知されるようになりました。今後は、課題をお持ちのお客様に対し、富士通のストレージとの連携によって、仮想基盤のデータ保護ソリューションであるVeeamの普及が加速していくものと期待しています。

ETERNUS×Veeamに関して
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ETERNUS×Veeamの魅力をさらに深堀り!!

  • 仮想環境のバックアップにオススメの構成
  • 検証結果から見えた仮想環境のバックアップ効果とは
  • バックアップコストを削減できる最適な組み合わせ
  • RPOとRTOによる災害対策構成案
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Veeam と ETERNUSの多彩なコンビネーション

  • 様々なシステム構成に対応!
    複数プラットフォームを一元管理
    Veeam Backup & Replicationは、ETERNUS AF seriesオールフラッシュアレイ、ETERNUS DX seriesハイブリッドストレージ、NAS製品のETERNUS NR1000 series 、バックアップ用のETERNUS CS800デデュープアプライアンス(重複排除技術搭載)、ETERNUS LT series テープライブラリなど、ETERNUSのストレージ製品をフルサポート。ETERNUSのスナップショット機能との連携により、仮想化環境のパフォーマンスを低下することなく、Veeamから一元管理ができます。
  • ゲートウェイサーバ不要!
    Veeam Data Mover Service(VDMS)を内蔵
    ETERNUS CS800 デデュープアプライアンスには、Veeamのバックアップゲートウェイに相当するVeeam Data Mover Service(VDMS)が内蔵されています。 これによりバックアップ対象のストレージとETERNUS CS800の間の通信はVeeam独自プロトコルだけになり、Veeam Backup Serverを用意することなくネットワーク通信量を抑えながら高速にバックアップデータを転送することができます。
  • クラウドへ高速転送!
    Cloud Storage Gatewayとの連携
    Veeam Backup & Replicationは富士通のCloud Storage Gateway(注)と連携し、Amazon S3、Microsoft Azure Blob Storage、FUJITSU Cloud Serviceなど、クラウドベンダーが提供する低価格のオブジェクトストレージへバックアップを転送します。バックアップデータを重複排除・圧縮してクラウドへ高速に転送するため、低帯域レプリケーションの実現、バックアップ時間の短縮などの効果が得られます。
  • (注)
    Cloud Storage Gatewayは2022年6月30日販売終息しました。

バックアップのこんな課題に最適

利用シーン

構成例1本番環境への負荷回避で「低コスト」「性能維持」し、高速バックアップ

データベース高速化、仮想環境の集約、データの分析・解析などに安定した能力を発揮するオールフラッシュアレイですが、SSDの低価格化が進むとはいえ、バックアップとしてはやはりコスト高です。そこで、本番用のストレージとしてオールフラッシュアレイを使いつつ、バックアップ用にはより安価なストレージを使うというのが望ましい構成といえます。ただし、従来手法による仮想環境のバックアップには、本番用ストレージへの負荷が集中し、それが性能のボトルネックになるといった問題がありました。
そうした課題を解決するのが、ETERNUS CS800 デデュープアプライアンスとVeeamを組み合わせた高速バックアップソリューションです。このソリューションでは、仮想マシンのスナップショットがオールフラッシュアレイ上で高速に作成され、ETERNUS CS800に格納されます。ETERNUS CS800は、重複排除技術を搭載していますので、ネットワークの帯域消費を通常の20%低減できるうえに、バックアップストレージに格納するデータ容量を10分の1へと大幅に削減できます。そのため、Veeamを使ったバックアップ処理がより高速化され、かつ、本番用ストレージへの大きな負荷も回避されます。また、テープライブラリをデータのバックアップに用いるという選択肢もありますが、テープライブラリは、デデュープアプライアンスほどのバックアップ性能が望めず、リストアのスピードにも限界があります。ゆえに、ETERNUS CS800にバックアップされたデータのうち、ほとんど活用されなくなった古いデータをテープライブラリETERNUS LT seriesに退避して、長期に保管しておくといったように、データの質によってストレージを使い分けることが、バックアップ/リストアの性能を落とさずにコスト効率を上げる良策といえます。

構成例2災害対策/BCP対策を強化するオンプレミスストレージのクラウドバックアップ

災害対策(DR:災害時復旧)、BCP(事業継続計画)対策としてクラウドを活用するケースが増えています。VeeamとCloud Storage Gatewayを組み合わせたクラウドバックアップソリューションでは、オンプレミスのストレージに1次保管したバックアップデータをCloud Storage Gatewayにより、自動でクラウドに転送・保管します。
これにより、万一のオンプレミスのサイト障害時には、クラウドのバックアップデータから業務復旧が可能です。オンプレミスからクラウドへの切り替えは、Veeamからのバックアップ先をCloud Storage Gatewayに変更するだけで完了します。
そのため、従来からのバックアップ運用の形態を継承しつつ、簡単にクラウドバックアップを実現できます。

  • (注)
    Cloud Storage Gatewayは2022年6月30日販売終息しました。

VeeamON FORUM Tokyo 2019 富士通ブースの様子

富士通の展示ブースでは、ETERNUS AF250 S2 オールフラッシュアレイと垂直統合型 仮想化基盤 PRIMEFLEX HCIが展示され、オールフラッシュの活用や、クラウドへのバックアップに関する質問が熱心に寄せられ、関心の高さがうかがえました!

ETERNUS製品ラインナップ

ETERNUSでは、Veeamの1次・2次ストレージとして以下製品をサポートしています。Veeamと富士通の誇る高性能・高信頼ストレージシステムをお求めいただくことで、導入・構築・運用・サポートまで一気通貫したサービスを提供するとともに、運用性に優れ、統合されたデータ利活用基盤がお客様のデジタル革新を一層強固なものとすることをお約束します。

(注)FUJITSU Plug-In for Veeam Backup & Replication 必須
(注)FUJITSU Plug-In for Veeam Backup & Replication 必須

Veeam Software 対象製品

Veeam Backup & Replication/Veeam Availability Suiteとは

仮想環境(VMwareやHyper-V)のバックアップ、リストア、および、レプリケーションを行うことができる、Veeam Softwareが提供するデータ保護ソフトウェア製品です。また、本製品とリソースの監視等を行うランサムウェア対策機能が包含されたツール「Veeam ONE」の機能をセットでお使いいただける「Veeam® Availability Suite™」製品をご用意しております。これまでのバックアップ機能に、データに対するランサムウェア監視の機能等が追加されたことで、より高度なデータ保護が可能となります。

Veeam Backup Essentialsとは

小規模環境向けにお手ごろ価格でご提供するソフトウェアです。バックアップ・復元・監視機能を1システムで50インスタンス分までのご利用制限はありますが、Veeam Backup & Replicationの機能はそのままで、リソースの監視等を行うランサムウェア対策機能が包含されたツール「Veeam ONE」の機能とセットでご利用いいただけます。

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