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Fujitsu

Japan

東亜建設工業株式会社様 導入事例

課題:ディスク容量の枯渇に早急に対応し、バックアップの速度も速めたい。

海洋土木のパイオニアとして羽田空港再拡張事業などの大規模プロジェクトに携わり、2008年に創業100周年を迎えた総合建設業の東亜建設工業様。2003年には業務改革の一環として基幹会計情報システムを一新し、Oracle E-Business Suiteを採用した 「STAR」システムを構築しました。しかし、スタート時の予想を上回るハイペースで扱うデータ量が増え続けたことにより、従来のストレージシステムではディスク容量が2008年に枯渇することを予測。2007年より拡張性を一番の課題に挙げ、システムの見直しが急遽行われました。

Disk to Diskでバックアップする仕組みの構築へ。

データ容量の急増は、業務にも影響を与えていました。テーブでのバックアップ作業では一旦業務停止しなければならず、データ容量が増えるほどバックアップ時間が長くなり、バッチ処理時間を圧迫。日常業務にも支障をきたすようになったのです。拡張性とスピードを合わせ持つ、Disk to Diskの仕組みの構築が急務となり、そこで選ばれたのが、富士通のストレージシステム「ETERNUS2000」です。

導入のポイント:堅牢性に加え拡張性を最も重視。処理スピードも導入前に予測。

「ETERNUS2000」が採用されたのは、データ保全を絶対とする会計情報システムにふさわしい堅牢性に加え、ディスク増設を容易にする拡張性が評価されたことです。
「ETERNUS2000」は、データをより強固に守るため、ディスクドライブの故障の兆候を予知して自動コピーする「リダンダント・コビー機能」や主要コンポーネントの二重化など、ミッドレンジクラス以上の製品で培った高信頼技術を採用し、堅牢性を高めています。
拡張性は、最も重視したボイントです。省エネにも配慮したコンパクト設計で、ディスクドライブは最大72台、ディスク容量は最大72TBまで拡張可能なため、ストレージ容量に余裕をもって導入することができます。ディスクドライブやドライブエンクロージャを増設できることも評価されました。

事前のシミュレーションによって、バックアップの処理スビードも検証。

処理スピードの向上も、採用に至った理由のひとつです。
「ETERNUS2000」のDisk to Diskの高速コピーにより、バックアップ時間の短縮を検証。導入前に行われた同一環境下でのシミュレーション結果によると、従来モデルに比べ、約2倍の性能向上が確認されました。実際の導入時は、システムの切り替えもスムーズで、システムを停止したのはわずか2日問。連休日を利用し、業務に支障なく全てのデータを移行することができたのです。

効果:バッチ処理時間が大幅に短縮。ETERNUSの導入で業務全体の効率化へ。

リニューアルした基幹会計情報システム「STAR」は、2008年2月にスタート。柔軟な拡張性を備えることで、データ容量の急増に対応した今後の増設計画が立てやすくなっています。さらに、現場での効果について、同社管理本部情報システム部運用グループリーダーの夏目秀樹氏は、こう語ります。「従来は5時間かかっていたバッチ処理を、2時間に短縮することができました。予想を上回るスピードで、業務効率のさらなる向上に役立っています。」

ストレージ領域を活用し、外部サブシステムの統合も視野に。

処理スピードの速さは、作業工数の低減、会計処理の迅速化に繋がり、基幹業務全体の効率化を果たしています。また、従来機の約半分程度のコストで同等以上の性能が確保でき、コストパフォーマンスが向上。今後は、豊富なストレージ領域を活用し、基幹会計システムに関連する別サーバで稼動中の外部サブシステムを統合することも検討されています。
データの保護はもちろん、拡張性やスピードも追求した「ETERNUS」。プラットフォームの信頼を高め、業務効率を果たすカギとして企業の成長を支えています。

製品詳細

掲載日:2009年1月23日