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Fujitsu

Japan

東京急行電鉄株式会社様 導入事例

めざすのは、成長するための基盤 case:東京急行電鉄株式会社様 自分の持つ生命力のように。たとえばどんなに過酷な環境におかれても、揺るぎない基盤さえあれば、その成長を止めることはありません。富士通のプラットフォーム製品は、強固な信頼性で、あなたのビジネスの成長を支えて行きます。 信頼を極める。富士通のメインストリーム

課題:「TOKYUポイント」とICカード「PASMO」をスムーズに連携したい。

東京急行電鉄様では、東急グループのリテ イル施設の利用を促進することで、『東急沿線』のブランド力の強化、沿線間の競争力アップに繋がると考え、リテイル事業の強化を行ってきました。その重点施策の一つとなっているのが、TOKYUポイントカードです。

既に、東急グループ各社が個別に発行していたポイント制度の一元化を行い、 2006年4月にはTOKYUポイントカード「TOP&」をスタート。さらに、2007年3月に首都圏の鉄道・ バスで利用できるICカード「PASMO」が登場したことにより、「TOP&」カードとの連携を図り、PASMOの利用に対してTOKYUポイントを付与するサービスの実現に向け、新たなシステムの構築が進められました。

金銭と同等のポイントを扱うので、データの確実な保護と拡張性が必須。

金銭と同じ働きをするポイントを取り扱うシステムであることから、データの保護は絶対条件。ストレージには今までにない信頼性と可用性が求められました。また、今後のカード発行枚数の伸びを想定し、柔軟な拡張性も必要でした。そんな課題をクリアするプラットフォームとして選ばれたのが、富士通のストレージ「ETERNUS2000」です。

導入のポイント:故障の予兆を検知してコピーをするなど、徹底したデータ保護の設計思想。

「ETERNUS2000」が選ばれた理由は、TOKYUポイントを管理している既存システムで同じシリーズの「ETERNUS3000」が導入され、安定した運用実績をあげていたのに加え、データ保護のための徹底した設計思想が評価されたためです。 たとえば、ディスクドライブの故障の兆候を検知すると、自動的にデータのコピーを開始する「リダンダント・コピー機能」など、従来はミッドレンジクラス以上の製品に含まれていた高度な機能を搭載し、信頼性がより向上。製品テストでも、疑似故障テストを約40,000回繰り返すなど、あらゆるトラブルに対応できるよう、事前に検証・改善を徹底し、可用性が追究されています。

ストレージとサーバをラック一本に収め、稼働しながらの増設もスムーズに。

また、省スペースも重要な導入ポイントになりました。TOKYUポイントシステムのハードウェアは、信頼性を重視してデータセンターに設置されていたため、ランニングコストを抑えるためにも、ストレージとサーバを合わせてラック1本に収めることが求められたのです。

「ETERNUS2000」は、最小2Uのスペースに12台のディスクドライブを格納可能。データの容量の増加に合わせて、ディスクドライブを最大72台まで拡張することができます。しかも、業務を停止することなく、容易に増設作業ができること から、発行枚数が伸び続けるPASMOのデータの格納・蓄積には最適であると考えられました。

効果:ポイントシステムの新サービスをETERNUSの安定稼働でサポート。

2007年12月には「PASMO」の電子マネー利用と「TOP&」の連携を進めた「PASMO電子マネーTOKYUポイント」サービス、そして2008年4月には、PASMOによる交通利用とクレジットカードでの買物利用を組み合わせることでTOKYUポイントが貯まる「乗って買ってTOKYUポイント」サービスが開始され、リテイル利用がさらに促進。「ETERNUS2000」は、システムの安定した稼働を支えています。

高い信頼性を低コストで実現し、リテイルを強化する基盤づくりに貢献。

「きわめて信頼性の高いシステムです」東京急行電鉄(株)情報・コミュニケーション事業部 事業推進部課長の土屋智永氏は、稼働中のシステムについてこう評価します。同氏はまた、既存の「ETERENUS3000」と同等の高い信頼性を低コストで入手できたことが大きいと強調します。

TOKYUポイントカードを軸に、リテイル事業を強化する東京急行電鉄様は、ブランド力を着実に高めつつあります。その戦略の基盤づくりを担い、プラットフォームを構成している「ETERNUS2000」。徹底した信頼性と卓越した拡張性でお客様のニーズに応え、さまざまな業界で企業の成長を支えています。

製品詳細

掲載日:2008年11月26日