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仮想環境で複雑化するストレージ運用の効率化策とは
イノベーションを加速させるには効率的なモダナイゼーションが必要

鈴木恭子   2013年5月29日

5月16日から2日間の日程で開催された「富士通フォーラム 2013」。会場となった東京国際フォーラムには、最先端のテクノロジーからICTイノベーションを実現するICTソリューションの展示はもちろん、80を超える個別セッションが開催された。

ここでは、サーバ仮想化が抱える課題とともに、仮想化環境に必要な基盤にフォーカスしたセッション「仮想環境で複雑化するストレージ運用の大幅な効率化 ~かんたん導入・運用を追求した先進ストレージ~」の内容を紹介しよう。

セッションの模様

イノベーションを加速させるには
効率的なモダナイゼーションが必要

富士通は、人に優しい豊かな社会を実現する「ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ」というビジョンを掲げている。これはICT(Information and Communication Technology)を活用し、社会が抱える問題解決や産業の新たな成長戦略の立案、さらに人と人をつなげる共創の場づくりなどを実現する取り組みだ。

ICT技術が進化するにつれ、ビジネス環境におけるICTの役割も大きく変化している。振り返れば、古くはメインフレームを中心とした「コンピュータ・セントリック」であり、生産性の向上がICTの使命だった。その後、ネットワーク・インフラが整備されると、ビジネスプロセスの変革がICTの目指すものとなった。

そして現在、ICTの活用範囲は大幅に拡大し、人々の生活をイノベーションする"原動力"となっている。ICTは重要な社会基盤であり、万人の生活に不可欠なものであるのは言うまでもない。

「ヒューマンセントリック」を実現するために富士通は、「人が活動する場でのイノベーションの実現」「ビジネス・社会の情報装備」「End-to-Endで全体を最適化」という3つのアクションを実行している。中でもICTの現場に携わる管理者にとって関係が深いのは「End-to-Endで全体を最適化」だろう。

今回のセミナーでは、同アクションを実現するための効率的なモダナイゼーションと、それを実現するための仮想化総合基盤について語られた。

ビジョンを実現するアクションとコンセプト


富士通 プラットフォーム技術本部
プロダクトソリューション技術統括部
シニアディレクターの荒木純隆氏

セミナーを担当した富士通でプラットフォーム技術本部プロダクトソリューション技術統括部シニアディレクターを務める荒木純隆氏は、「モダナイゼーションで重要なのは、既存ICT資産の維持運営コストを削減し、変革・成長への投資を強化することだ」と力説する。

しかし日本は既存ICT資産の領域が多く、これらの維持運営にコストがかさんでいるのが現状だ。米国ガートナーが2012年12月に公開した「IT Key Metrics Data 2013:Key Industry Measures:Cross Industry Analysis:Multiyear」によると、ICT維持運営費用が企業ICT支出に占める比率は、世界平均が65%であるのに対し、日本は78%だったという。

こうしたコストの比率を見直し、効率的にICTインフラのモダナイゼーションを実現する技術として注目されているのが、仮想化である。事実、国内サーバ市場における仮想サーバの比率は、2010年には50%だったものが、2013年は73%になると予測されている。

とはいえ単なるサーバ仮想化には課題もある。仮想化によってハードウエアは圧縮できるが、運用管理が複雑になり、結果的に運用管理コストが増加するケースも少なくない。

実際、ユーザーはプライベート・クラウドに対し、ハードウエア / ソフトウェアコストの削減はもちろん、運用管理コストの削減や運用管理の負荷軽減を期待している。つまり、導入 / 運用を含めたトータルコストの削減を期待しているのだ。

そうした状況で検討すべきは、「どのような仮想化統合基盤を構築するか」である。荒木氏は、「サイロ型の仮想化システムを解消し、全体最適化を実現できる仮想基盤が必要だ」と語る。サーバ、ストレージ、ネットワークといったICTのインフラを統合し、その基盤上でさまざまな業務システムを運用するといった手法だ。

「すでに大手顧客はこうしたシステムを構築している。全社共有の仮想化統合基盤導入により、全社視点による効率のよいICTインフラ投資や、ICTガバナンスの強化が実現できる」(荒木氏)

仮想化環境に最適なネットワークと
リソース管理製品で運用管理コストを削減

富士通では仮想化環境に最適なネットワーク、ストレージ基盤、リソース管理ソリューションを提供している。

仮想化環境を支える富士通のストレージ基盤

ダイナミックリソース管理を実現する「Server View Resource Orchestrator」は、サーバ / ネットワーク / ストレージ / OSなどのICTリソースの一元管理と運用の統一を行うものだ。

標準化されたテンプレートで多階層システムを一括配備するなど、構築期間を短縮したり、リソースプール全体を管理して、中から有効リソースを最適な形で割り当てたりといった機能を提供する。運用を標準化 / 自動化することで、インフラの運用管理コストの低減に貢献するというわけだ。

一方、仮想環境のネットワーク層を担う富士通製コンバージド・ファブリックスイッチ「Brocade VDX series」は、イーサネット・ファブリックを構成するものである。複数のスイッチを"ひとかたまり"と見なすことで、設定管理を容易にする特性を持つ。基本設定さえすれば、ファブリックに接続するだけで設定情報が自動的に伝搬される。これにより、サーバ拡張時にはネットワークも柔軟に拡張できる。

公演中の荒木氏

仮想化統合基盤を支えるのは
スケールアウト型ストレージ

2013年2月にIDC Japanが公開した「国内企業のストレージ利用実態に関する調査2013年版」では、サーバ仮想化環境におけるストレージの課題トップ10項目のうち、8項目が「ストレージの運用・管理」に集中していることが明らかになった。中でも「データ量の増大(41.7%)」や「ストレージのI / O性能の向上(29.6%)」は、ストレージを選択するうえで重要な要素となる。

また、「障害発生時の問題箇所の特定が困難」「管理者のストレージスキルの不足」「バックアップデータの増大や作業負荷の増加」などといった項目からわかるとおり、少ない"頭数"でさまざまな作業をこなさなければならないのが現状のようだ。

サーバ仮想化環境におけるストレージの課題
出典 : IDC Japan 2 / 2013 国内企業のストレージ利用実態に関する調査2013年版(J12650601)

荒木氏はこうした課題を解決するためには、運用性が高く、かつ柔軟な拡張性と高信頼性を備えたストレージが必要だと説く。そしてその"解"となるのが仮想化環境向けストレージの「ETERNUS VX700 series」であると強調した。

「ETERNUS VX700 series」の最大の特徴は、必要な機能が標準で実装済みであることと、直感的なGUIを採用していることである。ストレージに関する知識がなくても簡単に操作でき、シンプルなダッシュボードで、ストレージ容量やボリューム管理ができる。例えば初期導入設定操作は、4ステップで完了する。

また、すべてのストレージ容量を1つのストレージプールとして管理することで、ストレージの空き容量を共有し、効率的に利用できる。もちろん、ストレージプールの容量を増設する際に、サーバ・アプリケーションの設定変更は不要だ。

さらにシン・プロビジョニング技術や、複雑な性能設計を不要とするワイドストライピング技術も備える。これにより従来の特定ディスクへのアクセス集中による性能低下といった課題も克服している。

荒木氏は、「こうした機能は、システムの"新陳代謝"に役立つ」と説明する。一般的にハードウエアの利用サイクルは5年と言われているが、サーバのリプレース時にはデータの移行やシステムの切り替えといった作業が発生していた。

「その点、スケールアウトストレージは基本ノードを導入してから5年の保守期限に合わせて新しいノードを追加し、全体にストレージプールを拡張してデータを分散させればよい。最終的に基本ノードの領域を拡張し、ノードそのものを破棄する。つまり、ハードウエアのライフサイクルに合わせてデータを移行する手間がない。これは顧客の投資を保護するといった観点からも、従来のストレージにはなかったアドバンテージだ」(荒木氏)

必要な機能は標準で実装済み(オールインワン)

このように設計不要の「ETERNUS VX700 series」だが、富士通では「ストレージ最適化アセスメント」サービスも実施している。これは、顧客のサーバ・ストレージ環境を総合的に分析し、既存システム環境の課題やリプレースに伴う最適な機種選択の提案を行うものだ。なお同サービスでは、他社のサーバ / ストレージも分析の対象とするという。

最後に荒木氏は、「従来と比較し仮想化ストレージは、その"有り様"が変化している。ミッションクリティカルでパフォーマンスが必要な領域においても活用されるようになり、今後も増加するだろう。また爆発的に増え続ける非構造型データのスケールアウトと運用簡素化の要求もさらに増すだろう。そうした現代の要件を満たした盤石なICT基盤を提供することで、人々が安心して暮らせる豊かな社会(ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ)の構築を支援したい」とかたり、セッションを締めくくった。


「株式会社 毎日コミュニケーションズ マイコミ」2013年5月29日 掲載記事より転載。
本ページで掲載されている内容は、掲載日時点のものです。

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